現場用図面

加工時の位置決めや、測定する箇所のみ記入されたものを現場用図面と呼んでいます。
現場に必要な情報として、部品の形状や向きなど、加工機への取り付けに関連する寸法のみが記入されているものです。
NC加工機で加工するのであれば、座標系の設定や加工精度、使用工具などは作成したNCプログラムで決まります。
最後に、測定する箇所の寸法公差がわかるよう記入します。

部品リスト

パーツリストを出して、CAD上のパーツで簡易モデル、部品メーカー等の発注リストを部品リストとして添付します。

材料・部品の手配

Aという金型設計が完了した後に材料を手配、その到着を待つ間にBの金型の設計をするという仕事の流れが可能です。
しかし、仕事がいつも一定とは限りません。何らかの事情で加工現場の稼働状況も変化するので準備は早めに行います。
モールドベース・ロケートリングなどは標準品とされ、注文から納入までの期間が短いですが、入れ子の材料は納入まで時間がかかります。設計・加工ともに時間がかかる入れ子部分ですので、早めに手配しておきます。入れ子のサイズは、詳細設計でも初期段階でわかりますし、ポンチ絵の状態でも決めることが可能です。