教材名 インターネット利用技術におけるホームページ作成
教材名2
教材ID 206
教材作成者名 山下 陸夫
教材作成日 1998-07-10
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 情報・通信系
業種名 未記入 又は なし
職務名 インターネット利用技術
職務構成名 ホームページの作成
区分名 教材
職業名 情報処理技術者
指導案
  1. 使用教材・資材一覧表
区 分 教材・資材名、内容等
教 材 1.技術解説テキスト  Wordを利用したホームページの作成
2.実技関連説明書   インターネットのアクセスとホームページの作成法
補 助
教 材
1.試作用ホームページの作成例(印刷結果)
2.補助データ入り 3.5インチフロピーディスク  1枚
資 材 1.作業データ用 3.5インチフロピーディスク  1枚
  1. 訓練事前準備項目
  1. テキスト
    • メインテキスト 自作テキスト(実技関連説明書、技術解説テキスト)
    • 補助資料 テキスト補助資料(試作ホームページ作成例(印刷結果))
    • FD2枚 作業用の空きFD1枚

      パソコン補助教材入りFD1枚

  1. 機器の設定
  • 使用パソコンの設定状況の確認

    1Word97、Excel97がインストールされており、HTML形式で保存できること

    2インターネットに接続可能であること

    3ノーツによる電子メールの送信並びに受信が可能であること

    4受講者のUser IDを準備しておくこと

  • 教材提示装置等の準備

    1資料提示装置(液晶プロジェクター)の設定および確認

  1. その他の準備
    • コース名と日程表
    • 受講者名簿
    • 施設利用に関わる注意と館内案内図
    • 教室のホワイトボード<『コース名:インターネット(利用技術)』>

      (オフィスを活用したホームページ作成)

  1. 訓練項目と経過時間
日目 訓練項目及び時間
1日目 インターネットの基本事項
インターネットのサービスと接続
プロバイダ、パソコンとLANシステム
WWWとブラウザ
電子メール
2H
4H
2日目 インターネットでの情報発信
HTML言語とホームページの実例
Wordによるホームページ作成法
WWWサーバへの登録法
ホームページ作成基本実習
基本的な考え方と作成手順
Wordによるホームページ作成法
4H



 2H
3日目 ホームページ作成基本実習(続き)
画像データの貼り付け
表やグラフの貼り付け
リンクの設定
入力フォームの作成
ホームページ作成応用実習
 ホームページの設計
 ホームページ作成用データの収集・作成
4H




2H
4日目 ホームページ作成応用実習
ホームページ作成実習
WWWサーバへの登録
完成した作品の相互評価
今後の技術動向と課題
4H



 2H
              訓練時間計 24H
  1. 指導展開法

インターネット(利用技術)で取り扱うべき内容や項目は非常に多い。また受講者の幅も初心者からある程度の経験者と広範囲にわたっている。この点が、指導上留意し、配慮している点である。初心者はどのコースにも参加しているのが普通であり、パソコンの基礎やWindowsの基本操作から指導しないといけない状態である場合が多い。したがって、セミナーの前半の2日間で、基本事項や復習的なことを中心に学習するように計画し、受講者自身で自分のレベルに応じたセミナーでの到達目標を設定するようにしている。後半の2日間で、自分が設定した目標を達成できるようにアドバイスをするように心がけている。

学習や訓練の方法を学び、問題を解決するにはどのように考え、行動すると良いかをセミナーの期間内に理解してもらうことを中心に考えている。セミナー終了後は、電話や電子メールなどの手段を利用して疑問点や質問事項を気軽に質問できるように心がけている。

セミナーが受講者との出会いの場であり、セミナーを機会に交流の場が持てるようになれば良いと考えています。具体的なノウハウは分かりませんが、その場その場の対応をしっかりするように心がけているつもりです。

【第一日】

9:00 はじめに

  • 出欠の確認
  • 挨拶(自己紹介)
  • 教材の確認
  • セミナーおよび施設利用についての注意
  • セミナーのガイダンス(目標,内容,日程の説明)
  • 受講レベルの確認{前提知識(Windowsに関する基本知識など)}

    参加者の参加の目的がはっきりと把握できることが大切と思います。

9:30 インターネットの基本事項(実技関連説明書)

  • 概略的な説明(ポイントのみ)

    インターネットの歴史と利用例、サービス、接続形態、プロトコル、IPアドレス

10:30 休憩

10:40 インターネットのサービスと接続(実技関連説明書により実習を併用)

  • プロバイダ、使用パソコン、学内LANシステム
  • WWWの仕組とブラウザ(IE)の取扱い

12:00 昼食

13:00 インターネットのサービスと接続(続き)

  • 接続とサービス:

    電子メールの送信と受信

14:30 休憩

14:40 インターネットのサービスと接続(続き)

  • 接続とサービス(続き):

    WWWのアクセス

    情報検索サービス(Yahoo! Japan外)の実習

    ファイル転送(ftp)、telnet、ネットニュース等の説明

16:00 第一日目終了

初日目で、参加者のレベルと参加の目的が把握できると、以後のセミナーの日程の修正が可能となると思います。

ひと区切りついたところで、必ず質問を受けるようにすると、関連して色々な質問が出てくるので受講者の状態が把握しやすくなると思います。どんどん質問が出るようにするといいのではないかと思います。理屈より、実際的な操作や体験を大切にしたいと思います。

【第二日】

9:00 インターネットでの情報発信(実技関連説明書により実習を併用)

  • HTML言語について{補助資料も使用して説明}
  • HTMLファイルによるホームページ作成法

    メモ帳を使用し、サンプルを参考にして自己紹介のホームページを作成する。

10:30
休憩

10:40 ・WordによるHTMLファイルの作成法

(技術解説テキスト:Wordを利用したホームページの作成 を使用)

補助教材を使用し、説明を聞きながらとホームページの作成実習を行う。

12:00
昼食

13:00 ・WordによるHTMLファイルの作成法(続き)

  • ホームページのWWWサーバへの登録法

    AlibabaによるWindows95上のサーバへの登録法を説明する

14:30
休憩

14:40 ホームページ作成基本実習

(技術解説テキスト:Wordを利用したホームページの作成)

  • ホームページ作成の基本的な考え方と作成手順

    ホームページ作成の考え方や手順を説明し、応用実習で試作するホームページの

    具体的な計画を立て、ホームページの構成などを考える準備とする。

  • Wordによるホームページの作成法
    1. 画像データの貼付け

16:00 第二日目終了

指導の項目は、一応決めているが受講者の状態や目標(希望)によって、到達目標を大胆に修正することも必要であると思う。年齢や仕事の経験の差によってかなりの進度差が生じることが多い。

受講者自身に自分のレベルと到達目標との差を認識して後半のセミナーの計画を立ててもらうことが大切と考えています。

【第三日】

9:00 ホームページ作成基本実習

(技術解説テキスト:Wordを利用したホームページの作成)

  • Wordによるホームページの作成法(続き)
  1. 表やグラフの貼付け

    Excelで作成した表やグラフを貼り付けることも実習する。

    表のデータはインターネットから統計データをダウンロードして使用する。

    (日本の総人口の変化より)

10:30 休憩

10:40 ホームページ作成基本実習

  1. リンクの設定

    これまでに作成したページの間にリンクを設定する方法を考えて、設定方法を実習

    を通して体験的に学習する。

  2. 入力フォームの作成

    ホームページを見た感想のアンケートを取るページを作成することにしている。

    結果を電子メールで受信するためには、WWWサーバと電子メールサーバとが関係づけられていなく、電子メールをうまく受信できていないことが問題である。

12:00 昼食

13:00 ホームページ作成基本実習

  1. 入力フォームの作成(続き)
14:20
休憩

14:30 ホームページ作成応用実習

  • ホームページの設計
  • ホームページ作成用データの収集・作成

16:00 第三日目終了

3日目の最後には、明日で最終であることを話し、最終日のスケジュールを連絡しておくと良い。

特に、最終日に作品の説明や相互鑑賞・評価を計画している場合には事前の連絡が重要である。

【第四日】

9:00 ホームページ作成応用実習

(技術解説テキスト:Wordを利用したホームページの作成)

  • ホームページ作成実習

開始にあたって、再度スケジュールの説明をして、目標達成に向けて頑張っていただくように話をする。質問はできるだけ個別に対応するように心がけている。

作品のできた方から登録やチェックを行ない、作品の発表や相互評価がスムーズに行くように心がけることが大切であると思われます。

10:30 休憩

10:40 ホームページ作成応用実習

  • ホームページ作成実習(続き)

12:00 昼食

13:00

  • WWWサーバへの登録(実技関連説明書を参照)
  • 完成した作品(ホームページ)の相互評価
14:20
休憩

14:30 今後の技術動向と課題

  • インターネット利用環境下での問題

    インターネットを利用する場合の色々な問題等について受講者が持っている問題を

    出してもらってそれについて考え、討論することを中心に進める。

  • 新技術の紹介と仕組み

    新しい技術について質問があったら答える。或いは、受講者が現在取り組んでい

    る問題について話題を提供してもらってそれについて検討、紹介をする。

  • まとめと今後の課題

    まとめを行い今後取り組んで行くべきことや進む方向性等をまとめる。

16:00 セミナー終了

  • 修了書の配布

終了式では、できるだけ時間にゆとりを持たせて、参加者の感想や今後の計画や予定を発表してもらうように心がけている。お互いの交流と今後進むべき方向がお互いの参考になると思われます。

  1. セミナー設定環境の復元等
  • 使用した電子メールの削除
  • 他のWindows環境の復元(受講者が変更した部分)
  • コース名等の張り紙等の撤去
  • 清掃

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