第1章(1時間)
計測用インターフェースの概要について説明する。
受講生はGP-IBインターフェースに関する基礎知識を持っていると思われるので、ここではインターフェースについてのまとめとして、簡単な説明で十分である。
・計測機器の現状(5分)
・パソコン上のOSの現状(10分)
・これからの自動計測の方法(15分)
・計測用インターフェースの種類(15分)
・計測分野で標準としてのGP-IBインターフェース(15分)
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第2章(2時間)
計測用システムの開発環境について説明する。
受講生の多くはマルチタスク系のOSの利用者であるが、その内部構造を十分に理解している場合は少ないと思われるため、OSの役割についてシングルタスク系OSとの違いをはっきりさせる。ただし、あまり細かい内容に入ると主題から外れる恐れもあるため、テキストの範囲の説明で十分と思われる。
・マルチタスク系OSにおけるソフトウェアの位置づけ(30分)
・マルチタスク系OSにおけるデバイスドライバの役割(20分)
・マルチタスク系OS上のプログラム開発環境(1時間)
・計測用システム開発ツールの紹介(10分)
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第3章(9時間)
計測・制御用プログラムの開発法について説明する。
受講生の多くはMS-DOS上でGP-IBインターフェースの制御を経験しているものと思われるが、ここではGP-IBインターフェースのプログラミングを確認する意味で、MS-DOS上で制御用のプログラムを作成する。ただし、MS-DOS環境を準備できない場合は省略する。
つぎに、本セミナーでプログラム開発の手段として用いるVisual Basicの基礎を説明する。
基礎的なプログラミングの方法に関してテキストに例題とともに示してあるので、各例題のプログラムを実際に作成する。テキストの最後に例題の例題のサンプルプログラムを示してある。
最後にVisual BasicからGP-IBインターフェースを制御するために必要な事項を説明する。説明する内容はテキストの内容で十分と思われる。
・MS-DOS上の計測・制御プログラムの作成と実測(2時間)
・Visual Basicの基礎(6時間)
・GP-IBインターフェースプログラミングの開発手法(1時間)
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第4章(12時間)
測定システムの開発を行う。
テキストではシステムを構成するための各構成要素に関して順に開発していく。したがってテキストに従って開発を進めれば、システムが構築できるようになっている。
もし、計測機器等のメーカや形式が異なる場合でも、それらの説明書を参考にすれば大きな変更は必要がないと思われる。
プログラムの開発は、画面のデザインに時間を取られすぎないように注意し、インターフェースボードを制御する本質部分を中心に説明をする。
・マルチメータの制御・計測プログラムの開発(5時間)
・定電流源の制御プログラムの開発(3時間)
・静特性測定システムの開発(1時間30分)
・計測実習(1時間)
・表計算ソフトを利用したデータ処理(1時間)
・まとめ(30分)
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