■概要
家庭や職場などの日常生活の中で、自分一人では解決できない問題を抱えて悩んでいる人のために、相談を受けて、助言や指導、援助を行うことです。相談する人をクライエント(来談者)、相談に乗る人をカウンセラーといいます。
カウンセリングの源流の一つは、20世紀初頭にアメリカで実施されていた職業指導運動にあるとされています。これは個人を対象として、どのような職業が向いているかを指導することを目的とする活動でした。当初は職業内容の分析に関心がおかれていたものが、やがて職業の内容よりも、相談にきた個人の適性や問題に重点が置かれるようになり、個人指導が中心となってきたものです。
カウンセリングは、教育訓練の技法としては、受講者の態度の変容や人間的な成長を促進する技法として、きわめて重要な技法といえます。
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