教材名 Visual C++による機械制御
教材名2
教材ID 147
教材作成者名 青山 貴伸
教材作成日 1998-07-10
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 電気・電子系
業種名 製造業全般
職務名 コンピュータ制御
職務構成名 システム制御
区分名 教材
職業名 システムエンジニア
指導案

使用教材,資材一覧

品名 規格等 数量 単位 備考
フロッピーディスク 2HD 1 作成プログラムの持ち帰り用
フラットケーブル 40ピン用 1  
各種回路素子       テキスト参照
パラレルポートI/F ISAバス 1 KENTAC PCP
I/Oボード KENTAC992 1 KENTAC用

訓練事前準備項目

機器等の準備と動作チェック

サンプルプログラムの動作チェック

回路チェック

テキストの準備

訓練項目と訓練経過時間

能力開発セミナーカリキュラムおよび指導展開法参照のこと

指導展開法(概要)

教科の細目 時間 指導のポイント 備考
C++の基本的な文法


インヘリタンス


ポリモフィズム



SDKスタイル(C言語)



MFCスタイル(C++)



MFCイミテーションプログラム
SDIアプリケーション



ダイアログベースアプリケー
ション

インターフェース

タイマーイベント
タイマーイベントを用いた
パラレルポート出力プ
ログラム
タイマーイベントに依存し
ない制御プログラム
(H)
4H


1H


1H



1H



1H



1H
1H



1H


1H

1.5H
3.5H


6H
クラスの概念およびコンストラクタ・デストラクタの機能とその注意点(バーチャルキーワード)を十分に説明

継承の概念とその実装方法.MFCはこの概念を使用しているので,十分に説明のこと


ポリモフィズムの概念と実装方法.MFCはこの概念とインヘ
リタンスを基本的な概念として使用しているので,十分に説明のこと

Visual Studioの使い方.
イベントドリブンおよびユーザ定義のメッセージ応答関数の説明

SDIアプリケーション(ウィンドウのみを表示するサンプルプログラム)の説明
各API関数および基本的なMFC(基底クラス)の説明

MFCスタイルのプログラムとの関連を中心として説明
AppWizard使い方とプログラムの説明
Document-View構造を用いたプログラムの説明
リソース編集とその応答関数の作成

各種オブジェクトコントロールを用いたプログラムの説明と作成

KENTAC PCPの説明(i8255)

WM_TIMERとその応答関数の説明と作成
ステッピングモータ回路の作成と動作チェック
タイマーイベントでステッピングモータの駆動

タイマーイベントの問題点
駆動回路の説明と回路チェック
上記の回路をコントロールするダイアログベースアプリケーションの作成と動作チェック

説明と実習


説明と実習


説明と実習



説明と実習



説明と実習



説明と実習
説明と実習



説明と実習


説明

説明
説明と実習


説明と実習

指導展開法(詳細)

第1日目

経過時間
内容
9:30
出欠の確認

セミナー概要説明

セミナー日程予定

自己啓発情報シートの説明とアンケート提出のお願い

受講者レベルの聞き取り調査

特にプログラミング経験と回路関係の知識

受講目的

配付資料等の確認

10:00
C++の基本的な文法の説明

(受講者がC++プログラミング経験者ならば省略しても良い)

特にクラスの概念とプログラミングへの実装方法について簡単なプログラムの入力と実行結果の確認

(受講者の入力と実行までの時間を監視.S/Wに関する知識を確認する)

この時,開発環境の概要を説明する.

Visual Studioのみしかない場合はConsole Applicationで実行する

10:55
休憩(受講者の進捗状況を見ながら休憩をとる.この休憩で受講者の進捗状況の足並みをそろえること)
11:10
C++の基本的な文法の説明
12:00
休憩と昼食(午後の開始時間の確認)
13:00
コンストラクタとデストラクタの機能と役割について説明

簡単なプログラムの入力と実行

thisポインタについての説明

簡単なプログラムの入力と実行

14:00
インヘリタンスの説明と動作確認

多重継承も説明する

多重継承時のコンストラクタとデストラクタの動作の確認

デストラクタのバーチャル化に関する事項についても説明

14:55
休憩
15:10
ポリモフィズムの説明と動作確認

MFCを理解する上で非常に重要な機能なので十分に説明する

16:30
第1日目の修了(明日のセミナー開始時間の確認)

第2日目

経過時間
内容
9:30
出欠の確認
9:35
SDKスタイルのプログラミング(C言語)

C言語によるWindowsプログラムの雛型(SDIのアプリケーション)の実行

Visual Studioの使い方についても説明

10:25
休憩
10:35
SDKスタイルのプログラミング(C++)

SDIアプリケーションをC++で記述したプログラムの説明と実行

CFrameWnd,CWinAppクラスの説明

グローバルオブジェクトの説明

11:35
MFCイミテーションプログラムの説明と実行確認

グローバルオブジェクトの原理の説明を十分に行う

12:00
休憩と昼食
13:00
MFCイミテーションプログラムの説明と実行確認(続き)

イミテーションプログラムの実行

13:30
AppWizardを用いたSDIアプリケーションの開発

スケルトンのファイル構成の説明

Document-View構造の説明

サンプルとして正弦波を表示するプログラムの作成

14:25
休憩
14:40
AppWizardを用いたSDIアプリケーションの開発(続き)

上記のプログラムに余弦波と正弦波+余弦波の合成波を表示できるようにメニュー

(リソース)編集を行う(ClassWizardの操作法も併せて説明)

15:35
ダイアログベースアプリケーションの作成(各種コントロールオブジェクトのプ

ログラミング)

ダイアログの概要の説明

ボタンオブジェクト

スライダオブジェクト

16:30
第3日目の修了(明日のセミナー開始時間の確認)

第3日目

経過時間
内容
9:30
出欠の確認
9:35
インターフェースの説明

μPD71055の説明

コントロールワードの説明(KENTAC用コンソールを使用する関係上,値は提示する。

 

I/Oアドレス(PnPの関係からデバイスマネージャでI/Oアドレスの空きを確認すること!!)

I/Oアドレスへの入出力方法について説明

デバイスドライバの概要を説明

動作確認のための簡単なプログラムの実行

10:25
休憩
10:40
タイマーイベントの説明

Windows95はマルチタスクOSなので今までのDOS上のプログラムとは違うことを説明.

タイマーイベントについて詳細に説明すること.

また,タイマーイベントの発生間隔についても説明すること.

KENTAC用コンソールパネル上のLEDの点滅プログラムを作成する

12:00
休憩と昼食(午後の開始時間の確認)
13:00
ステッピングモータ回路の説明

ステッピングモータの原理

基本的な励磁シーケンス

簡単な駆動回路

ハンマートランジスタの説明

駆動回路とテストプログラムの作成

15:00
休憩
15:15
タイマーイベントを用いたステッピングモータ制御プログラムの作成

動作確認ができたら,他のアプリケーション(Word97の様な起動に時間がかかるようなアプリケーション)を起動する.この時のモータの状態を確認してもらう

(タイマーイベントの問題点になる)

16:30
第3日目の修了(明日のセミナー開始時間の確認)

第4日目

経過時間
内容
9:30
出欠の確認
9:35
タイマーイベントの問題点
10:00
タイマーイベントに依存しないシステム構成

D/Aコンバータ

D/Aコンバータの概要とピン配置の説明

ソフトウェア技術者が多い場合はブレッドボード・各種電子素子(抵抗のカラーコードの読み方など)の説明もした方がよい

D/Aコンバータの作成

必ずゼロ調整,ゲイン調整を行うこと

11:00
休憩(ある程度,受講生の足並みをそろえる)
11:15
D/Aコンバータのテストプログラムを作成

ダイアログベースのアプリケーションでも良い.

出力値はスライダコントロールで行う

12:00
休憩と昼食(午後の開始時間の確認)
13:00
V/Fコンバータ

V/Fコンバータの概要とピン配置の説明

V/Fコンバータ回路の作成とパルス波形の観測

D/Aコンバータ回路との接続

上記で作成したテストプログラムで回路の調整を行う

14:00
非反転増幅回路の作成

OPアンプの概要とピン配置の説明

非反転増幅回路の作成

14:30
休憩
14:45
ステッピングモータドライブ回路

PMM8713の概要とピン配置の説明

ステッピングモータドライブ回路の作成と動作チェック

回路全体の完成

15:30
ステッピングモータ制御用アプリケーションの作成

速度の可変が出来るかどうかのチェック

CW/CCW制御が出来るかどうかのチェック

この制御アプリケーション実行中に他のアプリケーションを起動し,モータが停止せず稼働していることを確認する

16:10
修了証書・自己啓発情報シート(様式3号及び様式7号)の提出と説明
16:30
セミナーの修了

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