Windous95が世の中に出てからパソコンを取り巻く環境が急速に変化しました。
その使いやすさは、今まで、キーボードが苦手な人にとって格段に向上しました。そして、一般ユーザーだけでなく技術者も含めたあらゆる分野に広まり、計測技術分野のプログラミング方法にも変化をもたらしています。
計測制御用ソフトウェアーのひとつとしてLab VIEWがあります。その使いやすさ及び、対応計測器の豊富さにより、Lab
VIEWの採用メーカーも増えてきております。しかし、マニュアルがあるだけでその利用方法を示した参考図書はほとんどありません。
このソフトは計測制御分野での利用価値が高いわけですが、使用方法を学ぶためには、参考図書が少ないこともあり、かなりの時間を必要とします。
従って、無理に1コースで全てを学ぶことはしません。このコースにおいては、基本的な使い方をマスターした方を対象とします。そして、GPIBによる計測器のコントロールやそれらを組み合わせた応用プログラムを作成することを通してLab
VIEWの利用方法を学びます。
具体的には、GPIB Wite.vi とGPIB Read.viを使用した計測器のコントロール用ドライバの作成と、他のソフトで使用できるようなサブVIの作成方法を学習します。さらに、それらのサブVIを使用した応用として、ダイオードの静特性測定プログラムと、トランジスタ回路の周波数測定プログラムを作成します。
また、シリアル通信を使用して2台のパソコン間でのデータ通信と、シリアル通信による計測器のコントロールについても実習します。
|