教材名 | C++による機械制御 |
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教材名2 |
教材ID | 229 |
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教材作成者名 | 青山貴伸 |
教材作成日 | 1999-09-03 |
改訂情報 | |
ジャンル名 | 高度教材 |
分野名 | 電気・電子系 |
業種名 | 電気・電子部品製造業 |
職務名 | 設計・開発 |
職務構成名 | 制御システム |
区分名 | 教材 |
職業名 | 電気技術者 |
指導展開法(概要)
教科の細目 |
時間(H) |
指導のワンポイント |
備考 |
C++言語 |
12 |
C言語からの拡張された部分は概要のみに留めること(基本的に本セミナー対象者はC言語経験者であるから).しかし,クラスに関係するところは詳細に説明と実習を行うこと.クラスの理解が難しい場合は構造体を用いてクラスの概要を説明しても良いかもしれない. 特に継承とコンストラクタ関数・デストラクタ関数は入念に説明と実習を行った方がよい. また,必ずポリモフィズムについて詳細な説明と実習を行うこと.これからMFCを目指す人が多いので!MFCは,このポリモフィズムと継承を高度に活用しているので!! |
説明と実習 |
制御プログラミング1 |
6 |
受講者の半数はプログラマであると考えた方がよい.したがって,標準関数を用いたタイマー関数は程々にし,それよりも,8253を用いたプログラムの説明と実習を中心に行った方がよい. インターフェース(8255)の説明も入念に説明と実習をおこなうこと.時間が余るようなら簡単な負荷回路を作成しても良い.もし,KENTACシリーズの負荷装置が豊富にあるなら,KENTACシリーズを用いても良い. |
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制御プログラミング2 |
6 |
ここでは,RS-232Cを用いたシリアル通信の制御プログラムを作成する.本セミナーでは機器の関係上,ノートパソコンとDOS/Vパソコンを用いた.しかし,言語処理系はなるべく同じコンパイラを用いた方が良い(言語になれていない受講者の数名いる.また,複数の言語処理系を用いると無用な混乱を起こす可能性がある). |
指導展開法(詳細)
第1日目
経過時間 |
内容 |
9:30 |
出欠の確認 喫煙場所の確認 配付資料または教材の確認 セミナー日程予定 自己啓発シートの説明とアンケート提出のお願い 受講者レベルの聞き取り調査 受講目的(差し支えない範囲で!!) 仕事内容(差し支えない範囲で!!)
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10:15 |
イントロダクション 開発環境の説明(作業用ディレクトリの確認および言語処理系の説明) 起動方法 簡単な例題(標準コンソールへの入出力プログラム) C言語との相違点 |
10:55 |
休憩(休憩時間の確認.この時は,約15分ほど) |
11:10 |
クラスの概要 アクセス制限子 コンストラクタ関数とデストラクタ関数 インライン関数 |
12:00 |
休憩(午後の開始時間の確認) |
13:00 |
フレンド関数 オブジェクトへのポインタ(配列,ポインタ,参照) thisポインタ new演算子・delete演算子 |
14:20 |
休憩(休憩時間の確認.受講生たちの様子を見ながら.場合によってはちょっと長めにしても良いかも?) |
14:30 |
参照
独立参照は説明のみ(極力使用しないように注意を与えること!!) |
16:30 |
自己啓発シートの回収 第1日目のセミナー終了(次回セミナー開始時間の確認) |
第2日目
経過時間 |
内容 |
9:30 |
出席の確認 前日の概要の説明 前日に行った内容についての質問を受け付ける. |
10:00 |
演算子のオーバーロード 継承 コンストラクタ・デストラクタ関数の継承 |
11:00 |
休憩(休憩時間の確認) |
11:10 |
多重継承 仮想基底クラス 仮想基底クラスを実装した場合の問題点 |
12:00 |
休憩(午後の開始時間の確認) |
13:00 |
重複するメンバ関数 仮想関数 仮想デストラクタ関数 |
14:20 |
休憩(休憩時間の確認) |
14:35 |
純粋仮想関数 抽象クラス ポリモフィズム |
16:00 |
本日のセミナー内容についての質問・回答 |
16:30 |
明日のセミナー開始時間の確認 |
第3日目
経過時間 |
内容 |
9:30 |
出席の確認 前日の概要の説明 前日に行った内容についての質問を受け付ける. |
10:00 |
オブジェクト指向設計の概要 C言語によるクラスの実装 作成する制御クラス 標準関数を用いたタイマー関数 |
10:55 |
休憩(休憩時間の確認) |
11:10 |
高精度タイマークラス 8253の説明 メンバ変数・メンバ関数の設計 |
12:00 |
休憩(午後の開始時間の確認) |
13:00 |
入出力クラス KENTAC PCP(8255)インターフェースの説明 メンバ変数・メンバ関数の設計 高精度タイマークラスと入出力クラスを用いたLED制御プログラムの作成と出力波形の観測 |
14:30 |
ステッピングモータの制御クラス ステッピングモータの駆動原理とアルゴリズム 今回はKENTACのステッピングモータユニットを用いた 動作確認 |
16:00 |
本日の内容についての質問・回答 |
16:30 |
明日のセミナー開始時間の確認 |
第4日目
経過時間 |
内容 |
9:30 |
出席の確認 前日の概要の説明 前日に行った内容についての質問を受け付ける. |
10:00 |
インサータ関数の説明(拡張シリアル通信クラスで実装) シリアル通信の説明 シリアル通信クラス 8251A・8250Bの説明 メンバ関数・メンバ変数の設計 (受講者の進捗状況を見ながら休憩をとる) |
12:00 |
休憩(午後の開始時間の確認) |
13:00 |
シリアル通信クラス(続き) (受講者の進捗状況を見ながら休憩をとる) (シリアル通信クラスが出来た受講生に対してはインサータ関数を実装した拡張シリアル通信クラスを実装する) |
16:00 |
本セミナーを通した質問と回答 自己啓発情報シートの配布と説明 |
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