教材名 グループウェアの構築と活用
教材名2
教材ID 5
教材作成者名 川守
教材作成日 1997-03-15
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 情報・通信系
業種名 情報サービス業
職務名 プログラム作成・開発、システムエンジニアリング、プロジェクトマネージメント
職務構成名 情報システム利用技術
区分名 教材
職業名 システムエンジニア
セッション1 グループウェアとは
訓練項目 時 間 指導の展開 教 材
    「私たちが普段オフィスで行っている仕事は次のようになるのではないでしょうか」
(1)情報を作り出す。
(2)情報を伝える。
(3)情報を蓄積して後で再利用する。

(1)はワープロソフトや表計算ソフト

(2)は電子メールソフト

(3)は定性的な否定形型情報の蓄積と共有

グループウェアは(1)~(3)をカバーします。

板書

(2) グループウェアの機能

100分

グループウェアの機能

(1)コミュニケーションの質の向上、情報の迅速な伝達。

(2)情報の共有、情報の有効な管理と保管。

(3)オフィス業務の自動化。

・電子メール・共有型の文書データベース

・グループスケジューリング

・ワークフロー管理

○以上テキストを使用して説明する。

「これらの機能を全部カバーする代表的なソフトがロータスノーツなのです。」

○テキストでノーツの機能と特徴を説明

板書

テキスト

P16~ 20

テキスト

P22 ~27

キーワード集

配布

(3) グループウェアの適用と体制づくり

25 分

CD-ROM 「ここでによるデモをご覧ください

「ノーツマスター」CD-ROM R4J CSK

ロータスノーツについて~フォームまで見せる。

所要時間分秒18 35

「グループウェアの概要とノーツの外観が理解いただけたでしょうか?明日からは具体的にノーツを使ってその機能を体験していただきます。今夜はなれないところで勉強でしたので大変疲れていると思います。お帰りは交通事故にくれぐれも注意してください。おつかれさま」

CD-ROM

ディスプレイ

セッション2 グループウェアの導入準備

(1) ノーツ導入のプロセス

30分

「グループウェアは導入すれば必ず成果があるわけではありません。導入に当たっては綿密な調査が必要です。また組織の中でうまく使われていく環境づくりが大切です。」

・調査・評価導入段階で検討すること。

・目的の見極め・導入方針の決定

(1)情報システム部門主導で全社的に導入

(2)特定部署がユーザー主導で導入し、全社に広げていく。

・予算の確保

・導入スケジュールの立案

・ノーツ管理チームの編成/開発体制の決定

・トップの理解を得る

テキスト

P34 ~42

板書

(2) ノーツの導入に必要なもの

20分

「ノーツ導入のためのハードウェアとソフトウェアを調べてみましょう。すでに社内にLAN が導入されていれば必要なのはソフトだけです」。

・クライアント用パソコン

クライアントのに注意!OS

・ネットワーク環境

・ノーツサーバ

・プラットフォームの選択

テキスト

P43~50

(3) ノーツのソフトウェア

10分

・サーバーライセンス

・クライアントライセンス

・プログラムとマニュアル

テキスト

P51~ 53

(4) ノーツの購入

15 分

「ノーツのソフトはノーツVARやハードウェアベンダーから購入することになります。」

ノーツ製品版R4J

基本導入パック

インストールキット

サーバシングルプロセッサ版

サーバマルチプロセッサ版

クライアント、デスクトップ、メール

参考図書

蚓otesR4J/P>

P298~299

(5) ノーツの基本操作

170分

(20')

(30')

(30')

(40')

(90')

「それでいよいよ実際にノーツを使ってみましょう」。

・ノーツの起動と終了講師用パソコンの画面を液晶ディスプレイでスクリーンに映し出してやってみせる。マウスのカーソルを用いて画面の各種アイコン等の機能を説明した後、各人に実際起動してもらう。

・データベースの基本操作

a. データベースの登録の方法ディスカションデータベースを開く!!

データベースアイコンを強調する

b.データベースの中身の表示

ビュー、ナビゲータペイン、ビューペイン

プリビューペインの説明と使い方を説明して実際に使ってみる

・ビュー操作ビューから文書への切り替えの方法を強調する。未読文書の表示と更新の説明をする。

・文書検索

a.キーワード検索

b.条件検索

c.文書印刷

d.ビュー印刷

・文書作成「ディスカション型データベースに新しい文書を登録してみましょう」。

「次はテキストファイルを読み込んでみましょう。」「うまくできたら今度はグラフィックを貼り込んでみます。」

恟KもかねてCD-ROMを見ましょう 。」文書データベース19:50

パソコン

液晶ディスプレイ

テキスト

P116 ~121

テキスト

P123 ~131

P132 139~

P140 ~155

課題1

課題2

課題3

CD-ROM

(6) 電子メール

250分

(35')

(150')

(20')

「電子メールはノーツのもっとも基本的な機能です。手軽に使えるように練習しましょう。」

「全体像を理解していただくためにCD-ROMのデモを見ていただきます。」

CD-ROM R4J ○「ノーツマスター」電子メール

所要時間33分35秒 長いので途中休憩

・メールデータベース

メールデータベースアイコンをクリック

・メールのビュー

メールビューの操作

・メールを読む

・メールの送信

「新規メモ作成」-「メモ」-「メモ」の作成

・宛先指定

アドレス帳の使用

複数指定

cc:,bcc:の指定

・メールの送信

お互いに相手を決めて送信してみる・メールの返事メールをもらった相手に返事を出す。

・ID管理とセキュリティの基礎知識

a.パスワード管理

b. IDユーザー管理

CD-ROMディスプレイ

テキスト

P157~ 175

課題4

課題5

課題6

テキスト

P176 ~179

セッション3 インストール

 

 

○注意

この項目はノーツのパッケージを購入したときシステム管理者となる人が行う作業です。従ってエンドユーザは知識として知っておけばよいでしょう。また指導上、通常使用するパソコンとは別のサーバとなる1台とクライアントとなるパソコンが1台以上必要となります。

受講生が全員この作業を行うことは困難と思われますので、受講生と相談の上、希望が少なければテキストで説明するか、講師が1台だけ実際にやってみせるようにすればよいと思います。

 
(1) サイトの計画を立てる 30分

・ドメイン名の決定「ノーツを管理する上で一番大きなまとまりの単位をドメインメイト言います。具体的には公開アドレス帳を共有する単位です。いま使用しているシステムのドメイン名はXXXといいます。一般には会社単位の名前にします」。

・ネットワーク名の決定

・サーバに名前を付ける

・登録するユーザーを決める

・システム管理者を確認する 

テキスト

P64 ~66

(2) サーバープログラムのインストール

100分

「事前準備ができたら実際にノーツをインストールします。手順は次の4段階になります。」

・サーバープログラムをインストールする。

・サーバーを登録する。

・ユーザーを登録する。

・ユーザーの環境を設定する。

「サーバーのがかかかOS OS/2 NetWare NTによって多少異なりますので注意します」。

テキスト

P68 ~73

板書

サーバーインストールガイド参照

(3) サーバーの設定 30分

.サーバー設定プログラムの起動

「LotusNotes Workstation をクリックする。」

「Lotus Notes Server」をクリックしてはいけない。

設定画面は全て英文なので注意すること。

・ドメイン名、サーバー名、システム管理者を登録する。

「ここで行ったことは次の事柄です。」

・認証者IDファイル (Cert.ID)の作成。

・システム管理者用のNotesIDファイル

(User.ID)の作成と認証

・サーバーID ファイル(Server.ID)の作成と認証

・公開アドレス帳の作成

・動作記録データベースの作成Notes

・システム管理者のメールデータベースの作成

テキスト

P74~80

(4) ユーザーの登録作業 40 分

Lotus Notes・プログラムの起動

・ユーザーを登録する

この作業はシステム管理者でないとできませ

ん。(途中パスワードを聞いてきます。)

「ここで行ったことは次の事柄です。」

・ユーザーの作成ID

・ユーザーの認証ID

・公開アドレス帳にユーザーの情報を登録

・ユーザーのメールデータベースの作成

テキスト

P81~88

(5) クライアントプログラムのインストール 80分

「クライアントプログラムのインストール方法は次の3種類があります。」

・から、ローカルドライブにCD-ROMインストールする。

・ネットワークサーバーにプログラムをコピーしておいて、そこからローカルドライブにインストールする。

・ネットワークサーバー上において共同利用

「このうち・の方法がもっとも一般的だと思

います。」

テキスト

P89~94

(6) クライアント環境の設定 50分

・ワークステーションの設定

ネットワーク接続(LAN経由 ) に設定

・最初から運用するデータベースを用意

ここではテンプレートを用いてディスカッション型データベース「サロン」を作成する。

・一般ユーザーのインストール

テキスト

P95 ~103

セッション4 活用と運用管理
(1) アプリケーション開発

180分

「これまでノーツの基本操作について学んできました。一般のユーザーはあとは既成のデータベースを使いこなせるようになればよいわけです。しかしここではさらに進んでデータベースを作ってみることにしましょう。ここではもっとも作り易く、用途もたくさんあるディスカッションデータベースを例にします。」

・テンプレートを利用する方法

・ゼロから作成する方法

「ここでは・の方法で実際にデータベースを作ってみましょう。」

・データベース作成の手順

・ローカルのディスク上でプロトタイプを作る。

・基本的な動作に支障がない程度に仕上がった段階でサーバーに移し、限られた人数でテスト運用を行い、細かいバグを洗い出す。

・ユーザーに公開して、利用してもらう。

実習1

「アイデア会議室」のデータベース作成

○作成見本の配布「今回は時間の都合で割愛させていただきますが、もちろんゼロから作成することも可能です。みなさんがノーツの使い方に十分慣れてきたら是非とも挑戦してみてください。利用法が大きく広がります。テキストP205からP287の部分を参考にしてください」。

テキスト

P187 ~188

テキスト

P189 ~196

課題7

(2) 効果的運用

120分

・スムーズな導入

・トレーニング、教育の手間を惜しまない

・敷居を低くして心理的な抵抗感をなくす

・日常利用する習慣を付けさせる

・情報を書き込む習慣を付けさせる

・トップの理解と支援を得る

・ユーザーとグループ管理

・新規ユーザーを登録する原則

・公開アドレス帳にグループを作成する

・権限を委譲する

・データーベース管理

誰が作るのか?

誰がメンテナンスするか?

新しく作成したデータベースの通知

・サーバー管理

・サーバー管理者の役割

a.サーバーのバックアップ

b.古いデータの削除

c.サーバーの動きの監視

d.ユーザーの動きの監視

・サーバーの構成を検討する

・複数のサーバー設置

・他のネットワークシステムとの接続

・インターネット接続

テキスト

P293 ~316

演 習

120分

「苦心して作ったデータベースのシステムは有効に使われていくと思いますが、いつまでも同一環境で使われるとは限りません。組織替えによるメンバーの変化等があるからです。」

演習課題

「組織替えによるメンバーチェンジ」

「これまでノーツの様々な機能を学んできましたが、実はノーツにはこのほかにもたくさんの機能があるのです。今回実施できなかった部分をCD-ROMで見ることにしましう。」

○CD-ROM これからのノーツ~ロータスノーツの世界 所要時間13:15

リモートアクセスとレプリカ

ワークフロー管理

イントラネットへの発展

「これらの機能を使いこなしたとき、みなさまのオフィス環境は大きく変わることになるでしょう。今後のみなさまのご活躍を期待しております。最後になりましたが長い間最後までおつきあい下されましたみなさまに心からお礼申し上げます。さらに今後とも当校の能開セミナーをご利用下されますようお願いいたします。」

○注意

・出来る限り実習に時間をかけること

・進度の速い人には別課題を用意して調整し、進度の遅い人に会わせること。

・適宜質問を受けるなどして、積極的に受講できる雰囲気を作ること。

・説明は長くならないように簡潔に行うと。

・休憩は区切りのよいところでとること。

・資料は一度に配布しないで必要なところで

配ること。

課題8

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