セミナー実施状況・結果報告書
【セミナー名】 Win32APIプログラミング
【講師所見】実施しての感想
コース内容の性格上、受講生に5日間でかなりの量のコードを入力してもらわなければならない。対象受講者としてプログラミング経験者を想定していたが、コードを入力するスピードが遅い受講生が、たくさんいるとどうしても進むペースが遅れ気味になってしまう。
基本的には補助テキストの例題のコードを入力してもらうが、その際実習時間を決めておき、時間までにコードを入力する出来なかった人には、完成版のコードをコピーしてもらう形で実習を行った。さらに、セミナーの最終日には、仕様のみを与えて、受講生がゼロから作成するような演習問題を用意して、時間が余った場合に備えた。
リソースの単元で意外と時間をとられてしまうことが気になった。この実習においてはリソーススクリプトをテキストベースで入力してもらったが、最近の開発環境においてはGUI的に開発できるリソースエディタが必ず付属しており、実際の開発現場ではそれを使うことがほとんどである。また、その方が効率的に開発できるので、この実習方法は実務にそぐわないとも言える。しかし、リソースエディタを使っての実習は開発環境に依存する部分が多くなるため、本セミナーでは出来るだけ避けたいと考え、あえてスクリプトをテキストエディタで入力してもらった。リソースエディタを使うか、スクリプトを入力してもらうかは難しい選択であると思う。
【指導案改善点】
市販のテキストは使わず、自作テキストにすることにより、できるだけ内容を絞った。
【募集状況および受講修了状況】
<実施年度> H10年度 <実施施設> 高度ポリテクセンター
<計画回数> 2 回 <実施回数> 2 回
定員数 応募者数 修了者数
<第1回> 14 名 34 名 13 名
<第2回> 14 名 42 名 13 名
<合 計> 28 名 72 名 26 名