イメージ・トレーニング法は市販の録音テープなどによって自学自習することもできますが、経験豊かな指導員による適切な手ほどきを受けたほうが効果的でしょう。
@ | 楽な姿勢をとる。
背もたせのあるイスにゆったりと坐るやり方が普通ですが、座禅の姿勢をとったり、あるいは仰臥(仰向け)の姿勢をとることもある。 |
A | メガネやイヤリングや時計などを外し、ベルトをゆるめて、ゆったりとリラックスした姿勢がとれるようにする。 |
B | 目を閉じて、呼吸を整える。 |
C | 息を大きく吸って、ゆっくりと吐き出す。 |
D | Cのような深呼吸を5,6回くりかえしたのちに、普通の呼吸にもどる。 |
E | 「気持が落ち着いてきている」という自己暗示を与える。 |
F | 気持ちが落ち着き、体も心もリラックスしてきたところで、あるイメージを思い浮かべる。 |
G | 明るい肯定的なイメージを想起する。
たとえば、波の穏やかな海辺に暖かい陽光が射しているような情景を思い浮かべる。 |
H | その情景の中に自分がいて、体も心もリラックスしている自分の姿を想像する。 |
I | 未来の自分自身の望ましいイメージを思い描く。 |
J | 「職場での人間関係が良好になっている」、「自分の提案が上司や同僚に認められている」、「自分の立てた企画が実現して仕事がスムーズに進行している」などの明るいイメージを描く。 |
K | このようなイメージ・トレーニングを朝起きた直後と夜寝る直前に実施する。 |