教材名 光ファイバ通信技術
教材名2
教材ID 121
教材作成者名 西野 元一
教材作成日 1997-04-10
改訂情報 改訂3回目
ジャンル名 高度教材
分野名 情報・通信系
業種名 電気通信業
職務名 通信線路設備施工
職務構成名 光ファイバ通信技術、光ファイバ線路施工技術
区分名 教材
職業名 情報処理技術者
 指導案


イ.使用機材・資材一覧
自作テキスト
アクリル製自作光ファイバモデル
光ファイバケーブルカットモデル

ロ.訓練事前準備項目

・光ファイバカッターの刃の切れ具合の確認
・融着接続器の充電および放電電極の磨耗具合の確認と清掃


ハ.訓練項目と訓練経過時間

1.光ファイバ通信の概要・関連技術
2.光波伝搬の基礎(ファイバ模型によるデモンストレーション)
3.光ファイバの種類と特性
4.誘電体導波路と光ファイバ
5.光ファイバの構造
6.各種装置機器の動作原理および取扱に関する注意事項
7.石英ファイバおよびPOFの基本定数の測定
8.接続・伝送損失と測定技術
9.光物性
10.発光素子・受光素子の基本特性
11.O/E、E/O変換
12.アナログおよびデジタル方式光伝送
1h
2h
1h
1h
2h
2h
4h
6h
1h
6h
4h
6h
(備考)上記項目は一般的な実施順として並べている。しかし受講生の技術レベルや要求には相当な開きがあるため、開講前あるいは開講当初に充分な相談を行い、その上で取り組む項目や時間配分を決定する事も多い。
  (実施済セミナコース名、実施日時、時間数)
光ファイバ通信(1)
光ファイバ通信(2)
光ファイバ通信・(光伝送路)
光工学応用技術
光ファイバ通信(接続・測定技術)
光ファイバ通信(光伝送路)
94.8/3,4,5
94.8/24,25,26
96.6/7,14,21,28
96.8/21,22,23
97.5/67,8,9
97.7/5,7/6
18h
18h
24h
18h
24h
12h


ニ.指導展開法
 ファイバの種類や構造、光伝搬形態について、また発光素子・受光素子の特性、使い方を説明する。切断・接続実験を通じ接続損失や伝送損失の代表的測定法の特徴と評価基準について認識させる。さらに光素子と光ファイバとの結合における注意点や技術的諸問題を検証する。
 
  【重点課題】
・光ファイバ特有の扱いにくさを認識させる
・光ファイバの切断と端面処理の重要性を理解させる
・V溝接続や融着接続を体験させる
・半導体レーザや発光ダイオードの電気的、光学的特徴を理解させる
・各種フォトダイオードの特性を理解させる
・各種測定機器と原理と評価基準を理解してもらう
 
  【その他課題】
・専用カッター以外にも様々な方法で光ファイバのカッティングを体験させ
 端面状態の違いを観察させる
・様々な方法でカッティングした光ファイバ同士の接続を行って接続損失を
 測定させ、端面状態の重要性を理解させる。
・光ファイバアナライザ(OTDR)の取扱いと簡単な測定原理を理解させ、
 光源と光パワーメータの組合せによる手法に比べ、如何に簡便かつ
 優れた方法であるか認識させる。
 
  【受講生の反応】
・He-Neレーザとアクリル板による自作光ファイバモデルは光伝搬の様子 
(全反射)を直感的に理解できると好評である。

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