さらに、市販テキストを用い、「顧客管理」システムの作成を通して、マルチテーブルを使ったリレーションの設定、クエリーの役割からマクロの組み上げまで、業務用アプリケーションを作成するときの注意事項や工夫する点などについて学習する。

1. 自作教材　　課題「売上管理」の作成　

Accessの基本的な操作や各種オブジェクトの役割や機能を理解している方を対象にしている。課題「売上管理」で１６の問題を通してAccessの機能を確認しながら、得意先別明細印刷や抽出を実現できる簡易アプリケーションを作成する。Accessの応用的機能を学習し、業務活用へのヒントを得る。内容は以下の通りである。

問題１　テーブルの作成　

問題２　リレーションシップの設定　

問題３　選択クエリーの作成　

問題３　選択クエリーの作成　

問題４　クエリーの作成（ソート）　

問題５　特定の日付期間のレコードを抽出するクエリー　

問題６　And抽出条件のクエリー　

問題７　パラメータクエリー　

問題８　集計・並び替えのあるクエリー　

問題９　原価率を表示するフォームの作成　

問題１０　編集等を考慮したフォームの作成　

問題１１　グループ化された様式のレポート作成

問題１２　マクロボタンの付いたフォーム作成　

問題１３　フォームを利用した検索の方法　

問題１４　コンボボックスにより特定のデータを取得できる方法　

問題１５　検索結果をフォームで確認するマクロ

問題１６　メインメニューの作成

2. 市販テキスト「しっかりわかるAccess97　システム構築編」　

このテキストは、Accessの基本操作等を理解している方を対象に、業務用データベースアプリケーション作成の「入門書」としての位置づけである。本コースでは、「マルチテーブルを使ったリレーションの設定、クエリーの役割からマクロまで、業務用アプリケーション作成のための入門という位置づけで顧客管理・販売管理システムの作成」を解説しているPart1のみを利用する。内容は以下の通りである。

Part1：シングルテーブルからマルチテーブルへ（顧客管理システムを作る）

• 顧客管理と住所録
• 住所録を改造しよう
• 処理の流れを設計する
• アプリケーションを組み上げよう

  (画面とメニューを設計し、マクロを具体化する)

Part2：表計算からデータベースへ（見積りシステムを作る）

Part3：スタンドアロンからネットワークへ（消耗管理システムを作る）である。

1. 指導員が開発（自作教材）　
   • 課題「売上管理」の作成

2. 市販テキストの利用（Part1のみ）
   • 「しっかりわかるAccess97　システム構築編」

     著者　長谷川裕行

     発行所　株式会社　毎日コミュニケーションズ

     〒102　東京都千代田区九段南1-5-13　共同ビル2号館

     Tel：03-3211-2568

   3. セミナーの実施形態：　技能・技術習得型

• 「よくわかるトレーニングテキスト　Access97１」　FOM出版
• 「よくわかるトレーニングテキスト　Access97２」　FOM出版
• 「オフィシャルサポートブック　Access95」　釜谷玲子　著　オーム社
• 「しっかりわかるAccess97　システム構築編」　長谷川裕行 毎日コミュニケーションズ
• 「例題（売上抽出）の作成」井上昭正（現ポリテクカレッジ神戸）自作教材