教材名 | フリーソフトCADの利用 |
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教材名2 |
教材ID | 55 |
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教材作成者名 | 黒木 猛; 迫田 竜太 |
教材作成日 | 1996-03-31 |
改訂情報 | |
ジャンル名 | 高度教材 |
分野名 | 機械系 |
業種名 | 機械設計業 |
職務名 | 機械設計 |
職務構成名 | 機械CAD |
区分名 | 教材 |
職業名 | 機械技術者 |
【使用教材、資材一覧】 ・自作テキスト ・パソコンシステム (MS-DOSで起動するPC98シリーズ+Windows95で起動する動作確認用の PC98およびDOS/V機) ・プリンタ、プロッタ ・JW_CADインストール用システムディスク ・図面データ登録及び部品データ用ディスク 【訓練事前準備項目】 ・パソコンのセットアップ ・配布FDを作成しておく DISK1: DISK2: 【指導展開法】 第1日目 1.JW_CADの制限事項 (9:00~10:00) (1)著作権について 2.システムの構築 (10:00~12:00) (1)OS概論 *PC-98蛇綾AOSにMS-Windows95を使用したときの注意点(デモ機で試してみる) ①マウス形状が■のようになり思ったところを指示できない場合がある。 WIN95のマウスドライバはDOSプロンプトでのマウスドライバを兼ねているがJW_CADとの相性が良くないためDOSモード有効な以前のMS-DOS付属あるいはフリーウェアのマウスドライバを組み直す必要がある。 ②プロッタコマンドによるページプリンタからの出力ができない。 DOSモード用のプリンタドライバを組み直す必要がある。 (解決例) ADDDRVコマンドによりマウス、プリントドライバを組み込む(A:\JWC\JWC.DRV) A:\JWC\JWC.DRVの作成例 *MOUSE.SYSについては以前のMS-DOSのドライバをHD上に置く。 *AMT98.LZHをA:\JWCに解凍しておく。なお、AMT.EXEはバッチファイルで指定しても良い。 上に示したようなA:\JWC\JWC.DRVを準備しておき、以下に記すJWC.BATを作成しショートカットをディスクトップに配置し、フルスクリーンにより起動する。 A:\JWC.BATの作成例 (3)起動オプションについて 3.基本機能 (13:00~16:00) (1)システムの起動と終了(P7) (2)既存図面の読込み(P8~P9) DISK2にある図面「サンプル-01」「サンプル-02」を使って読込みの操作を説明する。 (3)画面制御の制御(P10~P11) 「サンプル-01」を使って方法1、2の方法でこちらの指示した部品の拡大表示、基準 表示を繰り返し、慣れてもらう。 拡大表示、基準表示に慣れたらP11にある画面制御の練習をする。 (4)ヘルプ機能(P16) (5)レイヤー機能(P17~P18) (6)電卓機能と数値テーブル(P19) 第2日目 4.コマンド操作 (9:00~14:00) (1)属性情報の設定(P20) P12~P15にある設定を説明しながら行っていく。 (2)要素の作成(P21~P22) (3)要素の編集(P21~P22) (4)寸法(P22~P24 、P27) (5)読み取り可能な点 要素の作成、編集を行いながら説明し、なおP27でまとめて復習する。 (6)ファイルの入出力(P25) DISK2の空き領域にファイル名「REN1」として登録し、メモとして「練習課題1」 「ポリテクセンター○○」と入力してもらう。 ここではプリンターコマンドを使用して簡易的な印刷を行う。 印刷手順を説明して、太線(緑)、細線(白)で印刷する。 5.作図練習 (14:00~16:00) 第3日目(9:00~14:00) (1)機械図面作成(P28~P43) コマンドの解説を行いながら作業を進めていく。 図面名「TESIAGE」としDISK2に登録する。 (2)プロッタ出力 ペンプロッタから図面「TESIAGE」を出力する。 ページプリンタから図面「TESIAGE」をプロッタコマンドにより出力する。 プロッタコマンドから出力することにより、データがベクターデータとして扱われるためプリンタコマンド(ラスターデータ)と比べて、各段にきれいで迅速な出力が行われる。ただし、ペンの太さ等の設定を行うためにはそのプロッタ設定ファイルを変更を行わなくてはいけない。 LP-8000(300dpi)の場合 ファイル設定ファイル「ESC10HG.JWP」を変更すれば、共通部分として他の尺度あるいは書体のプロッタ設定ファイルに反映される。 例) に設定する場合以下の部分をエディタにより変更する。 なお、印刷してみて太さはdotで調整してみる。 6.部品データの活用(14:00~16:00) 第4日目(9:00~10:00) (1)部品の登録、読込(P44~P47) 一通り作業を行い、最後に図面枠だけを部品にファイル名「A4-WAKU」で登録してみる。 (2)パソコン通信からの部品データの利用 パソコン通信のフォーラムについて説明し、今回はDISK2に収録した機械部品集 「KIJIMA.LZH」を解凍して設定し使用してみることにより、パソコン通信により公開されたデータの利用法を説明する。 7.データ交換 (10:00~12:00) (1)DXFファイルの入出力(P48) DXFファイルについての説明を行い、とりあえず図面「TESIAGE」をDISK2にDXF出力し、JW_CADD再びDXF入力して読み込んでみる。 その際、元のデータとの入出力速度の比較をしてみる。(DXFはテキスト形式なのでコンパイル時間がかかる。) (2)他のCADとの実際のデータ交換 DXFは公の機関が設定しているわけではないので、ほとんどの場合多少なりとも不具合が生じることが多い。実際に作業をして確かめてみる。 AutoCAD→JW_CADの場合 寸法線が読み込めない。 3次元図面が読み込めない。 ペーパー空間を使った異尺度混合図面がJW_CADで同一尺度になる。 寸法図形を分解してからDXFに変換する。 AutoCAD上で平面に投影した2次元モデルに変換してからDXFに変換する。 JW_CADで読み込んでからグループ変更する。 JW_CAD→AutoCADの場合 AutoCADのバージョンが古いとレイヤ-に漢字が使ってあると読み込めない。 データ交換する相手とレイヤー名は半角英数字にすることに決める。 まだ、いくつかの問題点が出てくる可能性があるので、その問題点を十分把握して置く必要がある。 8.環境設定 (13:00~16:00) (1)環境設定ファイル(P49~P52) エディタを使用して実際に「SAMPLE.JWF」を変更してにてファイル名「KIKAI.JWF」で登録し、読み込んで試してみる。なお、そのできばえが良ければ、ファイル名「JW_CAD.JWF」に変更し起動時から自動読み込みさせる。 受講者に自分なりの環境ファイルを作成させてみる。 (2)プロッタ設定ファイル 事務所等に設置してある性能の良いページプリンタを使用するときはこちら側のパソコンでプロッタ設定ファイルの設定を行っておき印字データをプロットデータとしてFDに保存し、事務所にあるパソコンでMS-DOSのCOPYコマンドにより出力することができる。 (3)JW_CAD用フリーソフトウェアの利用 JW_CAD用に開発されてパソコン通信上で公開されたフリーソフトウェアやシェアソフトウェアについて説明し、フリーソフトウェアJW_CADを使用していく利点を説明する。 *なお、受講生の反応が悪いときは7.データ交換以降は作図練習に切り換えた法が良い場合もある。 【訓練項目と訓練経過時間】 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 |
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