教材名 | PCルータによるLAN間接続技術 |
---|---|
教材名2 |
教材ID | 241 |
---|---|
教材作成者名 | 後野 隆 |
教材作成日 | 1998-09-01 |
改訂情報 | |
ジャンル名 | 高度教材 |
分野名 | 情報・通信系 |
業種名 | 情報サービス業 |
職務名 | ネットワークエンジニアリング |
職務構成名 | 通信ネットワーク構築技術 |
区分名 | 教材 |
職業名 | 情報処理技術者 |
【教材名称】PCルータによるLAN間接続技術
【記 入 者】後野 隆, 所 属:中部職業能力開発促進センター
【教材のねらい】
LAN間の接続を行う場合、接続機器の1つとしてルータを使用します。このルータは、次の3つに分類できます。
です。本教材は、2番目のホストレベルのルータ構築と運用にスポットをあてた内容です。
コンピュータでルータを構築するためには、IPの基礎を習得し、IPデータの配送についても学習することになります。したがって、LAN間接続に必要な技術・知識をルータの作成という実習の中で学ぶことができます。とかく、ネットワークのプロトコルの学習は、学科中心になりがちですが、実学一体となったセミナーを展開するためにも本教材は十分に活用できると考えます。また、専用のルータを購入するよりも、かなり安価にルータを作成でき、限られた実習環境と予算のなかでLAN間接続技術のローカルルータが実現できます。また、疑似交換機を設置することで、リモートルータの学習もできるので、広がりのあるLAN間接続技術のセミナーに利用できます。
現在、フリーのPC-UNIX(LinuxやFreeBSDなど)が注目を集めています。
このPC-UNIXの中でFreeBSDを選ぶ理由は、LinuxのようにReadHat、TurboLinux、DebianGUN/Linux、Slackware、VineLinuxなどディストリビューションがいくつもなく選択に迷うことがない点と、インストールがLinuxに比べて簡単で、日本語インストーラがある点です。
特に、NECのパソコンにインストールしてUNIX環境が手に入る点でも選択の基準にしました。まだまだ、施設・企業での機器等は、NEC製のPC-98シリーズがあるのではないでしょうか?
次にあげる本書での機器のスペックを見ても、十分に古いパソコンの再利用ができます。新たに機器を購入できない場合、何とかして既存のマシンを有効に利用したいものです。しかもLAN間接続に欠かせないルータを安価に手に入れることができるので、一石二鳥です。
LAN間接続技術についてセミナー(訓練)の要求があるけれども、ルータなどの機器にお金がかけられない場合、本教材は有効です。また、座学になりがちな通信プロトコルについてもルータを作成し、動作確認する中で実学一体の学習ができるのも本教材の特徴です。さらに、プロトコルを理解するにあたりプロトコルアナライザーも補助機器としてはほしい機器です。これも高価なものなので、なかなか台数をそろえるのは難しいのが現状です。しかし、これも今回のルータを構成するOS(PC-UNIX)上で利用できるtcpdumpというコマンドを使ってプロトコル解析ができます。このように、つぎはぎ的な装いですが、手軽に利用できる環境というコンセプトでいうならば合格点であると自負するものです。
是非、本教材を応用されてLAN間接続の学習や、関連セミナーの道具に利用していただければ幸いです。
【内 容】
第 1章 IPネットワークの基礎
第 2章 実習環境
第 3章 ローカルルータの構築
第 4章 ローカルルータの動作
第 5章 リモートルータの構築
第 6章 リモートルータの動作
第 7章 IPパケットのフィルタリング
第 8章 構築した架空ネットワークの検証
【作 者 名】後野 隆 , 所 属:中部職業能力開発促進センター
【教材作成年月日】 平成10年9月1日
【セミナー時間数】 12時間
【体系図での位置】
業 種 名:情報サービス業
職 務:ネットワークエンジニアリング
職務構成名:通信ネットワーク構築技術
【レベル表示】専門Ⅱ
【セミナー対象者】LANシステムの構築設計等に携わる者
【教材形態】
【参考文献】
なし
※上記以外の資料(「教材」と「実技関連説明書」など)は、 こちら(ユーザ名=ユーザIDとパスワードが必要です)。
ユーザ名とは会員登録時に発行されたユーザIDを指します。
ユーザ名とパスワードをお持ちでない方は教材作成支援情報メニュー一覧から会員登録を行って下さい。