教材名 | VBAプログラミング初級(Excel編) |
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教材名2 |
教材ID | 49 |
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教材作成者名 | 土江 博 |
教材作成日 | 1997-03-24 |
改訂情報 | |
ジャンル名 | 高度教材 |
分野名 | 情報・通信系 |
業種名 | 一般業務 |
職務名 | コンピュータ利用技術 |
職務構成名 | 表計算ソフト活用 |
区分名 | 教材 |
職業名 | システムエンジニア |
レベル 3 |
訓練分野 | 情報・通信系 | VBAプログラミング 初級(Excel編) | 訓練目標 | 本セミナーでは、Excelに搭載されているVBAを使用して、Windows上での本格的なアプリケーションを構築するための基礎事項を実習を通して、習得することを目的とする。 前半で、Excelのマクロ機能とVBAの基本的な事項を説明し、後半では実用的なテクニックを取り上げ、身近な仕事を具体的にマクロ機能を使って解決していくための、問題の整理の仕方、どのような手順で行っていくのがよいのか、という部分に重点をおいて進める。 |
教科の細目 | 指 導 の ポ イ ン ト | |
1.開発環境 |
(1)アプリケーション開発環境 ・アプリケーション開発のツールとしてExcelを見た場合、どういう利点があるか説明する。 ・その他のツール(テンプレート、アドインソフト)について説明する |
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(1)操作を記録する ・マクロ機能の中で、最も簡単に使える記録マクロの手順について説明する。 ・演習課題1「罫線枠マクロ」をショートカットキーを指定し、個人用マクロブックに記録する。 ・マクロの記録先について説明する。 (2)記録したマクロを実行する ・ショートカットキー以外のいくつかの実行方法につい て説明し、実行してみる。 (3)記録したマクロの編集 ・記録したマクロが実際にはどのようにモジュールシートに記録されているか確認し、修正するときの基本的な操作方法について説明し、実行してみる。 ・一度記録したマクロにさらに追加する形で記録する手順について説明し、実行してみる。 |
2H |
3.VBAの基本 |
(1)VBAの基本 ・第2章で作成した記録マクロの内容について、その行にどのような意味があるのかを解説する。 ・VBAプログラムの基本構造(コメント、組込ステートメントと関数、SubプロシージャとFunctionプロシージャ)について説明する。 ・オブジェクト、メソッド、プロパティについて説明しその中でオンラインヘルプの見方について説明する。 (2)VBAプログラミングの実際 ・最初からコードを全て入力するVBAプログラミングの手順について説明する。 ・演習課題2-1「ローン計算マクロ」を作成し実行す る。また、コマンドボタンに登録して実行してみる。 ・上記で作成したプロシージャの内容について解説する(InputBox関数、Rangeメソッド) (3)VBAプログラミングのポイント ・VBAプログラミングの手順を整理し、そのポイントについて解説する。 |
2H 演習課題 2ー1 |
4. データ入力 と画面制御 |
(1)データ入力の基本 ・演習課題2ー1を改良し、入力データをクリアーする処理、再計算する処理を追加する。 ClearContentsメソッド、Calculateメソッド) ・データ入力のいろいろな方法について説明する。 BR> ・データ入力と対になる機能として、メッセージを画面に表示する方法について説明する。(MsgBox関数) (2)独自のダイアログボックスを使う ・ダイアログシートとダイアログボックスを構成するコントロールについて説明する。 ・複数のデータを同時に入力できる独自のダイアログボックスの作成手順について説明する。 ・演習課題2ー2を改良し、複数のデータを入力できるダイアログボックスを作成し、VBAから使用する方法を習得する。 (DialogSheetsオブジェクト、Showメソッド、EditBoxesメソッド、Textプロパティ) ・演習課題3「リストボックス、オプションボタンの操作例」でこれらのコントロールを配置したダイアログボックスを作成し、VBAから使用する方法を習得する。 (3)入力データのチェック ・演習課題2ー2を改良し、入力データをチェックする機能を付加する。(InputBoxメソッド) ・演習課題2ー3を改良し、複数の入力データをチェックする機能を付加する。 |
2H 演習課題 2-2 演習問題3 演習課題 2-4 演習問題 2-5 |
5. メニューと実行 の制御 |
(1)メニュー使う ・Excelのメニューバーに独自のメニューを作る手順を説明し、実行する。 ・ダイアログボックスでメニューを作る手順を説明し、 実行する。 (2)処理の流れをコントロールする ・ラベル、変数、継続行について説明する。 ・If、Select、Do…Loop、For…Nextステートメントについて説明する。 ・サブルーチンと関数について説明する。 ・マクロの自動実行について説明する。 (3)マクロのデバッグ ・エラーの種類別に、どの様な時に発生するのか、どう対応すればよいのかについて説明する。 ・デバッグウィンドウの使用方法について説明し、実行してみる。 |
2H |
6.データベース操作 |
(1)電話番号簿を作成する ・演習課題4「電話番号簿」を作成する手順を説明する 6.3 データを操作する ・ワークシート、メニュー、ダイアログボックスを作成する。(ユーザインタフェースの作成) (2)カードイメージでの操作 ・「入力」、「修正」、及び「一覧表表示」のプログラムを作成する。 (Constステートメント、Cellsメソッド) (3)データを操作する ・「データ抽出」、「データ並替」のプログラムを作成する。(AdvancedFilter、SortSpecialメソッド) |
2H 演習課題4 |
7.印刷処理 |
(1)住所録を印刷する ・演習課題5「住所録印刷」を作成する手順を説明する ・ワークシート、メニューを作成する。(ユーザインタフェースの作成) (2)初期設定とデータ入力 ・初期設定とデータの処理について説明し、そのコードを記述する。 ①初期設定(Auto_Openプロシージャ) ②データ入力(ShowDataFormメソッド) ③画面更新の抑制(ScreenUpdatingプロパティ) (3)指定様式に印刷する ・住所録印刷マクロの流れを説明し、そのコードを記述 する。 ①印刷の設定(PageSetupオブジェクト) ②全てのデータを印刷したかチェック(IsNumeric関数) ③オブジェクト変数とSetステートメントの使用方法 ④ワークシートの印刷(PrintOutメソッド) (4)宛名ラベルに印刷する ・演習課題5の応用として、演習問題6「宛名ラベル印刷」を作成する。 |
3H 演習課題5 演習問題6 |
8.集計処理 |
(1)クロス集計とピボットテーブル ・Excelには強力なデータ集計・分析機能として「ピボットテーブル」というツールが用意されている。ここでVBAをこのピボットテーブルを組み合わせたアプリケーションを作成する方法について説明する。 (2)集計表の処理 ・演習課題7「予算管理」を作成する手順を説明する。 ・ワークシート、メニューを用意する。 ・予算データ(入力用)を作成し、コードを記述する。 ・部署別集計表を作成し、コードを記述する。 ・部署別科目別集計表を作成し、コードを記述する。 (3)グラフ化 ・部署別集計表の一部を「リンク貼り付け」を使って、グラフのデータとなる表を作成する。 ・部署別円グラフを作成し、コードを記述する。 |
3H 演習問題7 |
9.システム開発 (まとめ) |
(1)システム開発の概要 ・システム開発の基本について説明する。 ・システム設計の手順について説明する。 ・システム開発をするときの留意点について説明する。 ・演習課題8「経費精算システム」の仕様について説明 する。 (2)ワークシートとマクロを設計する ・ワークシートを準備する。 ・マクロを設計する。 ・ダイアログボックスを設計する。 ・メニューを用意する。 (3)帳票を設計する ・経費精算データ用、明細表、集計表、マスター用の各帳票の設計をする。 ・帳票とダイアログボックスとを連結する。 (4)マクロの作成 ・マクロ作成の準備をする。 ・各マクロを記述する |
6H 演習課題8 |
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