教材名 型枠・支保工の構造計算
教材名2
教材ID 165
教材作成者名 堀田 多喜雄
教材作成日 1998-09-05
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 居住系
業種名 総合建設業
職務名 構造設計
職務構成名 各種構造計算の応用
区分名 教材
職業名 建築技術者
指導案

【使用教材一覧】

  1. 使用教科書
    1. 書籍名:イラストによる建築物の仮設計算

      出版社:井上書院

       

  2. 自作教材
    1. テキスト
    2. 例題
    3. 演習
    4. 図面集
    5. 構造計算書

【訓練事前準備項目】

*特になし

【訓練項目と訓練経過時間】

*訓練項目と訓練時間については次項目の指導展開法に具体的に示したので参照されたい。

【指導展開法】

*指導展開については上記自作教材の講義内容に従ってセミナーを進めて頂ければ十分対処できるものと考える。原則的には下記の手順に従っていただければ良いと考える。また、自作教材のテキストには教科書では不十分と思われる部分を補足説明しているので参考にして頂きたい。

  1. 各項目の概要説明(OHP等)
  2. 例題の説明(OHP、板書等)
  3. 質問の受付け
  4. 演習(受講生に演習問題を解いて頂く)
  5. 各項目のまとめ(OHP等)

*上記手順について各項目について時間配分も含めて具体的に示すと以下の 通りになる。

第1日目

9:30~10:30

概要

ここではこのセミナーで何を行うのかその目的も含めて説明する。

教科書・参考書

このセミナーで使用する教科書・参考書について説明する。

構造計算のすすめ

ここでは教科書の「構造計算の概要」にそって、荷重計算、応力・変形計算、 断面計算について詳しく説明する。

型枠の構成材

このセミナーの中で使用する材料の仕様について詳しく説明する。

10:30~10:45

休憩

10:45~12:00

基本本題

ここではこのセミナーの予備知識として、構造力学の中から静定梁の解き方について説明を加える。まず、先生の方で例題を解いた後、受講生に演習を解いて頂く。最後に演習の解答を板書する。

12:00~13:00

昼休み

13:00~14:30

壁型枠の構造計算

ここではまず、壁型枠にはどのような力が働いているか詳しく説明するとともに、計算手順についても詳しく説明する。次に例題を説明し、各項目についてテキストと例題のプリントとをリンクさせながら、具体的に板書して各項目(荷重計算・せき板・縦端太・横端太・フォームタイ)の結果を算出する。結果が出た後、質問を受けるとともに、なければ演習について説明を行い、受講生に演習を解いて頂く。

14:30~14:45

休憩

14:45~16:30

柱型枠の構造計算

ここではまず、柱型枠にはどのような力が働いているか詳しく説明するとともに、計算手順についても詳しく説明する。次に例題を説明し、各項目についてテキストと例題のプリントとをリンクさせながら、具体的に板書して各項目(荷重計算・せき板・縦端太・横端太・フォームタイ)の結果を算出する。結果が出た後、質問を受けるとともに、なければ演習について説明を行い、受講生に演習を解いて頂く。最後に演習の解答を板書する。

第2日目

9:30~10:30

床板型枠・支保工の構造計算

ここではまず、床板型枠さらにはそれを支える支保工にはどのような力が働いているか詳しく説明するとともに、計算手順についても詳しく説明する。次に例題を説明し、各項目についてテキストと例題のプリントとをリンクさせながら、具体的に板書して各項目(荷重計算・せき板・根太・大引・パイプサポート)の結果を算出する。結果が出た後、質問を受ける。

10:30~10:45

休憩

10:45~12:00

床板型枠・支保工の構造計算の続き

ここでは演習について説明を行い、受講生に演習を解いて頂く。最後に演習の解答を板書する。

12:00~13:00

昼休み

13:00~14:30

梁型枠・支保工の構造計算

ここではまず、梁型枠さらにはそれを支える支保工にはどのような力が働いているか詳しく説明するとともに、計算手順についても詳しく説明する。

次に例題を説明し、各項目についてテキストと例題のプリントとをリンクさせながら、具体的に板書して各項目(荷重計算・せき板・横端太・フォームタイ・根太・パイプサポート)の結果を算出する。結果が出た後、質問を受ける。

14:30~14:45

休憩

14:45~16:30

梁型枠・支保工の構造計算

ここでは演習について説明を行い、受講生に演習を解いて頂く。最後に演習の解答を板書する。

第3日目

9:30~10:30

施工図の作成

ここではまず、構造計算書を作成して頂く建物の図面の説明を行うととも施工図の見方について説明する。説明が終わったら各演習ごとに何を行うのかその説明と、解き方を指示した後、受講生に演習を行って頂く。演習中、先生は受講生の横について質問に備えておく。

10:30~10:45

休憩

10:45~12:00

構造計算書の作成1

ここではまず壁型枠と柱型枠の構造計算書の作成を行う。この作成内容は前日まで行った演習と同じであるが、作成中は先生は受講生の横について質問に備える。

12:00~13:00

昼休み

13:00~14:30

構造計算の作成2

ここでは床型枠・支保工ならびに梁型枠・支保工の構造計算書の作成を行う。作成中は先生は受講生の横について質問に備える。

14:30~14:45

休憩

14:45~16:30

まとめ

ここではこれまで行った計算方法についてのまとめをOHP等を使用して説明する。最後に総括質問を受け終了とする。

*補足

この教材では演習問題について具体的な数値を示していない。(演習1を除く)これはこの教材を使用する方の考え方で、その数値を決めて頂きたいからである。すなわち、単なる例題の反復練習であれば、例題の数値を少し小さくして解けば、全ての項目について合格さすことができ、その計算書手順については理解させることができる。逆に大きくして不合格にさせれば、合格にするにはどうしたらよいか考えることで、端太材の間隔等についてどの程度までなら安全であるか仮設計画も含めて理解させることができると思う。ここは教える方で判断して頂きたい。この教材では最後に自分で仮設計画をたてそれが安全であるか確かめさせる項目(構造計算書の作成)を付け加えたのでそれを活用して頂きたい。なお、演習問題では各項目の数値を示して いないの演習問題の解答は作成していません。しかし、例題の数値を変更するだけで簡単に解けますので解答は自分で作成して下さい。

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