教材名 パソコンによるLAN構築(WindowsNT編)
教材名2
教材ID 196
教材作成者名 吉岡 孝一
教材作成日 1998-08-20
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 情報・通信系
業種名 情報サービス業
職務名 ネットワークエンジニア
職務構成名 通信ネットワーク構築技術
区分名 教材
職業名 システムエンジニア
指導案

使用教材・資材

  • テキスト 増補改訂 WindowsNT4.0 ネットワーク構築ガイド

    ソフトバンク 山田 勝男著他

  • 補助教材 関連知識、実習(自作教材)
  • 3.5インチフロッピーディスク 1枚(NTServer修復ディスク用)
  • 液晶プロジェクター、スクリーン
  • 案内用掲示ポスター 本館ロビー 教室入口
  • ソフトウェア一式

    (WindowsNTworkstation、WindowsNTServer(サービスパック3含む)、Windows95、BIND for NT、PostOffice)

  • ハードウェア一式

    (サーバ用コンピュータ、クライアント用コンピュータ、外付HDD、LANカード3枚,HUB、LANケーブル)

訓練事前準備事項

  • 自己啓発支援プログラム資料の準備(説明資料、サービスシート)
  • 液晶プロジェクタでの投影確認(スクリーンの位置、焦点合わせ等)
  • パソコンを一人2台準備する。

(クライアントは、Windows95とWindowsNTworkstationをインストールしておく。)

  • サーバインストール用外付SCSIハードディスクを準備する。

(サーバは、BIOSにより内蔵HDDを使用できない設定にしておく。)

  • 受講者名簿の確認
  • フロッピーディスクが使用できることを確認(フォーマットしておく)
  • 座席表の提示(今回構築するネットワーク環境のサンプル等の入ったもの)

訓練項目と経過時間

第1日

訓練項目 時間 指導の展開 教材
導入 30分 受講料の徴収(開始10前から)
出席確認
講師紹介
授業の進め方
(3日間の日程、教室環境、トイレ・休憩場所)
9:10~12:00(3H)
13:00~16:30(4H)
・自己啓発支援プログラム協力のお願い
(アンケートおよび資料配布)
 
導入
基礎知識
120分 施設内のネットワークの構成
ネットワークを導入する利点
ネットワークの過去から現在までの流れ
LANに関する説明
  トポロジー
  伝送媒体
  NIC
パケット交換技術の説明
(この技術により1本の伝送媒体で複数の端末の同時通信が可能になっていることを理解してもらう。)
LANのデータ伝送方式
プロトコル
(今回実習で使用するプロトコルTCP/IPについては、重要な部分になるため時間をかけて説明を行う。また、OSI参照モデルに対応した説明
を行う。)
LANの形態
(クライアント/サーバ型を構築するのでその趣旨を受講生に伝える。)
LAN間接続機器
(最終日にルータを使ったLAN間接続を行う趣旨を説明する。)
板書

補助教材
(関連知識)
サーバインストールの準備 30分 使用する機器の仕様
サーバの構成
(利用者、HDDの割当、IP情報)
・NTドメインの説明
ネットワーク構成図の作成
(仮想で20~30台程度の構成を作ってもらいそのうちのサーバとクライアントを1台づつ構築してもらう。)
システムリソース一覧表の作成
(IRQ、DMA、IOポートアドレス)
板書
補助教材
(実習編)
メインテキスト
  P19~29
 P184~217
サーバの
インストール
100分 サーバのインストールを行ってもらう
(ファイル転送等の時間にサーバの種類の説明やブラウズマスタ機能などの解説を加える。)
  ライセンス形態
  コンピュータ名(NetBIOS名
  サーバの種類(プライマリドメインコントローラ)
  プロトコル(TCP/IP)
  ドメイン名、管理者アカウントの設定
(TCP/IPについては、ここで再確認を含めて再度説明をくわえる。)
板書
補助教材
(実習編)
メインテキスト
  P61~87
クライアントの設定 60分 Windows95をドメインに参加させる
WindowsNTWorkstationをドメインに参加させる
Windows95とWindowsNTWorkstationの違い
各種コマンドでの通信確認
(PING、NSLOOKUP等)
板書
補助教材
(実習編)
メインテキスト
  P94~138
質疑・応答 10分 1日のまとめ、質疑・応答
明日の予定
 

第2日

訓練項目 時間 指導の展開 教材
サーバの基本設定 150分 ユーザの登録
  ユーザの作成
  作成ユーザでのクライアントからのログオン
Windows95
WindowsNTWorkstation
  アカウントの原則
  ビルトイングループ
(ドメインユーザ作成の決まり、各種設定の説明を行う。)

グループの登録
  ローカルグループとグローバルグループの違い
  ローカルグループの作成
  グローバルグループの作成
(シングルドメインモデルではローカルとグローバルの説明がやりにくいため後のドメインの信頼関係の結び方のところで詳しく説明する趣旨を説明する。)

共有資源(ファイル・フォルダ)
  アクセス権の説明
  所有権の説明(NTFS)
  共有フォルダの作成
  (実習課題の利用)
  ホームディレクトリの設定
  (実習課題の利用)
(アクセス権についてはネットワーク上での資源共有の核になる部分のため説明をしっかり行う。)

プリンタの登録・共有
  プリンタのインストール
  サーバ上での共有の設定
  クライアント上での設定
  テストプリント
板書
補助教材
(実習編)

メインテキスト
 P140~145
各種サーバの構築 200分
(40)
DHCPサーバの構築
  DHCPのしくみを説明
  DHCPのインストールと設定
  クライアントでの設定
Windows95
WindowsNTWorkstation
板書
補助教材
(実習編)

メインテキスト
 P158~167
訓練項目 時間 指導の展開 教材
各種サーバの構築 (40)









(120)
  IPの静的割当
  IPの取得の確認
  DHCPで転送可能な情報
  DHCPの配置
(DHCPはリダンタンシーが取りにくいためネットワーク管理者が配置には配慮を行うことが必要性を説明する。)

WINSサーバの構築
  WINSのしくみを説明
  WINSのインストールと設定
  クライアントでの設定
Windows95
WindowsNTWorkstation
  WINSの分散配置
  WINSの関係
  静的マッピング

IISサーバの構築
  インターネット/イントラネット環境
  IISのインストール
  インターネットサービスマネージャ
   (1)WWWサーバ
   (2)FTPサーバ
  WWWの設定
   ホームページの作成
   クライアントの設定(ブラウザ)
   クライアントからのホームページアクセス
  FTPの設定
   ファイルダウンロード、アップロード
   FTPコマンドの解説
板書
補助教材
(実習編)

メインテキスト
 P172~182




板書
補助教材
(実習編)

メインテキスト
 P306~348

3日目

訓練項目 時間 指導の展開 教材
各種サーバの構築 (70) DNSサーバの構築
  名前解決について説明
  レコードの役割を説明
  DNSの構築
  DNSの動作確認
NSLOOKUPコマンド
ブラウザでのドメイン名利用(ゾーン、正引き、逆引きについてはしっかり説明を行い理解してもらう。)
板書
補助教材
(実習編)

メインテキスト
 P267~305
各種サーバの構築   (80) MAILサーバの構築
  電子メールのしくみ
  SMTPとPOP3
  Mailサーバの構築
  Mailサーバの設定
  Mailアカウントの登録
  メーリングリストの設定
Mailクライアントの設定
  電子メールの送受信  
板書
補助教材
(実習編)
サーバ管理作業   (100) 管理ツールの利用
  サーバマネージャの利用
  ディスクアドミニストレータの利用
  パフォーマンスモニタの利用
  イベントビューアの利用
  WindowsNT診断プログラムの利用
  ネットワークモニタの利用
  ログの整理方法

バックアップの方法
  バックアップの計画
(ここでは、DATドライブを用いてバックアップ作業を行う行程を講師サーバを見て確認してもらう。)

・UPSの設定
板書
補助教材
(実習編)

メインテキスト
 P372~492
LAN間通信    (70) LAN間通信技術
ルータの設定
  スタティックルーティングの設定
  ダイナミックルーティングの設定
  ルーティングの確認

NTドメインの信頼関係
  信頼関係の設定
  グローバルとローカルの違を確認
 
(ここでは、サーバにネットワークカードを2枚挿してもらい隣接するサーバと接続を行う)
板書
補助教材
(実習編)
まとめ 30分 質疑・応答
修了書の配布
自己啓発プログラムの配布
 

セミナー前環境への復元

  • 外付けHDDのフォーマット
  • 内蔵HDDを使用可能状態に戻す
  • コース名等の看板の撤去と清掃

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