教材名 ウェーヴレット解析1(理論編)
教材名2
教材ID 199
教材作成者名 小谷 博志
教材作成日 1998-11-16
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 情報・通信系
業種名 コンピュータ制御機器製造業
職務名 コンピュータシステム
職務構成名 コンピュータ情報処理
区分名 教材
職業名 システムエンジニア
 ■教材情報データシート


【記入者】

小谷 博志 所属:茨城職業能力開発短期大学校


【教材のねらい】

ここ数年、数学や信号解析などの分野でウェーヴレット解析が注目されているが、数学の理論として整然と構築されているあまり難解な理論として敬遠される傾向がある。 

しかし、信号解析において画像圧縮や異常性の検出など多くの優れたところをもつ。そこでこの理論が理解できるということを目標として、「ウェーヴレット解析1」のセミナーを開講した。

セミナーを開講するにあたってウェーヴレットで信号解析の研究を行っている人に最も使われている榊原 進著「ウェーヴレット ビギナーズガイド」をテキスト(教科書)とした。また、このテキストにあるウェーヴレットに関する内容(1章~9章)をセミナーで使えるように全体を5章に再構成した自前のテキスト「ウェーヴレット解析1(理論編)」を作成した。全体的に数式が多くなるので自前のテキストでは重要な式のみを示し、後はテキストの式番号で示した。図についてもテキストの番号で示した。このように自前のテキストはできるだけコンパクトにすることで、できるだけ短時間でウェーヴレット解析が理解できるように構成した。

なお、テキストの10章にある応用や様々な論文などにある「応用」については「ウェーヴレット 解析2(応用編)」にまとめる。


【内容】

先ずウェーブレットとはどの様なものかを示し、次に連続ウェーヴレット変換による時間周波数解析を示す。そして、時間情報と周波数情報を同時に取り出すことによる不確定性による限界を理解し、それを踏まえた離散ウェーヴレット変換の導入と、ウェーヴレットによる信号の分解・再構成の保証ための原理を理解する。それらを満足するウェーヴレットとして、HaarとDaubechiesを用いてウェーブレットの構成法や信号の分解を演習などを通して理解する。 また、応用上注目されている双直交ウェーブレットのBスプラインウェーブレットについても示す。 なお、演習は数式処理ソフト「Mathematica、ver2.23 or ver3.0」で解析する。
  1. 概要 
  2. 離散ウェーブレット変換 
  3. Haar基底による離散ウェーブレット変換 
  4. 直交ウェーブレット 
  5. カーディナルBスプライン 
  6.  


【作者名】

小谷 博志 所属:茨城職業能力開発短期大学校


【教材作成年月日】

平成10年11月16日


【セミナー時間数】

48時間


【体系図での位置】

業種名:コンピュータ制御機器製造
職 務:コンピュータシステム
職務構成名:コンピュータ情報処理


【レベル表示】

先端 


【セミナー対象者】

数式処理ソフトMathematicaを使ったことのある人。理工系の大卒程度の数学のわかる人。


【教材形態】

1.開発形態:指導員が開発
2.セミナーの実施形態:情報提供型
3.教材の種類:主教材書:市販図書、自作テキスト
内容は市販図書を中心に構成しているので受講者各自が購入
4.補助教材:
5.教材開発ツール::Mathematica ver2.23、Word97


【参考文献】

  1. メインテキスト: 
  2. 榊原進:「ウェーヴレット ビギナーズガイド」、東京電気大学出版局、¥4,120
    スティーブン・ウルフラム:「Mathematica」、星雲社
  3. その他の文献:
  4. 芦野隆一他:「ウェーブレット解析」、共立出版
    チャールズK・チュウイ:「ウェーブレット応用」、東京電気大学出版局


【引用文献】

榊原進:「ウェーブレット ビギナーズガイド」、東京電気大学出版局

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