教材名 C++による機械制御
教材名2
教材ID 229
教材作成者名 青山貴伸
教材作成日 1999-09-03
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 電気・電子系
業種名 電気・電子部品製造業
職務名 設計・開発
職務構成名 制御システム
区分名 教材
職業名 電気技術者
教材情報データシート

 

【教材名】 C++による機械制御

 

【記入者】 青山貴伸  所属:中部職業能力開発促進センター

 

【教材のねらい】

現在のパーソナル・コンピュータおよびワークステーションでのプログラミングはC++が主流になりつつある.そこで,本教材はC言語でのプログラミング経験者を対象にC++での制御プログラミングの知識の習得を目的にする.本教材の特徴はC言語プログラマがC++でプログラミング可能なように必要最低限のC++言語仕様に留めている.したがって,C言語である程度制御プログラムを組んだ経験があれば,違和感なくC++で制御プログラムを構築できるように構成している.

また,将来MFCに移行しやすいようにポリモフィズムについても,その概念を組み込んでいる.

実習機としては,各施設で可能なようにNEC PC-9801シリーズとDOS/Vマシン両方のプログラムを掲載している.

本教材のテキストは2部構成をしている.第1部でC++の言語仕様について記述している.これは,数年前に実施したオーダーメード用のテキストに加筆したものである.したがって,2日程度のセミナー用としても活用できる.第2部は制御プログラムをコーディングするためのテキストになっている.

 

【内容】

C++言語仕様

基礎的な言語仕様とクラスを用いた制御プログラム構築のために必要なクラスの継承とその際の注意点を中心としてまとめている.

また,継承に関係する色々な問題点,ポリモフィズムについても議論を展開している.

このポリモフィズムは今までの手続き型言語にはない概念であるので,この習得は難解であった.このポリモフィズムについても言及している.

制御プログラミング1

ここでは,タイマークラスとパラレルな入出力クラスを作成する.また,その応用的なプログラムとして,ステッピングモータの制御プログラムを構築している.

制御プログラミング2

コンピュータの環境でネットワークシステムが普及しているが,ライン周辺ではまだRS-232Cが使用されている.そこで,本教材の最後でRS-232Cを活用するクラスを作成する.また,入出力演算子である.インサータ関数をこのRS-232Cに適用するための拡張通信クラスも併せて作成する.

 

【作成者】 青山貴伸  中部職業能力開発促進センター

 

【教材作成年月日】 平成11年9月3日

 

【セミナー時間】 24時間

 

【体系図での位置】

業種名 電気・電子部品製造業および機械加工製造業等

職務 設計・開発

職務構成名 制御システム

 

【レベル表示】 専門Ⅱ

 

【セミナー対象者】

設計開発技術者およびC言語プログラマ

 

【教材形態】

開発形態

指導員開発

セミナー実施形態

技能技術習得型および創造開発型

教材の種類

自作教材(テキスト)

補助教材

Turbo C++

教材開発ツール

MS-Office97,ペイントブラシ

 

【参考文献】

加藤雅晴

データ抽象化プログラミング入門

インターフェース ’94 4月号

吉田弘一郎

オブジェクト指向狂詩曲

技術評論社

Herbert Schildt

独習C++

翔泳社

中島信行

C&C++プログラマのためのI/O制御プログラミング

CQ出版

吉田弘一郎

Visual C++によるMFCクラスライブラリの使い方

技術評論社

朝日新聞社編

パソコン・データ通信プロトコルハンドブック

朝日新聞社

 

 

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