教材名 |
順送り金型設計におけるCAD技術 |
教材名2 |
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教材ID |
57 |
教材作成者名 |
島田 公人 |
教材作成日 |
1997-12-01 |
改訂情報 |
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ジャンル名 |
高度教材 |
分野名 |
機械系 |
業種名 |
金型製造業 |
職務名 |
設計 |
職務構成名 |
金型設計 |
区分名 |
教材 |
職業名 |
専門的・技術的職業すべて |
【記入者】
【教材のねらい】
最近はあらゆる分野において、コンピュータによる情報化が一段と進展している。最近の多様な市場のニーズに即応するためには、情報化による生産システムの効率化は避けられない情勢である。プレス金型業界においても、今やCAD/CAMを中心とした情報システムが必須となっている。また製品の高精度化、納期の短縮、熟練技能者の不足などに対応するためにも、設計から製作のあらゆる分野において必要性が増してきている。
そこで本教材では、金型設計における基礎知識、CAD/CAMの構成、順送り型設計CAD利用技術について解説する。プレス金型の種類は多種多様であるが、現在最も多く用いられている順送り金型について、パソコンCADを用いた順送モデル型の設計法を取り上げた。
モデル金型としてクリップ製品の順送り金型を取り上げ、その設計手順・方法を各項目毎に具体的に解説し提示する。その後、具体例に基づきCADを用いて実際に設計することにより、基本的なCADを用いた設計技術を実践的に習得する。
モデル金型の構造は、順送り型として最も一般的な可動ストリッパータイプとした。穴あけ、みぞ抜き、外形抜きなどほとんどの順送り型に用いられる抜き工程を主とし、刻印、折り曲げを含むレイアウトとした。
短時間での金型設計セミナにおいては、充分な解説時間を取ることは困難であり、受講者の経歴も様々である。本教材では、基本的な設計手順を具体例に基づき、CADを用いて実践していく方式になっている。従って設計技術の詳細な解説部分は市販テキストを用いた。
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【内容】
本教材は、パーソナルコンピュータ上でリアルタイムOSを利用した制御プログラム(特にRTOSの機能)を学習することを目的としている。また、次のコースでは、2台の4階建てエレベータモデル(センサ6×2、モータ1×2)を平行制御するシステムを作成し、ROMの作成までを学習する。
1.順送りプレス金型設計に必要な知識
(1)順送りプレス金型設計のフローチャートと検討事項
(2)プレス機械と周辺機器の仕様
(3)製品の検討
(4)打抜き圧力の検討
(5)ストリップレイアウト
(6)パンチ・ダイの寸法
2.CAD/CAMシステムの構成
(1)CAD/CAMシステムの構成
(2)金型設計・製作とCAD/CAMシステム
3.CADによる順送り金型設計演習
(1)製品図
(2)ストリップレイアウト
(3)正面・側面組立断面図の作成
(4)上型・下型組立図
(5)部品図
・パンチ類
・ダイプレート
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【作者名】
【教材作成年月日】
【セミナー時間数】
【体系図での位置】
業種名:金型製造業
職 務:設計
職務構成名:金型設計
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【レベル表示】
【セミナー対象者】
【教材形態】
1.開発形態:指導員が開発
2.セミナーの実施形態:技能・技術習得型
3.教材の種類:
① 自作教材(テキスト)
② 市販図書(サブテキスト)
小物プレス金型設計 山口文雄著 日刊工業新聞社
4.補助教材:
OHP
金型カラー画像
5.教材開発ツール:一太郎Ver8、Turbo C++
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【参考文献】
1. 図解早わかりプレス順送型設計
山口文雄 日刊工業新聞社(1996)
2. 新プレス加工データブック
新プレス加工データブック編集委員会 日刊工業新聞社
3. 増補版プレス金型設計法
栗原昭八 工業調査会
4. 基本プレス金型実習テキスト
小渡邦明 日刊工業新聞社
5. 実用プレス型・加工技術データ集
井元技術士事務所 日刊工業サービスセンタ
6. 金型のCAD/CAM
吉田 弘美 日刊工業新聞社
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【特記事項】
●受講生の反応と対応
このセミナーにおいて注意しなければならないのは、受講者のレベル、経験の違いを事前に充分把握しておくことである。特に金型設計の経験のレベルやCADシステムの操作ができるかどうかにより大きく左右される。金型設計の経験の豊富な者にとっては、設計内容のレベルが物足りなく、またCADの経験が無い者は、CADの基本操作に終わってしまう恐れがある。
この教材は、モデル型の一連の設計手順を2次元汎用CADを用いて、経験的に習得する内容になっており、広範囲な設計知識の説明は日程的に無理がある。しかし受講者のレベルが一定であることは少なく、臨機応変な対応が必要である。
テキストの内容は、設計要点のみに重点をおいたものになっているので、補助テキストとして市販テキストを用いている。しかし時間的に充分な解説は無理があるので、要点のみの解説に留めた方がよい。
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