教材名 組版システムTeX操作技術
教材名2
教材ID 68
教材作成者名 塚原 周信
教材作成日 1997-09-01
改訂情報 1993年7月 初版
ジャンル名 高度教材
分野名 情報・通信系
業種名 未記入 又は なし
職務名
職務構成名
区分名 教材
職業名 印刷作業員
 ■教材情報データシート

【教材名称】

とタグ付文章


【記入者】

塚原周信, 所属:京都職業能力開発短期大学校


【教材のねらい】

最近、日本経済の生き残り策としての国際化・自由化が叫ばれている。その際に重要性が増すのが文書管理である。文書は存在することだけは価値がない。その内容が、多くの人々に理解され、時間が経過しても、利用可能であることが、重要である。そのため記録としての文書では、その文書構造を明確にすることが大切である。タグ付文書では、文書中にタグを付加することで、文書構造を明示し、印刷/表示の便を計り、またデータベース化も可能にしようとするものである。

本教材では、最初に、現在日本でも比較的に普及しているタグ付文書形式である を対象にして、その概要と、使い方、ソフトの保守方法を学びながら、文書構造の概念を習得することを目指す。

さらに、本格的タグ付言語であり、CALS との関連において、重要性が再確認さ れた SGML や、その鬼子(おにこ)である HTML 、期待の嫡子 XML に ついても解説し、これからの文書管理について学ぶ第一歩とする。


【内容】

  1. タグ付文書の仲間たち
  2. の歴史
  3. 文書構造を指示するタグ
  4. 文書の構造とスタイル
  5. 簡単なマクロの作成
  6. の複雑なコマンド
  7. 相互参照・索引
  8. 各プログラム・ファイル・フォントの役割
  9. プログラムのインストールと保守*
  10. SGMLとCALS
  11. タグの設計とDTD *
  12. SGML の 子供たち --- HTML と XML


【作者名】

塚原周信, 所属:京都職業能力開発短期大学校


【教材作成年月日】

1993年7月 初版 (最終修正 1997年9月)


【セミナー時間数】

12時間


【体系図での位置】



【レベル表示】

専門II


【セミナー対象者】

企業・研究所等での開発・研究成果を発表しようとするもの.また製品のマニュアル等を作成しようとするもの. さらに、ISO9000やISO14000などに伴う社内文書の管理者. 印刷関係業務に従事する者


【教材形態】

  1. 開発形態 : 指導員が開発
  2. セミナーの実施形態 : 技能・技術習得型 + 創造開発型
  3. 教材の種類 : 自作教材、市販図書(参考文献1)、公開文書(参考文献10)


【参考文献】

  1. D. Knuth 著 斎藤信男 監修 : 「改訂新版 ブック--- コンピュータによる組版システム」アスキー出版局(1989年初 版 1992年第2版 ) (原著初版 1983年)
  2. Leslie Lamport 著 E. Cooke 他監訳 :「文書処理システム  」 アスキー出版局 (1990年) (原著初版 1986年)
  3. 奥村晴彦 監修 :「 入門」 技術評論社(1994年)

  4. 上記に関連した情報は、監修者のweb page  にある。
  5. 木下 是雄 著 :「理科系の作文技術」 中公新書(1981年)
  6. 鷺谷 好輝 著 インプレス編集部 編 :「日本語  定番 スタイル集 No.1 」 インプレス社(1992年) (フロッピーディ スク付き)
  7. 江口庄英 著 : 「Ghostscript Another Manual」ソフトバンク社、1997年9月 (タイトルは英文であるが、日本語の本である)
  8. 中野 賢 著 : 「日本語 ブック」 アスキー出版局(1996年)
  9. 藤田眞作 著 : 「 本づくりの八街」 アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン(1996年)
  10. 藤田眞作 著 : 「  マクロの八街」 アジソン・ウェスレイ・パブリッシャーズ・ジャパン(1995年)
  11. shima 他 著: 「DVIPRT User Guide 」 (1990年初版)( DVIPRT のドキュメント)
  12. 角川裕次 著 :「ベクトルフォントライブラリー VFlib 第二版利用者マニュアル」 (1994年) ( VFlib のマニュアル)
  13. 基礎講座 「JIS漢字コード --- 97年改正の概要と将来展望」 日経コンピュータ 1997.6.9 p161
  14. Liora Alschuler 著 :「ABCD ... SGML--- A user's guide to structured information」 International Thomson Computer Press, 1995年
  15. Eric van Herwijnen 著 SGML懇談会実用化WG 監訳:「実践SGML」 日本規格協会(1992年)
  16. トレンド 「HTML の限界を打ち破る新標準XML登場」 日経コンピュータ 1997.5.12 p80
  17. ニュースレポート 「HTMLの次を担うXML, データの再利用が可能になる」 日経エレクトロニクス 1997.6.2
  18. W3C Working Draft 07-Aug-97 「Extensible Markup Language(XML)」 WD-xml-970807

  19. http://www.textuality.com/sgml-erb/WD-xml-lang.html
 【補足】この文書を作成後の199712月以降日本のをめぐる状況は大きく変化した。それについては、「セミナー実施状況・結果報告」の最新情報の項を参照のこと。

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