教材名 |
木造住宅の精密耐震診断と補強技術 |
教材名2 |
|
教材ID |
139 |
教材作成者名 |
横浜 茂之; 高瀬 洋; 平野 辰彦; 藤村 悦生; 吉野 恵樹; 渋谷 泉 |
教材作成日 |
1998-03-31 |
改訂情報 |
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ジャンル名 |
高度教材 |
分野名 |
居住系 |
業種名 |
木造建設工事業 |
職務名 |
構造設計、施工技術 |
職務構成名 |
最新建設生産技術、最新構造設計手法 |
区分名 |
教材 |
職業名 |
建築技術者 |
【記入者】
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【教材のねらい】
在来軸組構法の住宅は、昭和30年代から現在にいたるまで、簡単な壁量規定の
検討ののみで建てられている場合が多い。また、昭和56年に施工された新耐震設計法に
いたるまでの間に2度の法改正があったため、現在の耐震規準では建たない建物が数多く
存在している。さらに、現場施工の程度に大きなバラツキも認められる。
上記の理由により在来軸組構法の住宅の耐震性能には建物によって大きな差が
あるため、耐震診断の必要性が叫ばれ幾つかの診断方法が実務設計に応用されている。し
かし、耐震診断は、構造設計・施工状況判断ができることにくわえて、終局強度に関する
知識と経験があって初めて正確な判定ができるものであり、単に、やり方をマスターして
も能力開発セミナーの受講者に真の耐震性能診断手法を伝えることはできない。
本教材は、建築基準法の壁量規定の意味、精算外力の算定法、耐震診断手法に
加えて、多くの実験結果を提示して終局強度に関する情報を与え、かつ、正確な耐震診断
を行う上で避けることのできない耐震工学のポイントを多く提供し、本教材のみで木造住
宅の精密耐震診断と補強に関する能力開発セミナーが実施できることをねいらいとして作
成した。 |
【内容】
本教材は、テキスト・ビデオ教
材・診断プログラムから構成されている。
(1)テキスト
建築基準法の壁量規定の意味、精算外力の算定法、耐震診断手法と、多くの実験
結果を整理するとともに、耐震工学のポイントをまとめた。
1章 木造住宅に作用する地震力と風圧力の算定方法
2章 木造住宅の耐力壁の性能と接合部
3章 金物類の強度と変形
4章 耐力壁の配置方法
5章 木造住宅の耐震診断方法
6章 木造住宅の耐震補強方法
7章 接合金物の選定
8章 木造住宅の精密耐震診断プログラム
付録 地盤と木造建物被害の考え方
(2)ビデオ教材
実験設備の無い施設でも構造実験の状況がわかるようにビデオ教材を添付した。
ビデオ教材の内容は以下による。
1巻 ボルトのせん断実験
2巻 座金のめりこみ実験
3巻 くぎ接合部の強度実験
4巻 偏心による建物のねじれ
5巻 耐力壁の曲げせん断試験(大壁+構造用合板)
6巻 耐力壁の曲げせん断試験(木ずり+新接合金物)
7巻 耐力壁の曲げせん断試験(真壁+構造用合板+カスガイ)
(真壁+構造用合板+山形プレート)
(3)プログラム
診断結果と被災状況が比較できるように診断プログラムを添付した。診断プログ
ラムの内容は下記のとおりである。
1.木造住宅の精密耐震プログラム (防災協会の方法)
2.木造住宅の精密耐震プログラム (東京都の方法)
3.木造住宅の精密耐震プログラム (Is値による診断法) |
【作者名】
横浜茂之 所属:高度職業能
力開発促進センター
高瀬 洋 所属:北海道職業能力開発促進センター
平野辰彦 所属:高度職業能力開発促進センター
藤村悦生 所属:高度職業能力開発促進センター
吉野恵樹 所属:高度職業能力開発促進センター
渋谷 泉 所属:高度職業能力開発促進センター |
【教材作成年月日】
【セミナー時間数】
18時間
【体系図での位置】
業 種 名:木造建
築工事業、総合建設業等
職 務:構造設計、施工技術
職務構成名:最新建設生産技術、最新構造設計手法 |
【レベル表示】
【セミナー対象者】
【教材形態】
1.開発形態:指導員が開発
2.セミナーの実施形態:技能・技術習得型
3.教材の種類:自作教材、自作ビデオ、自作ソフト |
【開発ツール】
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