教材名 | UNIXシェルプログラミング |
---|---|
教材名2 |
教材ID | 6 |
---|---|
教材作成者名 | 菊池 真 |
教材作成日 | 1995-01-10 |
改訂情報 | |
ジャンル名 | 高度教材 |
分野名 | 情報・通信系 |
業種名 | 情報サービス業 |
職務名 | プログラム作成・開発、システムエンジニアリング |
職務構成名 | OSの構造とプログラミング技術 |
区分名 | 教材 |
職業名 | システムエンジニア |
【セミナー名】 UNIXシェルプログラミング 【受講生アンケート】 添付資料参照 【講師所見】 実施しての感想 今までのセミナー開始前の事前アンケートの結果を見ると、UNIXシステムを既に利用されて いる人の半分以上は「Cシェル」を日頃使用しているようであるが、このセミナーではテキストの第1章で取り上げているが、「Kシェル」を使用している。そこで、まずこの「Kシェル」がどのようなシェルなのか、またどのような便利な機能が備わっているのか実際の操作を交えて受講者に理解してもらうことが大切である。説明し、使っていくうちに「非常に使いやすい」と言った感想や、「Kシェルを知る事が出来て良かった」といった感想が聞かれる。ただし、あくまでも「Kシェル」はプログラムを作成する時の構文なので、プログラムを作成する時に利用すれば良いだけで、コマンド入力などの際に使用しなければならない訳ではないので、強要はしないこと(実際に説明はしたのに、「Cシェル」を使用している人もいた)。 また、「実習時間をもっと多くしてほしかった」と言った感想も多く聞かれたので、実習時間の配分には十分留意する(短すぎない)こと。なお、説明する際にテキスト中のプログラムは予め作成し、各受講者のディレクトリに配布済みなので新規に入力する必要はないので、プログラムの流れ(各コマンドなど)を説明し、実行して動作を確認する程度である。説明に多くの時間をかけず、要点だけをコンパクトに解説し、実習を通して受講者には確認してもらう方が、プログラムを勉強する際には有効な手段である。したがって、時間があまれば、演習問題/追加演習問題の他にも適当な演習問題が必要であろう。なお、最終日の「総合演習課題」は演習時間があればあるだけ良い。今まで、2時間位演習時間をとったことがあるが、時間内に出来上がった 受講生はいなかった(ほかの言語を使用してのプログラム作成経験がある人でも、戸惑っていて出来なかった)。問題として難し過ぎる訳ではなく、ただ単に作成方法に慣れていないがために出来ない、UNIXのコマンドを知らない、といった人がほとんどであるので、時間をたっぷり与え、自分で考えさせて苦労させれば期間中の内容の確認にもなり、また果たして自分がどこが分からないでいたのか、確認させることができるので演習時間は多めの方が良い。 演習問題等でプログラムを作成する際に、エディタを利用するわけだか、使用するマシンに用意されている「独自のエディタ」の使用は避けた方が良い。受講者が実際に使用しているマシン環境が全く異なっているので、メーカ独自のエディタを使用させるとその操作方法を勉強しなければならず、負担がかかって、重要なプログラミング手法の理解がおざなりになってしまう。したがって、「viエディタ」の使用を推奨する。確かに、このエディタは使用し易い訳ではないが、標準で用意されているエディタなので、どのマシン環境でも利用できるという大きな利点がある。もし、使用方法が分からない受講者がいたら、最低限の機能(起動、入力、削除、保存、終了)を説明すればよい(機能をまとめた資料などがあれば配布した方が更に良い)。 基本的には、プログラムを作成する際には「Kシェルの構文」を利用するわけだが、実際にはU NIXの多くのコマンドを利用しなければならないので、受講者にはUNIXのコマンドも覚えておくように話しておく。なお、「フィルタコマンド(cut,grep,sort,trなど)については非常に良く利用するので、オンラインマニュアルなどで確認しておくように話す。もし、極端に知らない人が多ければ全体に向けて説明をする。最後に、このセミナーでは最低限の機能の説明しかしておらず、より実用的なプログラムを作成する際には、ユーザがオプションを自由に設定出来るコマンド「getopts」を利用するが、テキストには記述していない(実際にここまでの内容を期待している受講者が少ないのと、多くの内容を教えるよりも演習時間を多く取り、より効果的なセミナーを実施したいという理由から)ので、市販本のページを 示し、時間や興味があれば確認するように話しておく。 【指導案改善点】 今後の改良点 このテキストを使用しているセミナーは「UNIXシェルプログラミング」と言う名前である が、100%「Kシェル」についてしか説明していない。しかし、受講者の中には、BシェルやCシェルを利用したプログラミング手法について知りたいといった要望もあるはずである(Bシェルを利用したプログラミング手法については「UNIXオペレーション」というセミナー内で説明はしているが…)。 したがって、今後は今のテキストに関連説明としてそれぞれのシェルについての構文を記述した ほうが良いのかもしれない。しかし、あくまでもメインはKシェルなので、他のシェルについては添付資料として扱い、更に詳しい説明は逆に受講者の混乱を招いてしまうので不要であろう。 【募集状況および受講修了状況】
|
※上記以外の資料(「教材」と「実技関連説明書」など)は、 こちら(ユーザ名=ユーザIDとパスワードが必要です)。
ユーザ名とは会員登録時に発行されたユーザIDを指します。
ユーザ名とパスワードをお持ちでない方は教材作成支援情報メニュー一覧から会員登録を行って下さい。