教材名 ABELによる回路設計手法
教材名2
教材ID 146
教材作成者名 中澤 直樹
教材作成日 1997-09-01
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 電気・電子系
業種名 コンピュータ制御機器製造業
職務名 電子回路設計
職務構成名 PLD・FPGA回路設計
区分名 教材
職業名 電気技術者
 ■教材情報データシート


【記入者】

中澤 直樹,所属:高度職業能力開発促進センター


【教材のねらい】

従来、ディジタル回路は74シリーズなどの汎用ICの組み合わせによって実現されていた。しかし、近年バッファなのど一部の用途を除いて、実装密度や高速性のメリットから、ほとんどの論理回路はプログラマブルデバイスやASICによて実現することが一般化しつつある。

一方で汎用ICの需要の減少から、今後小ロットでの汎用ICが入手困難になることも予想され、その意味からもプログラマブルデバイスを使用する必要が発生すると考えられる。

またプログラマブルデバイスやASICの設計の主流は、HDLによる言語設計への移行が進んでいる。

この教材は、プログラマブルデバイスの中でも最もベーシックなデバイスであるS-PLDを、プログラマブルデバイス向けのHDLとして最もベーシックかつ普及しているABEL-HDLを用いてプログラミングすることを通じて、プログラマブルデバイスによる回路設計の実際と、高級なHDLの記述が実際の回路でどの様に実現されるかのイメージを、短期間で習得することを目的としている。


【内容】

  1. PLDに関する基礎知識

    1-1 プログラマブルデバイスの種類と構造

    1-2 プログラマブルデバイスのメリット

  2. ABEL-HDLの概要とABELのオペレーション

    2-1 ABEL-HDLの概要

    2-2 ABELのオペレーション

  3. 例題による文法・回路構成の説明と演習

    3-1 ゲート回路

    3-2 アッダー

    3-3 データセレクタ

    3-4 アドレスデコーダ

    3-5 デコーダ内蔵のマイコン用入力ポート

    3-6 真理値表による7segデコーダ

    3-7 デコーダ内蔵のマイコン用出力ポート

    3-8 シフトレジスタ

    3-9 カウンタ

    3-10 22V10タイプのリセットとプリセット

    3-11 ステートダイヤグラムによる順序回路

    3-12 真理値表記述による順序回路

  4. 設計実習

    4-1 周波数カウンタ教材の最下位桁カウント部

    4-2 周波数カウンタ教材の2桁目カウント・表示部


【作者名】

中澤 直樹,所属:高度職業能力開発促進センター


【教材作成年月日】

平成9年9月1日


【セミナー時間数】

18時間


【体系図での位置】

業種名:コンピュータ制御機器製造業
職 務:電子回路設計
職務構成名:PLD・FPGA回路設計


【レベル表示】

先端


【セミナー対象者】

電子回路の設計・開発に従事する方


【教材形態】

1.開発形態:指導員が開発
2.セミナーの実施形態:技能・技術習得型
3.教材の種類:自作テキスト、市販(特注)実習教材
4.補助教材:S-PLDのデータブックのコピー
5.教材開発ツール:Word97、ABEL Ver6.5


【参考文献】

  1. 「ABELによるASICの設計技法」 CQ出版社
  2. 「回路の回り路」 CQ出版社
  3. 「Lattice Semiconductor Data Book 1996」Lattice社
  4. 「ALTERA Data Book 1996」 ALTERA社
  5. 「PLDの論理回路設計手法」 CQ出版社
  6. 「SYNARIO ABEL-HDL リファレンス」

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