【教材名称】Win32APIプログラミング（自作テキスト編）

【記入者】清水　秀輝 ,所属：高度職業能力開発促進センター

　

【教材のねらい】

　平成９年度に作成・登録した教材「Win32APIプログラミング」は、メインテキストとして市販テキストを利用するものでした。しかし、市販テキスト利用では、必ずしも指導員の説明したい内容をすべて網羅できませんでした。また、テキストの内容にセミナーに不必要な部分も存在するなど無駄が生じる場合もありました。これらの問題点から、今回はテキストとサンプルプログラムをゼロから自作することにしました。これにより、受講生に訴えたい内容をストレートに表現することができ、訓練効果をより高めることができました。

　訓練目標については、平成９年度に提出・登録した「Win32APIプログラミング」と同様で、C言語だけを用いて、Win32APIを呼び出すことにより、Windowsプログラミングの基本概念から、マルチスレッド・グラフィック等の応用的なプログラミングまでを一通り習得できます。また、C言語とWin32APIを使ったWindowsプログラミングを学習することによって、Windowsオペレーティングシステムにおけるアプリケーションの動作の仕組みに対する理解を深め、種々の開発環境、特にC++を利用した開発環境におけるWindowsプログラミングの本質的な考え方を習得することを目的としています。

　

【内容】

１．Windowsの基礎知識

・Windowsアプリケーションの概要

・メッセージとアプリケーション

２．グラフィックス

・GDI

・デバイスコンテキストとGDIオブジェクト

・種々の描画関数

・再描画の仕組み

３．テキストの出力

・テキスト出力関数

・フォントとテキストメトリックス

・スクロールバー

４．キーボード入力処理

・キーストロークメッセージ

・文字メッセージ

５．マウス入力処理

・マウスメッセージの生成と種類

・マウスのキャプチャー

６．コントロール

・コントロールの基礎知識

・種々のコントロールクラス

７．リソース

・リソースとは

・メニューとアクセラレータ

・ダイアログボックス

・コモンコントロール

８．その他のトピック

・スレッド型マルチタスク

・ダイナミックリンクライブラリ

　

【作者名】1.清水　秀輝 　,所属：高度職業能力開発促進センター

　　　　　　　　　2.豊嶋　啓一郎 ,所属：高度職業能力開発促進センター

　

【教材作成年月日】平成１１年９月１日

　

【セミナー時間数】３０時間

　

【体系図での位置】

【レベル表示】専門Ⅱ

　

【セミナー対象者】C言語プログラマで、今後Windowsのアプリケーション開発に携わる者。

　

【教材形態】

１．開発形態：指導員による開発

２．セミナーの実施形態：技能・技術習得型

３．教材の種類：

　3-1ﾒｲﾝﾃｷｽﾄ :自作教材(Win32APIﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞ)

　3-2補助ﾃｷｽﾄ:自作教材(Win32APIﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞｻﾝﾌﾟﾙﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ)

４．補助教材：ｾﾐﾅｰ支援ﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲｼｽﾃﾑ（資料3-4、3-5参照）

５．教材開発ツール：Word97、一太郎9、Visual C++ Ver.4

　

【参考文献】

１．「C/C++ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾏのためのWindows95ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞ」翔泳社

２．「Windows95 APIバイブル１」翔泳社

３．「Windows95 APIバイブル２」翔泳社

４．「プログラミングWindows95」アスキー出版

　

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