教材名 | 建築・インテリアのための木質材料 |
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教材名2 |
教材ID | 250 |
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教材作成者名 | 山川敏彦 |
教材作成日 | 1999-02-28 |
改訂情報 | |
ジャンル名 | 高度教材 |
分野名 | 居住系 |
業種名 | 建築設計サービス業 |
職務名 | インテリア・建築設計 |
職務構成名 | インテリア・ 建築材料 |
区分名 | 教材 |
職業名 | 建築技術者 |
〈題 目〉 建築・インテリアのための木質材料
〈記 入 者〉 山川敏彦、 静岡職業能力開発促進センター
〈定 員〉 15 名
〈研修時間数〉 18 H
〈実施 場所〉 特に指定なし(O.H.P.使用可能な教室)
〈使用 機器〉 O.H.P.
〈受講対象者〉 インテリア・建築業に携わる者
〈研修 目標〉 木材に関する知識と改良木材、接着、化学処理木材および健康住宅に関する知識を習得する。
〈指 導 表〉
時間(H) |
教 科 内 容 |
(準備)・要点 |
3H
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1.木のはなし
・世界、日本の木材資源。屋久杉、レバノン杉
・日本の有用な木材を一つ一つ、その名前の由来から、製品としてどんなものに利用されているか分かりやすく解説する 桜、杉、桧、一位、桐、樺、朴、柘植、栗、欅、胡桃、楓、楢 樫、ぶな 、桂、たも、楠、栃、桑、栓、しな、水目、塩地、黄檗、槙
・木材の識別
・正倉院宝物 「赤漆文槻木御厨子」の紹介
2.木材の組織
(1)肉眼的構造 ・異方性。板目面、柾目面、木口面 ・年輪はどうしてできるか
(2)顕微鏡的構造 ・各材面の細胞組織の違い ・導管、仮導管
(3)広葉樹材、針葉樹材 ・葉脈の形状、導管、放射組織の断面 ・材質
(4)化学成分 ・有機物 ・セルロース、ヘミセルロース、リグニン
3.木材の物理的性質
(1)含有水分 ・自由水、結合水 ・含水率
(2)木材乾燥 ・天然乾燥、人工乾燥
(3)木材の機械的性質 ・比重、比熱、熱伝導率、火に対する性質 ・圧縮、引っ張り、曲げ、せん断、硬さ、
4.改良木材
(1)合板 ・普通合板、JAS耐水性による分類
・芯特殊合板、表面特殊合板 ・薬剤処理合板
(2) ファイバーボード、 パーティクルボード ・MDF、JIS比重による分類 ・集成材
5.接着
(1)接着の原理 ・一次結合、二次結合 ・含水率と接着力、材面と接着力
(2) 接着剤 ・熱硬化性樹脂接着剤 ・熱可塑性樹脂接着剤
6.健康住宅と木質材料
(1)住宅と環境汚染物質
(2)住宅と健康
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新聞記事、OHP
・木材は人間にとって有用な資源であり生活に密着して利用されてきたことを説明し、興味をもたせ引き込む
・杢サンプル桧縮み、栃縮み、欅玉、欅波
・木材サンプルを提示
OHP
・年輪のわかる切り株のサンプル
・各材面の顕微鏡写真 ・細胞壁の構造
・環孔材、散孔材、放射孔材、文様孔材、無孔材
・炭素、水素、酸素
OHP
・木材にどのように水分が含まれているのか詳細に説明 ・収縮、膨張の異方性 ・全乾基準含水率を使用する
・それぞれの乾燥方法の利点欠点と効果的な併用 コストパフォーマンスを考える
・あらゆる機械的性質のなかで引っ張りが最大 ・縦圧縮で板目面に45゜の座屈が現れる理由 ・横圧縮の異方性 ・含水率が強度に及ぼす影響
合板サンプル ・無垢の木材のどんな欠点を改良したのか、木材の3大欠点 ・製造工程 ・使用接着剤と影響
ファイバーボード、 パーティクルボード サンプル
・木材の場合、表面あらさ、圧締圧力、圧締温度、圧締時間
接着剤サンプル ・代表的な接着剤の性質と使用法 ・接着剤と健康住宅
新聞記事等各種事例、OHP
・住まいにあふれる有害物質特にホルムアルデヒド
・健康な住宅にする対策
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