指導案
Z80アセンブリ言語基礎 指導案
イ.使用教材・資材一覧
パソコン(MS-DOS以上の環境を有するもの) 10台
RS-232cケーブル DOS/V用 10本
プリンタ 10台
Z80実習機材(エディタ、アセンブラソフトを含む) 10式
ロ.訓練事前準備項目
(1)機器等の設置・配線
(2)機器及びソフトの動作確認
(3)テキストの見直し
(4)テキストの印刷
ハ.訓練項目と訓練経過時間
能力開発セミナーカリキュラムによる。
ニ.指導展開法
次ページ以後に各段階における指導案の詳細と各訓練項目毎にユニットシートを作成して指導展開方法を詳述した。
指導案(第一日目)
1 訓練課題 Z80アセンブリ言語基礎
2 目標 Z80のハードウエアの基礎知識とソフトウエアの構築手順とを理解する事。
3 所要時間 6時間
4 訓練補助教材 エディター取り扱い説明書
アセンブラー取り扱い説明書
実習機材取り扱い説明書
内 容
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時間(分)
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要点と方法
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1 ハードウエアの基礎知識
2 ソフトウエアの基礎知識
3 実行・確認方法
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120
120
120
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(1)Z80の概念図
(2)素子周辺のハードウエア
(3)素子内部のハードウエア
エディター取り扱い説明書
アセンブラー取り扱い説明書
実習機材取り扱い説明書
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指導案(第二日目)
1 訓練課題 Z80アセンブリ言語基礎
2 目標 Z80アセンブリ言語を用いて基礎的なプログラムを記述できる事
3 所要時間 6時間
4 訓練補助教材 エディター取り扱い説明書
アセンブラー取り扱い説明書
実習機材取り扱い説明書
Z80コマンドサマリー
内 容
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時間(分)
|
要点と方法
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1 課題-1
2 課題-2
3 課題-3
4 課題-4
5 課題-5
6 課題-6
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60
60
60
60
60
60
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ユニットシート1
ユニットシート2
ユニットシート3
ユニットシート4
ユニットシート5
ユニットシート6
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指導案(第三日目)
1 訓練課題 Z80アセンブリ言語基礎
2 目標 中級程度のアセンブラプログラムを記述できる事。
3 所要時間 6時間
4 訓練補助教材 エディター取り扱い説明書
アセンブラー取り扱い説明書
実習機材取り扱い説明書
Z80コマンドサマリー
i8255解説書(自作教材)
内 容
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時間(分)
|
要点と方法
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1 課題-7
2 課題-8
3 課題-9
4 課題-10
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60
60
60
180
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ユニットシート7
ユニットシート8
ユニットシート9
ユニットシート10
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ユニットシート-1
ユニット |
整数の和の計算 |
訓練時間 1時間 |
分類番号 A-001 |
到達水準
|
1 レジスタの種類がわかること
2 レジスタの用途が理解できること
3 レジスタへの置数方法が理解できること
4 算術演算操作が理解できること
5 メモリへのデータ書き込み方法が理解できること
6 CPU停止処理の必要性について理解できること |
教科の細目 |
内 容 |
訓練時間(分) |
レジスタの種類
と用途
レジスタへの置数
算術演算
メモリへの書き込
CPU停止処理
課題-1
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A,B,C,D,E,F,HL,BC,DE,IX,IYと主要な用法
LD命令の説明
ADD命令の説明
LD(HL),A命令の解説
HALT命令の解説
訓練生への課題
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10
5
5
5
5
30
|
ユニットシート-2
ユニット |
整数の差の計算 |
訓練時間 1時間 |
分類番号 A-002 |
到達水準 |
1 レジスタの種類がわかること
2 レジスタの用途が理解できること
3 レジスタへの置数方法が理解できること
4 算術演算操作が理解できること
5 メモリへのデータ書き込み方法が理解できること
6 CPU停止処理の必要性について理解できること |
教科の細目 |
内 容 |
訓練時間(分) |
課題-2
|
訓練生への課題
(課題-1:整数の和の計算プログラム)をもとに自力でこの課題を解決できることを求める。
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60
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ユニットシート-3
ユニット |
LOOP-1 |
訓練時間 1時間 |
分類番号 A-003 |
到達水準
|
1 ゼロフラグによるループの構成方法をを理解できること
2 ジャンプ命令の種類と用途が理解できること
3 フラグの種類とその変化について理解できること
4 INC、DEC命令を理解できること
5 ラベルの概念と用法を理解できること
6 ループカウンタの設定手法について理解できること
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教科の細目
|
内 容
|
訓練時間(分)
|
ループの構成方法
算術演算とフラグ 変化の関係
算術演算
条件ジャンプ命令
ラベルの概念
ループカウンタ
課題-3
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①算術演算によりフラグが変化すること。
②フラグの状態によって飛び先が変化する条件ジャンプ命令を用いること。
Z80コマンドサマリーの見方。
INC DEC命令の説明
JP Z, JP NZ, 命令の説明
JR Z, JR NZ, 命令の説明
ラベルの解説
ループカウンタ設定時の注意事項
訓練生への課題
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10
3
2
5
5
5
30
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ユニットシート-4
ユニット
|
LOOP-2
|
訓練時間 1時間
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分類番号 A-004
|
到達水準
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1 キャリーフラグによるループの構成方法をを理解できること
2 ジャンプ命令の種類と用途が理解できること
3 フラグの種類とその変化について理解できること
4 INC、DEC命令を理解できること
5 ラベルの概念と用法を理解できること
6 ループカウンタの設定手法について理解できること
|
教科の細目
|
内 容
|
訓練時間(分)
|
ループの構成方法
課題-4
|
①算術演算によりフラグが変化すること。
②フラグの状態によって飛び先が変化する条件ジャンプ命令を用いること。
訓練生への課題
|
10
50
|
ユニットシート-5
ユニット |
LOOP-3 |
訓練時間 1時間 |
分類番号 A-005 |
到達水準
|
1 DJNZ命令によるループの構成方法を理解できること
2 Bレジスタとペアで用いることを理解できること
3 ループカウンタの設定手法について理解できること |
教科の細目 |
内 容 |
訓練時間(分) |
ループの構成方法
課題-5
|
①DJNZ命令の解説。
②Bレジスタが連動していることの解説。
訓練生への課題
|
10
50
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ユニットシート-6
ユニット |
整数の積の計算 |
訓練時間 1時間 |
分類番号 A-006 |
到達水準 |
1 整数の積の計算手法の原理を理解できること |
教科の細目 |
内 容 |
訓練時間(分) |
積の計算手法
課題-6
|
基本的に加算命令を繰り返すことで積を算出できることの解説。
訓練生への課題
|
10
50
|
ユニットシート-7
ユニット |
条件判断文 |
訓練時間 1時間 |
分類番号 A-007 |
到達水準 |
1 条件判断手法の原理を理解できること |
教科の細目 |
内 容 |
訓練時間(分) |
条件判断文の構成 方法
商の計算手法
課題-7
|
①算術演算によりフラグが変化すること。
②フラグの状態によって飛び先が変化する条件ジャンプ命令を用いること。
基本的に減算命令を繰り返すことで商を算出できることの解説。
訓練生への課題
|
5
5
50
|
ユニットシート-8
ユニット |
サブルーチン |
訓練時間 1時間 |
分類番号 A-008 |
到達水準 |
1 サブルーチンの構成方法を理解できること
2 SP(スタックポインター)の意味を理解できること
3 サブルーチンを内臓するプログラムの制御経過を理解できること |
教科の細目 |
内 容 |
訓練時間(分) |
サブルーチン文の構成方法
サブプログラム
課題-8
|
①SPを設定すること。
②サブルーチンコールの制御の流れと経過の解説
サブプログラムの最後にRET文を置く意味の解説
訓練生への課題
|
5
5
50
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ユニットシート-9
ユニット
|
PUSH、POP
|
訓練時間 1時間
|
分類番号 A-009
|
到達水準
|
1 PUSH、POPの動作と用途を理解できること
2 SP(スタックポインター)の意味を理解できること
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教科の細目
|
内 容
|
訓練時間(分)
|
PUSH命令
POP命令
課題-9
|
SPにレジスタの内容を一時記憶(待避)する事の解説。
SPからデータを読み出すことの解説
訓練生への課題
|
5
5
50
|
ユニットシート-10
ユニット
|
PORTアクセス
|
訓練時間 3時間
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分類番号 A-0010
|
到達水準
|
1 IN、OUT命令を理解し周辺機器をアクセスできる基礎的知識を獲得すること。
2 Z80アセンブラプログラミングに関して自信を持てるようになること。
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教科の細目
|
内 容
|
訓練時間(分)
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