教材名 カスタムマクロ(1)(2)
教材名2
教材ID 123
教材作成者名 北村 寛; 木村 正雄
教材作成日 1993-12-08
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 機械系
業種名 精密機械器具製造業
職務名 切削加工
職務構成名 マシニングセンタ応用・NC工作機械技術の展開
区分名 教材
職業名 金属工作機械工
 カスタムマクロ(1)(2)指導案


訓練事前準備項目
1.テキスト
  ①カスタムマクロテキスト原稿により受講生+1名分(予備)印刷
   しておく。
  ②応用問題、実習加工用図面、加工用マクロプログラム例等の印刷
2.受講生名簿
3.アンケート
4.コース名と日程の用紙を実習場前入り口に貼る。
5.前日にセミナー室の清掃および用具の点検

【1日目】
 準備:①セミナー室の確認(空調の確認)
    ②マシニングセンタの立ち上げ準備(エアコンプレッサーON)
     ③テキスト、資料の確認
10:00 はじめに
・挨拶
・自己紹介
・諸注意
・テキスト等教材の確認
・コーススケジュールの説明
・受講生レベルの把握:NCのプログラム経験、使用機械および
           NC装置のメーカ名と機種名を聞いてみる。
10:15 カスタムマクロ概論
・カスタムマクロとは・・・
・カスタムマクロの有効性を説明する。
・カスタムマクロ機能の概略を説明する。
10:30 変数の使い方(テキストP2~P4)
10:50 P4の練習問題1をやらせる。
11:00 演算指令(テキストP5~P8)と練習問題2
・解説をしながらそれぞれの練習問題をやらせる。
11:30 休憩
11:50 練習問題の解答を実機で確認する。
・マシニングセンタの立ち上げ(電源投入・原点復帰)
   ・プログラムの入力方法とマクロ画面の確認方法の説明。
・受講生一人一人にやらせてみる。
12:30 誤差について説明する。
13:00 昼食
14:00 繰り返し機能について説明する。(テキストP11~P16)
①IF文(条件付き分岐命令)
②WHILE文
15:30 休憩
15:50 ③DO-END文
それぞれを解説し各命令における練習問題をやらせ実機で動作確認をする
16:20 応用問題1(等ピッチの穴あけ)(プリント資料)
・問題の説明をし、マクロプログラムを作成させる。
・解答例を示し、実機の描画機能を使用して動作確認を行う。
16:50 第一日のまとめと質疑応答
17:00 第一日終了

【2 日目】
10:00 第一日の内容を簡単に復習する。
10:10 応用問題2(楕円加工用マクロプログラムの作成)
・問題を説明し、マクロプログラムを作成させる。
・解答を受講生に板書させる。解答の解説をする。
・実機にプログラムを入力し、描画機能を利用して確認する。
10:50 変数の種類(テキストP17~P20)
①ローカル変数
②コモン変数
③システム変数
それぞれの変数について特長と使用法について解説する。
11:30 休憩
11:50 マクロの呼び出し方法(テキストP21~P27)
各呼び出し方法について解説をしていく。
①単純呼び出し(G65)
②引数について
③練習問題6(1)をやらせる。
13:00 昼食
14:00 ・練習問題6(1)の解答例を示す。
・(2)の問題を説明をし、マクロプログラムを作成させる。

・解答を受講生に板書させる。解答の解説をする。
・実機にプログラムを入力し、描画機能を利用して確認する。

マクロアラーム機能について説明する。(テキストP34)
・練習問題6(2)にアラーム機能を付加したプログラムの解説をする。
・実機にプログラムを入力し、プログラム内容をいろいろ変更して
 アラーム機能の動作確認をする。
15:30 休憩
15:50 練習問題7(ボルトホールサークル)
・問題の内容を説明し、受講生にプログラミングさせる。
・解答を受講生に板書させる。解答の解説をする。
・実機にプログラムを入力し、描画機能を利用して確認する。
16:45 練習問題8(練習問題7の応用)
・問題の内容を説明し、本日の宿題とする。
・第二日のまとめと質疑応答
17:00 第二日終了

【3 日目】
10:00 第二日の宿題(練習問題8)
・解答を受講生に板書させる。解答の解説をする。
・実機にプログラムを入力し、描画機能を利用して確認する。
10:30 自動心出し用マクロプログラムの作成(P30-1)
・問題の内容を説明し、受講生にやらせる。
・解答を受講生に板書させる。解答の解説をする。
・実機にプログラムを入力し、適当なワ-クをバイスに取り付け、
 心出しの実演をやってみせる。
・受講生の何人かにやらせてみる
11:30 休憩
11:50 モーダル呼び出し(テキストP31~P33)
・呼び出し方法の特長と注意点を説明する。
・例題等の理解を深めるために実機で動作確認をする。
13:00 昼食
14:00 練習問題9(穴あけ固定サイクルの作成)
練習問題10(メインプログラムの作成)
・問題の内容を説明し、受講生にやらせる。
・解答を受講生に板書させる。解答の解説をする。
・実機にプログラムを入力し、実際に機械を動かして確認する。
15:00 毎ブロック呼び出し(テキストP37~P38)
内容の解説と、実機での描画による確認。
15:30 休憩
15:50 G・M・Tコードによる呼び出し(テキストP39~P43)
・具体例を提示しながら内容を解説する。 
・簡易工具寿命管理プログラムについて解説する。
16:50 第三日のまとめと質疑応答
17:00 第三日終了

【4 日目】
10:00 マクロ文とNC文について解説する。(テキストP44)
10:15 マクロ文の実行(テキストP45~P47)
・内容の解説をする。
10:40 マクロプログラムのデバッグ(テキストP48~P49)
・パラメータについて解説した後、パラメータ変更等の操作について
 実機で説明する。
11:00 2軸加工・2.5軸加工について説明する。
11:30 休憩
11:50 半球形状加工のカスタムマクロ化(プリント資料)
・カッターパスの考え方
・マクロプログラミングとメインプログラムの作成
・プログラム入力と描画チェックによる動作確認
13:00 昼食
14:00 加工実習の準備
・ワークと工具の確認
・ワークのチャッキングと心だし(ワーク座標系の設定)
14:20 加工実習
・安全作業の実践
15:30 休憩
15:50 楕円深彫りポケットマクロ(プリント資料)
・課題の説明と楕円ポケット加工の考え方
・マクロプログラム例の解説
・加工実習
16:30 全体のまとめと質疑応答
16:45 アンケート、修了書の授与
17:00 終了

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