教材名 PCによる位置決め技術
教材名2
教材ID 148
教材作成者名 木邑 泰彦
教材作成日 1998-06-30
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 電気・電子系
業種名 一般産業機械・装置製造業
職務名 自動化技術
職務構成名 制御技術の展開
区分名 教材
職業名 機械技術者
指導案
レベル 3
訓 練 分 野 電気電子系 訓練コース PCによる位置決め技術
目      標 PCを利用したサーボ技術,パルス出力ユニットを活用し位置決め技術を
学習する。また,2軸(X-Y軸)による補間動作についても学習を深め
る。
教科の細目 指 導 の ポ イ ン ト  備    考
1.概要







2.位置決めシステム









3.AD71のデータ設
  定手順
(1)位置決めの目的
(2)位置決め方法の種類
(3)2軸の運転動作
(4)位置決め方式
 位置決めの概要についてその目的に応じた種類な
 らびに2軸の補間機能の説明,ABS,INCの
 説明等その比較検討,利点等を特に説明する。

(1)ACサーボの概要
(2)制御項目
 一般的ボールネジ移動体にモーター接続を想定し
 その状態における各設定項目について説明する。
 特に後半のパラメータ設定に関係した項目につい
 ては詳しく説明する。
(3)動作ブロック図とシステム構成
 概念的なブロック図の説明ならびにパルス溜り量
の概念等についてグラフを用いて説明する。

スケルトン(p7)にて全体フローを説明する。
(1)パラメータの内容について説明する。特にMコ
 ードON/OFFタイミング(WITHモード,AFTERモ
 ード)について詳細に説明する。
(2)原点復帰データの設定について説明する。
 特に方法に3種類があり,使用するPLG零点信
 号による方法について詳細に説明する。
(3)位置決めデータの設定方法について説明する。
 データ自体はAD71TU機器において簡易入力
 する。
 AD71TU機器の操作方法については別紙にて
 説明する。位置決めパターン等は駆動内容に直接
 関係することなので詳細に説明する。
(4)AD71のバッファメモリは特殊機能ユニット
 の中心を成すものなのでその概念,構成を前段階
 で説明すること。バッファメモリ一覧表により各
 必要項目についてピックアップして説明する。
              (p13~p15)
OHP1活用




OHP2活用









OHP3活用






OHP4活用

指 導 案

〓2

レベル 3
訓 練 分 野 電気電子系 訓練コース PCによる位置決め技術
   
教科の細目 指 導 の ポ イ ン ト  備    考
4.シーケンスプログラム
 による位置決め
 運転





























5.AD71動作
 プログラムサン
 プル
一般的な運転システムを提示し概念を把握する。
(1)I/Oスロット装着について
 A1SD71ユニット使用時におけるch設定を
 理解する。(3ch使用する)
(2)A1SD71ユニットの各部の名称を提示する
 特にLED表示器の情報については動作に直接関
 係することより詳細に説明すること。
(3)ACサーボモータとの接続
 AD71本体+ACサーボドライバ+モーター
 の接続の説明をする。
 ・本体との接続は,フラットケーブル(40芯)を使
  用する。
 ・STOP,DOGの信号についてはリレー接点
  を使用する。(リレー駆動はリードセンサ信号
  変換とする。
 ・DC5v電源は別途用意する。
 ・手動パルサ発生器は設定しない。
(4)AD71入出力インターフェースについての説
 明。入力,出力を分けて正確に説明すること。
(5)ドライバユニットのCH-2のピン配列を提示
 する。実際はp19で説明の番号での接続とな
 る。
(6)CPUに対する入出力信号
 制御用信号授受として入力,出力16点が設定さ
 れている。各プログラム作成に関してそれぞれに
 応じて信号設定する。
     Xn0~XnF , Yn+10~Yn+F
(7)FROM,TO命令
 特殊機能ユニットとCPUとの情報授受を行うコ
 マンドである。前述のバッファメモリとの関係な
 らびに呼び込みタイミングの関係を検証する事

各動作に対するサンプルプログラムを提示する。
 ・エラーリセット,エラー表示,シーケンサ
  レディ
 ・X軸のJOG運転
OHP5活用


















OHP6活用
OHP7活用











OHP8活用
詳細説明

指 導 案

〓3

レベル 3
訓 練 分 野 電気電子系 訓練コース PCによる位置決め技術
   
教科の細目 指 導 の ポ イ ン ト  備    考
6.AD71TU
操作





7.実習装置概要














8.サンプルプロ
  グラム
・X軸の原点復帰
 ・位置決めデータの単独始動
 ・多点連続位置決め
 ・Mコードを利用した位置決め
           (補助機器の使用)
 ・途中速度変更を含んだ多点位置決め
 ・その他プログラム
   (読み出し表示,X-Y軸補間運転,
    停止機能)

プログラム,パラメータ,位置データ関係の入力,
変更関係をダイレクトに書込,読み出しを行う。
 機能・操作概要
  機能概要
  モニタモード
  テストモード

(1)使用機器
 A1SD71位置決めユニット
 A1SCPUユニット
 サーボモータ
 サーボモータドライバ
 X-Y軸ユニット   各概要説明

(2)課題様式
 位置決めデータのデータ記入用フォーマットを提
 示し,作成時に活用する。

(3)位置決め様式シート(X-Y)
 X-Y動作設定の際の補助シートである。
 アドレスの交点を中心に位置決める。

ユニット装着;8ch
ch使用 ;9ch,Ach
 において5.において紹介したプログラムを作
 成,プリントアウトしている。
実機でもって詳細説







フォーマット用紙別
紙配布














OHP9活用
詳細説明

指 導 案

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レベル 3
訓 練 分 野 電気電子系 訓練コース PCによる位置決め技術
   
教科の細目 指 導 の ポ イ ン ト  備    考
9.課題










10.まとめ
9.における課題の実施時のヒント集となる。

サンプルプログラムを参考に下記の課題を実行す
る。
 課題1;シーケンサレディ回路
 課題2;X軸,Y軸のJOG運転回路
 課題3;X軸,Y軸の原点復帰回路
 課題4;位置決めデータの単独始動
 課題5;多点連続位置決め
 課題6;Mコードによる補機の活用
 課題7;現在地読み出し表示
 課題8;X-Y軸補間運転

(1)応用演習を中心に作成したプログラムについて
班別で話し合いを持つ
(2)PCでのメンテナンス技術につき説明する。
特にトラブルメーッセージに関する事,取り替
え事項(バッテリー他)の説明
(3)各事業所における実際の機器に関する項目での
設計法等協議する。
(4)その他意見交換会
各自演習実施
指導,アドバイス









各班検討




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