教材名 PLC基礎,応用(三菱編)
教材名2
教材ID 200
教材作成者名 小沢 浩二; 永吉 秀一
教材作成日 1998-04-01
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 電気・電子系
業種名 電気設備工事業
職務名 設備設計
職務構成名 PC制御技術 PC制御技術応用
区分名 教材
職業名 建築技術者
指導案

講習前打ち合わせ項目

  1. コース内容と進め方

    1PLC概要・特徴についての説明

    2MELSEC-Aユニット構成

    3PLCの基本操作の説明

    4基本命令の紹介

    5基本命令を使った各種例題

    6ACPUの各種機能の使い方

  2. ソフトウェアの確認
  1. 必要資料(マニュアル等)の確認
  1. PLC及び周辺機器の動作確認

準備項目

  1. テキスト等

    1MELSEC-Aシーケンサ スクールテキスト(Aプログラミング基礎コース) 

    2資料

    • マニュアル類(人数分用意)
    • 実習課題プリント(人数分用意)

    3FD2枚 1枚はスクールテキストの例題プログラム集、もう1枚は受講生が作          

    成するプログラム用として準備

  2. 受講生名簿
  3. コース名と日程を表示した案内紙を実習場前入り口に貼る

[第1日]

準備:1パソコン、PLC等の環境を整える

2実習用FD

テキスト等

9:00 はじめに

  • 挨拶
  • 講師自己紹介
  • 出席者確認
  • 諸注意
  • テキスト等、教材の確認
  • コース内容:ホワイトボードを使って説明

    初日:PLC概要・特徴の説明とPLC基本操作

    各種基本命令実習

    2日:各種基本命令実習

    3日:実習課題

  • 受講者に関しては、使用しているPLCのメーカー及び取り扱い経験について聞いてみる
  • 自己啓発プログラムの説明及び用紙の手渡し

9:25 シーケンスの基礎(テキストp.1-1~1-18)

  • シーケンス制御とは

    シーケンス制御とはなにか

    シーケンス制御とフィードバック制御の相違点

  • シーケンス制御装置

    ビルトイン型と一体型の相違点

  • MELSEC-Aのユニット構成

    各ユニットの説明

    今回使用するPLCについての説明

    実習機についての説明

  • プログラムの処理順序

    スキャンタイムについて

    プログラミング言語:回路モード(リレーシンボリック語)とリストモード(ロジックシンボリック語)について

    入力処理方法:リフレッシュ方式とダイレクト方式について

    (付-2 参照)

  • 外部入出力信号と入出力番号

    入出力番号の割付け

    メーカによって違うので注意すること

  • 実習機のシステム構成と入出力番号

    今回使用する実習機の入出力番号の設定、入出力装置について

10:30 休憩

10:45 GPPAの操作方法(テキストp.2-1~2-57)

  • PLCのシステム構成 
  • PLC,PC(パーソナルコンピュータ)の電源のON・OFF

    装置、装置周辺の安全を必ず確認すること    

  • GPPAの立ち上げ手順
  • FD(フロッピーディスク)のフォーマット

    GPPAからDOS画面へ切り替えてフォーマットする

  • 回路の作成方法

    テキストの操作手順に従い行う

基本的には回路モード(リレーシンボリック語)でプログラムを作成してもらうがリストモード(ロジックシンボリック語)で作成したい人がいたら、リストモードでのやり方を教える

回路作成後は必ずSHIFT+F4で変換作業を行う

(これでEND命令が書き込まれる)

  • 回路の修正方法

    テキストの操作手順に従い行う

    回路作成後は必ずSHIFT+F4で変換作業を行う

12:00 昼食

13:00 GPPAの操作方法の続き(テキストp.2-1~2-57)

  • CPUへの書込み

    CPUのキースイッチがSTOP側にあるかどうか確認する

  • PLCのRUN方法
  • 回路のモニタ方法
  • FDへの新規保存方法

    システム名がディレクトリ、機械名がファイルに値する

    今回はAドライブ(FD)に保存する

  • FDからの読出し

    どこに保存にしたのか覚えておく

  • ちょっと便利な使い方(テストモード)

    デバイスの強制出力ON/OFF

    デバイスの強制出力SET/RESET

    デバイスの現在値変更

    エラーステップの読出し

    リモートSTOP/RUN

    I/Oの強制割付け

    デバイスの一括変換

    RUN中書込み

    プログラム編集

    画面にないデバイスのモニタ

この項目は実際に使用していくときに随時使うので後から見直せるようにしておく

14:35 休憩

14:50 シーケンサのデータとメモリ(テキストp.3-1~3-8)

  • メモリについて

    ROM・RAMなど種類について触れる

  • メモリカセットについて

    どういう種類があるのか、今回使う物はどれか簡単に触れる

  • デバイスの種類

    どういう種類があるのか簡単に触れる

  • パラメータ

    プログラム容量の変更をしてPLCへの書込みの時間差を確かめてみる

    (今回の実習はあまり大きなステップを使用しないので1Kステップに設定する。途中で足りなくなった場合は容量を増やすことができる。)

16:00
1日目のまとめ 

[第2日]

9:00 1日目の復習

9:20 シーケンス命令(テキストp.4-1~4-76)

  • シーケンス命令の種類

    基本命令にはどういう種類があるのか簡単に説明する

    基本命令について1つ1つ詳しく触れていく

基本的には回路モード(リレーシンボリック語)でプログラムを作成してもらうがリストモード(ロジックシンボリック語)で作成したい人がいたら、リストモードでのやり方を教える

9:30 2.LD LDI命令(テキストp.4-4)

  • 接点命令を使い、指定デバイスのON/OFFの状態を説明する
  • 指定デバイスが同じでもその使用個数に制限はないことを説明する
  • 回路例(ファイル名:B-1)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する
  • 使用可能なデバイスとステップ数を確認する

9:45 3.AND ANDI命令(テキストp.4-6~4-7)

  • AND(論理積、直列演算)の真理値表を説明する
  • ANDI(論理積否定、直列演算)の真理値表を説明する
  • 回路例(ファイル名:B-2)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する

10:00 4.OR ORI命令(テキストp.4-8~4-9)

  • OR(論理和、並列演算)の真理値表を説明する
  • ORI(論理和否定、並列演算)の真理値表を説明する
  • 回路例(ファイル名:B-3)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する

10:15 5.OUT命令(テキストp.4-10~4-14)

  • コイルと接点の関係について説明する
  • 二重コイルの使用は避けるように説明する
  • リンクリレー(データリンク用の内部リレー)について説明する
  • アナンシェータ(故障検出プログラム)について説明する
  • 回路例(ファイル名:B-4)を使って動作確認し、モニタ画面でも

確認する。また16点モニタ等を使用してM10、D9009の状態を確認する(X2をONするとCPU部のERRORが点滅する)

  • OUT M(一時記憶リレー)とOUT L(ラッチリレー)の違いを説明して、回路例(ファイル名:B-3)を使って動作確認し、情報が記憶されているか、消去されているか確認する。

10:30 休憩

10:45 6.END命令(テキストp.4-15)

  • プログラムの終了を表す命令で、画面上には表示されないことの説明(回路モード(リレーシンボリック語)ではEND命令を入力しなくでもよいが、リストモード(ロジックシンボリック語)では必ずEND命令を入力する)
  • 他のメーカの場合などはENDをいれないといけないものもある

11:00 7.NOP命令(テキストp.4-16~4-19)

  • 無処理命令の動作説明(回路モード(リレーシンボリック語)ではNOP命令を書き込むことはできない)
  • その用途について説明する
  • 回路例(p.4-16)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する

(適当に接点を入れ、その後接点を消去し、リストモード(ロジックシンボリック語)にしてNOPの存在を確認する)

  • 2から7までの用途としてモータの正転のプログラムを例に挙げて説明する
  • 回路例1(ファイル名:EX1)を説明して、動作確認をする
  • 時間の余った人は演習問題1(ファイル名:TEST1)を行ってもらう(これ以後、時間に余裕のあるときに演習問題を行ってもらう)

11:15 8.ANB ORB命令(テキストp.4-20~4-23)

  • リストモード(ロジックシンボリック語)での書込み方の説明
  • 回路例(ファイル名:B-6)リストモードで書き込み、回路モードで正しくプログラムが書かれているか確認する
  • 回路例2(ファイル名:EX2)を説明して、リストモードで書き込み、回路モードで正しくプログラムが書かれているか確認する
  • 時間の余った人は演習問題1(ファイル名:TEST2)を行ってもらう(これ以後、時間に余裕のあるときに演習問題を行ってもらう)

11:30 9.MPS MRD MPP命令(テキストp.4-24~4-27)

  • リストモード(ロジックシンボリック語)での書込み方の説明
  • 回路例(ファイル名:B-7、B-8)リストモードで書き込み、回路モードで正しくプログラムが書かれているか確認する
  • 回路例3(ファイル名:EX3)を説明して、リストモードで書き込み、回路モードで正しくプログラムが書かれているか確認する
  • 時間の余った人は演習問題1(ファイル名:TEST3)を行ってもらう(これ以後、時間に余裕のあるときに演習問題を行ってもらう)          

11:45 10.OUT T命令(テキストp.4-28)

  • タイマの使用方法について説明する

    (100msタイマ、10msタイマ、積算タイマについて)

    (初期値としてタイマ番号が決まっているので、それについても触れる)

  • オンディレイタイマ、オフディレイタイマについて説明する
  • 回路例(ファイル名:B-9)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する

12:00 昼食

13:00 11.OUT C命令(テキストp.4-29)

  • カウンタの使用方法について説明する

    (パルスの立ち上がりでカウントする点に注意する)

    (カウントアップ後は、RST命令を入れないとリセットされない。

  • 回路例(ファイル名:B-10)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する
  • カウンタ値をデータレジスタで間接指定できるので、そのやり方について触れる(p.4-29の下の回路例を使って動作確認しモニタ画面でも確認する
  • 回路例4(ファイル名:EX4)を説明して、動作確認をする

13:15 12.SET RST命令(テキストp.4-32~4-34)

  • SET,RST命令について説明する

    (タイマのカウントアップ後の接点の解除と現在地のクリアはRST命令を使用する)

  • 回路例(ファイル名:B-11)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する
  • 用途について説明する
  • 具体的な使用方法を説明して、回路例(ファイル名:B-12)を使って動作確認しモニタ画面でも確認する
  • 時間の余った人は演習問題1(ファイル名:TEST4)を行ってもらう(これ以後、時間に余裕のあるときに演習問題を行ってもらう)

13:30 13.PLS PLF命令(テキストp.4-36~4-41)

  • PLS,PLF命令について説明する
  • 回路例(ファイル名:B-13)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する
  • 用途について説明する
  • 回路例(ファイル名:B-14、B-15)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する
  • 回路例5(ファイル名:EX5)を説明して、動作確認をする
  • 時間の余った人は演習問題1(ファイル名:TEST5)を行ってもらう(これ以後、時間に余裕のあるときに演習問題を行ってもらう)

13:45 14.SFT SFTP命令(テキストp.4-42~4-45)

  • SFT SFTP命令について説明する
  • 回路例(ファイル名:B-16)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する
  • 具体的な回路例(ファイル名:B-17)を説明して、動作確認をする
  • 時間の余った人は演習問題1(ファイル名:TEST6)を行ってもらう(これ以後、時間に余裕のあるときに演習問題を行ってもらう)

14:00 15.MC MCR命令(テキストp.4-46~4-49)

  • MC MCR命令について説明する
  • 用途について説明する
  • 回路例(ファイル名:B-18)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する
  • 具体的な回路例(ファイル名:B-19)を説明して、動作確認をする
  • 回路例6(ファイル名:EX6)を説明して、動作確認をする
  • 時間の余った人は演習問題1(ファイル名:TEST7)を行ってもらう(これ以後、時間に余裕のあるときに演習問題を行ってもらう)

14:15 16.CJ SCJ命令(テキストp.4-50~4-53)

  • CJ SCJ命令について説明する
  • ポインタの入力方法について触れる(入力方法も教える)
  • 回路例(ファイル名:B-20)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する
  • 回路例7(ファイル名:EX7)を説明して、動作確認をする
  • 時間の余った人は演習問題1(ファイル名:TEST8)を行ってもらう(これ以後、時間に余裕のあるときに演習問題を行ってもらう)

14:35 休憩

14:50 17.CALL(P) RET命令(テキストp.4-54~4-57)

  • CALL(P) RET命令について説明する

    (ネスティングについても簡単に触れる)

  • 回路例(ファイル名:B-18)を使って動作確認し、モニタ画面でも確認する
  • 回路例8(ファイル名:EX8)を説明して、動作確認をする
  • 時間の余った人は演習問題1(ファイル名:TEST9)を行ってもらう(これ以後、時間に余裕のあるときに演習問題を行ってもらう)

15:05 18.FEND命令(テキストp.4-58~4-61)

  • FEND命令について説明する
  • 回路例9(ファイル名:EX9)を説明して、動作確認をする

15:20 付録1.入出力制御方式について(テキスト付-2~4)

  • リフレッシュ方式とダイレクト方式について
  • スキャンタイムの違いについて触れる

15:30 付録2.命令一覧(テキスト付-6~22)

  • 付-21命令一覧表の見方について説明する

15:40 付録3.特殊リレーM(テキスト付-24~26)

付録4.特殊レジスタD(テキスト付-27~32)

  • いままで使用したリレー・レジスタ、よく使うリレー・レジスタなどを説明する

15:50 付録5.エラーメッセージ一覧(テキスト付-6~22)

付録6.GPP機能一覧について(テキスト付-50~59)

  • いままで使用した機能、よく使う機能などを説明する

16:00 2日目のまとめ

[第3日]

9:00 2日目の復習

9:20 実習機器についての説明

  • 動作について
  • 空気圧機器についての説明・注意

    エアシリンダ

    ソレノイドバルブ

    スピードコントローラ

    強制出力について

9:35 課題1(課題図1 参照)

問題1 ボタンスイッチ(X0)を押すとテーブルが前進して、前進端(X85)までくると3秒間停止した後、後退する。テーブルは後退端(X97)まできたら停止する。また停止ボタン(X7)を押すとテーブルはその場で停止する。上記のプログラムを作成してください。

問題2 問題1に加えて後退端までくると3秒後停止して再び前進するプログラムを作成してください。(連続運転)

問題3 問題2に加えて3往復したら停止するプログラムを作成してください。

問題4 ボタンスイッチ(X0)を押すとテーブルが前進して、中間端(X86)までくると2秒間停止して、その後、後退する。後退端(X97)まできたら2秒間停止する。これを2往復繰り返す。2往復後、前進端(X85)までくると3秒間停止して後退する。後退端(X97)まできたら停止する(1往復)。上記のプログラムを作成してください。

*上記の問題を各自考えてもらい、プログラムを作成、実行してもらう。

(すべての問題を解くのではなく、問題を1つ1つ理解してもらいながら確実におこなってもらう)

10:30 休憩

10:45 課題1の続き

12:00 昼食

13:00 課題1の解答

13:25 課題2(課題図2 参照)

問題1 スタートスイッチX1で台車がスタートして、ワーク搬送の位置まで搬送する。ただし原点に台車が必ずいることを前提にしてプログラムを作成して下さい。(ない場合は手で移動させてください。)

問題2 原点復帰スイッチX7で原点復帰を行う。ただし手動・自動切替えスイッチX0がOFFで手動モードになり原点復帰は手動モードでないと効きません。手動モード時はX4,X5,X6がそれぞれ吸引OFF、台車前進、台車後退とする。自動運転中、手動モードになるとワークを落とさず、その場で停止するプログラムを作成して下さい。

*上記の問題を各自考えてもらい、プログラムを作成、実行してもらう。

14:50 休憩

15:05 課題2の解答

15:40 まとめ

  • 質疑応答
  • アンケート,自己啓発プログラム
  • 修了証

16:00 終了

 

 

PLC応用(三菱編)指導案

講習前打ち合わせ項目

  1. コース内容と進め方

    1数値(データ)の表現

    2MELSEC-Aが扱う数値

    3応用命令の紹介

    4応用命令を使った各種例題

    5ACPUの各種機能の使い方

    6特殊機能ユニットの使用法

    7その他、随時特殊リレー及び特殊レジスタの紹介

  1. ソフトウェアの確認
  1. 必要書類(マニュアル等)の確認
  1. PLC及び周辺機器の動作確認

準備項目

  1. テキスト等

    1MELSEC-Aシーケンサ スクールテキスト(Aプログラミング応用コース) 

    2資料

    • マニュアル類(人数分用意)
    • 実習課題プリント(人数分用意)

    3FD2枚 1枚はスクールテキストの例題プログラム集、もう1枚は受講生が作成するプログラム用として準備

  2. 受講生名簿
  3. コース名と日程を表示した案内紙を実習場前入り口に貼る

[第1日]

準備:1パソコン、PLC等の環境を整える

2実習用FD

テキスト等

9:00 はじめに

  • 挨拶
  • 講師自己紹介
  • 出席者確認
  • 諸注意
  • テキスト等、教材の確認
  • コース内容:ホワイトボードを使って説明

    初日:PLCによる数値データの表現法と各種応用命令実習

    2日:各種応用命令実習及び応用課題

    3日:ACPUの各種機能と特殊機能ユニット使用法

  • 受講者に関しては、使用しているPLCのメーカー及び取り扱い経験について聞いてみる
  • 自己啓発プログラムの説明及び用紙の手渡し

9:25 数値(データ)の表現について(テキストp.1-1~1-7)

  • 2進数データ(バイナリデータ)
  • 16進数データ
  • 2進化10進数(BCDデータ)
  • PLCにおけるデータの表現法(ビットデバイス及びワードデバイスの区分け)

10:20 実習機の説明(テキストp.1-8)

  • PLCのシステム構成
  • 入出力番号の割り当て

10:30 休憩

10:45 MOV(P)命令(テキストp.1-9~1-14:応用命令)

ソース(転送元),ディスティネーション(転送先)の用語説明

転送先において、データがBINコードで格納されることを強調

回路例(ファイル名:B-1)を使い、モニタしながらデータ転送の確認

[回路例1]

[演習問題:TEST1](テキストp.1-65)

11:10 BIN(P)命令(テキストp.1-15~1-16:応用命令)

BCDデータをBIN変換して転送する命令なので、MOV命令と比較してその違いを説明

回路例(ファイル名:B-2)を使いデジタルスイッチからのデータの取込みを確認

11:30 BCD(P)命令(テキストp.1-17~1-21:応用命令)

BIN,MOV命令と比較して説明

回路例(ファイル名:B-3)を使い、デジタル表示器へのデータの表示により確認

ビットデバイスの桁指定とデータの転送例について説明

  • 転送先データがワードデバイスの場合
  • 転送元データがワードデバイスの場合(転送先:ビットデバイス)
  • 転送元データが定数の場合(転送先:ビットデバイス)
  • 転送元データがビットデバイスの場合(転送先:ビットデバイス)

[演習問題:TEST2](テキストp.1-66)

12:00 昼食

13:00 転送命令のまとめ

MOV,BIN,BCD命令の確認

[課題]

デジタルスイッチの入力データをデジタル表示器へ表示させるプログラム課題

13:25 インデックスレジスタZ,Vの使い方(テキストp.1-22~1-23:応用命令)

使い方びその使用例

13:35 ファイルレジスタRの使い方(テキストp.1-24:応用命令)

ファイルレジスタのパラメータでの設定方法及びその確認

データのクリアについて

13:45 FMOV,BMOV命令(テキストp.1-25~1-30:応用命令)

一括転送命令FMOV,BMOVを比較してそれぞれの働きを説明

回路例(ファイル名:B-4)を使い、それぞれの動きをモニタで確認

転送先がビットデバイスの場合について

[演習問題:TEST3](テキストp.1-67)

14:10 比較演算命令(テキストp.1-31~1-34:応用命令)

比較演算命令とその組み合わせについて

回路例(ファイル名:B-5)を使い、その出力結果をテキストと見比べ確認

[回路例4](ファイル名:EX4)の動作確認

[演習問題:TEST4](テキストp.1-68)

14:35 休憩

14:50 四則演算命令

データ演算の用途説明(概要)

14:53 +(P),-(P)(BIN16ビットデータの加算,減算命令)

(テキストp.1-35~1-38)

加算、減算命令ではプログラムの形が二種類ずつあるのでそれぞれ出力の仕方について説明

回路例(ファイル名:B-6,B-7)を使い、その出力結果の確認

[回路例5](ファイル名:EX5)の動作確認

15:20 *(P),/(P)(BIN16ビットデータの乗算,除算命令)

(テキストp.1-39~1-42)

乗算,除算の演算命令の使い方

乗算命令では、出力データが32ビットデータになることがあるので32ビットレジスタの扱い方について

回路例(ファイル名:B-8)を使い、出力結果の確認

[回路例6](ファイル名:EX6)の動作確認

[演習問題:TEST6](テキストp.1-70)

15:50 1日目のまとめ

授業の内容をおおまかに整理する

  • データの転送
  • インデックスレジスタ,ファイルレジスタ
  • データの演算処理

16:00

[第2日]

9:00 1日目の復習

9:20 32ビットデータ命令とその必要性(テキストp.1-43~1-44)

16ビットデータ命令との比較

32ビットデータ扱いが必要な場合について例をあげて説明

[演習問題:TEST7](テキストp.1-71)

9:45 小数点を含む値の乗除計算例(テキストp.1-45)

回路例(ファイル名:B-9)を使って、小数点を含む場合の計算の1つの例について説明

10:05 その他のよく使う命令例

FIFW(P),FIFR(P)命令(テキストp.1-46~1-49)

FIFOテーブルへの格納及び読出しの動作説明

用途について

回路例(ファイル名:EX7)を使って、その動作を一括モニタで確認

10:30 休憩

10:45 CML(P)命令(テキストp.1-50~1-52)

補数を求めるときにNEG(P)命令との比較を行いその違いについて説明

回路例(ファイル名:EX8)を使って確認

[演習問題:TEST5](テキストp.1-69)

11:15 DSFL(P)命令(テキストp.1-53)

ワードデバイスの一括シフト命令(DSFL,DSFR)の動作説明及びその用途

11:30 SER(P)命令(テキストp.1-54)

その動作説明及びアキュムレータの説明

11:45 ENCO(P)命令(テキストp.1-59)

エンコーダの用語及びその動作説明

12:00 昼食

13:00 DECO(P)命令(テキストp.1-60)

デコーダの用語及びその動作説明

13:15 応用例題(テキストp.1-55~1-58)

テキストp.1-55のシステム構成図を使い、その制御順序にしたがって

  1. 1-56のプログラム(ファイル名:EX9)を解説

回路例(EX9)の動作を確認

13:50 応用課題1

ボタンスイッチ(X0)を複数回押し、その押された数をカウンタ命令によって数えさせ、その現在値を2secごとにデータレジスタ(D1~D50)に格納するプログラムを考えてください。ただし、そのデータの数は50個までです。

14:20 応用課題1の解答

14:35 休憩

14:50 応用課題2

(応用課題1の続き)X2をONすると、D1~D50のデータを別なデータレジスタ(D101~D150)へ転送させてください。また、X3をONすれば、デジタル表示器(Y40~Y4F)により、格納された順序で1つずつ見られるようにし、同時にその表示しているデータとその前に表示していたデータを比較して変化がないときはY70を点灯させるようなプログラムを考えてください。

15:20 応用課題2の解答

15:35 応用命令のまとめ

1日目の内容も含めておおまかに内容を整理する

  • データの転送
  • インデックスレジスタ,ファイルレジスタ
  • データの演算処理
  • その他よく使う命令例

    FIFOなど

16:00

[第3日]

9:00 ACPUの各種機能の使い方

時計機能,コンスタントスキャン(テキストp.3-2~3-8)

時計機能で使用する特殊リレー,特殊レジスタの説明及び設定方法

コンスタントスキャンの設定及びWDTとの関係

回路例(ファイル名:S-4)を使って動作の確認

9:20 ステップ運転(テキストp.3-9~3-10)

用途としてプログラムのデバッグ時に使用

ステップ運転(4種類)の確認(ファイル名:S-5を使用)

  • 1命令ごとのステップ運転
  • ループ回数指定におけるステップ運転
  • 1回路ブロックごとのステップ運転
  • デバイス状態を停止条件とするステップ運転

9:45 リモートRUN,ポーズ(テキストp.3-11~3-12,p.3-20~3-21)

リモートRUN,ポーズの動作説明

パラメータでリモートRUN,ポーズ接点を設定し動作を確認

(ファイル名:S-5を使用)

10:00 出力の強制ON/OFFおよび回路モニタ(テキストp.3-18~3-19)

用途としてデバッグ時に使用

動作確認(ファイル名:S-5を使用)

10:10 サンプリングトレース(テキストp.3-13~3-14,p.3-22~3-27)

プログラムや機械の不具合を発見しやすくした機能

動作説明及び動作確認(ファイル名:S-5を使用)

10:30 休憩

10:45 ステータスラッチ(テキストp.3-15~3-16,p.3-28~3-32)

プログラムや機械の不具合を発見しやすくした全デバイスの記憶機能

動作説明及び動作確認(ファイル名:S-5を使用)

11:10 コメント作成方法(テキストp.3-33~3-41)

ファイル名:S-5のプログラムを利用してコメントを作成

11:30 プリントアウト方法(テキストp.3-42~3-50)

プリンタ,プリンタデータの設定及びその確認

11:40 プログラム編集及びデバイスの一括変換(テキストp.3-51~3-55)

ファイル名:A-23,a-25を利用してプログラムの編集方法及びデバイスの一括変換の方法を確認

12:00 昼食

13:00 特殊機能ユニット

特殊機能ユニットの種類及び使用上の考え方(テキストp.4-1~4-3)

  • 特殊機能ユニットの種類
  • CPUとの組合せ
  • 特殊機能ユニットとCPUとの情報のやりとり
  • CPUへの入力信号
  • 特殊機能ユニットとのデータの授受

13:25 バッファメモリの読出し・書込みプログラム(テキストp.4-4~4-8)

読出しプログラム(FROM)

  • 16ビットデータの読出し
  • 32ビットデータの読出し

書込みプログラム(TO)

  • 16ビットデータの書込み
  • 32ビットデータの書込み

13:50 A/D変換ユニット(A68AD-S2)

(テキストp.4-9~4-10,p.付3-1~付3-6)

ベースユニットへの取付け及び配線

入出力変換特性

入出力信号及びバッファメモリの割付け

14:10 A/D変換ユニットの実機演習(テキストp.4-11~4-13)

例題1(ファイル名:A68AD-1)を使って動作確認

チャンネル数の設定とサンプリング時間

サンプリング処理と平均処理指定

  • 回数平均処理
  • 時間平均処理

エラーコード

例題2(ファイル名:A68AD-2)を使って動作確認

14:50 休憩

15:05 D/A変換ユニット(A62DA-S1)

(テキストp.4-14~4-15,p.付3-7~付3-11)

ベースユニットへの取付け及び配線

入出力変換特性

入出力信号及びバッファメモリの割付け

15:25 D/A変換ユニットの実機演習(テキストp.4-16~4-17)

チェックコード

例題1(ファイル名:A62DA-1)を使って動作確認

15:40 まとめ

質疑応答

アンケート,自己啓発プログラム

修了証

16:00 終了

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