■特徴と効果
ここでは講師・受講者・研修運営者の3者の立場からその特徴と効果を説明します。
(通常の集合教育の課題)
講師:
- 受講者のレベルがまちまちで、すべての受講者に満足のいく研修を行うことは難しい
- 日々進歩する新技術を習得し、タイムリーに研修を行うのは難しい
|
受講者:
-
講師の進行に合わせた受け身の学習となりがちなため、自分のペースで学習を進めることができない
-
受講者によっては、既に知っていることも研修の中で取り上げられることがあるため、研修で行う内容がすべて自分に必要なものとは限らない
-
周りの受講者に聞かれてしまうため、質問をしにくい場合がある
|
研修運営者:
-
講師の質によって研修内容が左右されてしまう
-
講師の育成にコストがかかる
-
全国に支店がある企業の場合は、全国でタイムリーに研修を行おうとしても、講師不足で、特に地方支店の研修が行いにくい
|
(マルチメディア学習法の特徴と効果)
講師:
-
受講者は自分のレベルに合わせて学習を行うので、講師はそれぞれの進捗を見ていれば良い
-
日々変わる新技術を習得しなくとも、CD−ROM等の教材で実際の学習がなされるため、容易に研修が運営できる
|
受講者:
-
自分が主体となって学習するので、自分のペースに合わせて学習を進行できる
-
既に知っていることは学習から省くことが出来るので、自分に必要な箇所だけ学習できる
-
講師にマンツーマンで質問すれば良いので、周りの受講者に気を使う必要がない
|
研修運営者:
-
実際の研修はCD−ROM等の教材で行うので、講師の質によって研修内容が左右されることは少ない
-
特別に講師を育成しなくても、研修しようとする内容をある程度マスターしているような人材であれば、容易に研修を行えるので、講師育成のコストはかからない
-
研修しようとする内容をある程度マスターしているような人材が、容易に講師を務められるので、全国の支店でタイムリーに研修を行うことができる
|
|