教材ID |
25 |
教材作成者名 |
久保山 寿一 |
教材作成日 |
1998-02-01 |
改訂情報 |
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ジャンル名 |
高度教材 |
分野名 |
電気・電子系 |
業種名 |
配電制御システム製造業 |
職務名 |
制御システム |
職務構成名 |
電力変換技術応用 |
区分名 |
教材 |
職業名 |
電気技術者 |
【指導案の考え方】
このセミナーの進め方には、大きく分けて次の二つの方法が考えられる。
一つ目の方法は、セミナー期間中の前半に学科(テキスト等の説明)をまとめて行い、後半は実技(配線作業、実験、測定)を集中して行う方法である。二つ目の方法は、午前中に学科、午後は実技として、学科と実技を平行して進める方法である。
いずれの方法でも、学科が2日間(12時間)、実技が3日間(18時間)の時間配分を目安にしている。
進め方については、能開セミナーを受講してもらう団体や企業などを含めた能開施設の事情や指導員個人の考え方があるはずなので、能開セミナーを担当する指導員が受講者などから判断して、指導法や進め方を決定すべきである。
ポリテクセンター関東では昼間(9:00~16:00)に能開セミナーを実施している。以下の指導案は、セミナー期間の前半に学科、後半に実技を集中して行う方法での指導案を記載する。
セミナーの準備や後片付けの方法は各施設によって異なると考えられるので、この指導案には事務的事項は記述せず、各項目ごとの目的や注意事項のみ記述する。また技術的事項は使用テキスト(詳細版)に記述している。
セミナーの時間配分の例
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午 前 |
午 後 |
1日目 |
学科 電力変換技術(テキストP1~P8) |
学科 インバータの基礎(P9~P18) |
2日目 |
学科 インバータ試作回路(P19~P36) |
学科 インバータ試作回路(P37~P49) |
3日目 |
実習 配線作業(P50~P52) |
実習 配線作業 |
4日目 |
実習 配線作業(P53~P57) |
実習 配線作業 |
5日目 |
実習 実験(P58~P59) |
実習 実験(P60~P62) |
【第1日目】
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●第1部 電力変換の基本様式(テキストP1~P8)
・セミナーの導入部分であり、できるだけ身近な例を挙げながら、受講者に興味を持たせるとともに電力変換の基本的な考え方を理解させる。
・テキストのP6~P8は、タイトルだけで内容が記入されていない。この部分は指導員の判断で、概要または詳細を説明する。
●第2部 インバータについて(P9~P18)
・インバータの基本動作を受講者に理解させる。特に重要な所なので、テキストの一部は空白とし、受講者自身に波形を描いてもらう部分もある。
・セミナー後半の実験では、ここで描いた波形(図2-5)がそのままオシロスコープに現れるので、特に重要である。
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【2日目】
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●第3部 インバータ試作回路(P19~P49)
・試作するインバータを大きく6つの回路ブロックに区切って、その回路ブロックの中身やその動作を一つ一つ理解させる。
・配線の回路チェックの時に信号の流れがイメージできるように、全体的な信号の流れも意識させておく。
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【3日目】
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●第4部-1 配線作業(P50~P52)
・配線作業をするに当たっての注意点や勘所を受講者に伝える。
・配線作業中は、受講者の質問などに答えたり、アドバイスしたりする。
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【4日目】
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●第4部-2 配線作業及び回路チェック(P53~P57)
・配線作業が早く終わった受講者から回路のチェックを行わせる。
・テキストには具体的なチェック方法を記述していないので、必ず指導員が理解した上で補足する。
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【5日目】
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●第4部-3 実験(P58~P62)
・最初に実験の進め方の概略を説明しておき、受講者の様子を見ながら実験の方法や結果、ポイントなどを説明していく。
・受講者により実験の進度が違うので、各受講者に対して個別に対応する必要がある。
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