教材ID |
71 |
教材作成者名 |
平松 重巳; 佐 藤 一 晃 |
教材作成日 |
1997-03-24 |
改訂情報 |
第3版 |
ジャンル名 |
高度教材 |
分野名 |
電気・電子系 |
業種名 |
機械製造業 |
職務名 |
自動化技術 |
職務構成名 |
制御技術の展開 |
区分名 |
教材 |
職業名 |
機械技術者 |
【記入者】
平 松 重 巳 ,所属:京都職業能力開発促進センター
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【教材のねらい】
FAシステム科の第3システムのテキストについて作者らは作成した経過がある。内容は自走ロボットの設計製作であるが、その中心となるCPUは米国マイクロチップ・テクノロジー社のPICであるが、これはトランジスタ技術等の専門誌でここ1、2年ほど盛んに取り上げられている最新素子である。実際に第3システムで使用したところ訓練生の評判も良く、訓練効果も上がっている。
その中で、当センターの人材高度化支援事業の認定団体である、京都府電子機器工業会の参加企業の要望として、最新素子についてのセミナー要望があった。作者らは、システムユニット訓練の各要素がセミナーにつながるべきであるという考え方と、新規セミナーの構築という観点からPICを用いたセミナーを構築することとした。しかしながら、訓練時間の 設定から、FAシステム科の第3システムそのままの形ではなく、セミナー用に変更している。
この教材は、自走ロボットの電子回路部分のハードウェアの設計・製作と自走ロボットをコントロールするソフトウェアの部分から構成されている。一般にCPUのセミナーというと市販の教材であったり、スイッチとLEDだけのものであったりして、受講者に興味を持 たせにくいものとなっている。しかしながら、このセミナーでは、自走ロボットを設計・製 作することによって、受講者に物作りに対し興味を持たせるとともに、CPUを学びやすくしている。また、一般にCPUを新たに企業に導入しようとするときにネックになるのがアッセンブラ等の購入費用であるが、これについてもDOS/Vマシンがあれば数万円の投資 で済むので導入しやすい利点がある。この点について言えば、訓練施設でも取り入れやすいものとなろう。
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【内容】
この教材は前半でPICの電気的特性を生かした制御回路の設計・製作を行い、後半では PICのアーキテクチャー及びプログラミング演習を行うことによって、中小企業の設計技 術者が即対応できる内容となっている。
その内容は以下の通りである。
Ⅰ.PIC16F84の電気特性
Ⅰ-1.ワンチップマイコン PICシリーズ
Ⅰ-2.PIC16F84の電気的特性
Ⅱ.自走ロボットの設計・製作
Ⅱ-1.自走ロボットの模型の仕様
Ⅱ-2.駆動部品の組立て・組み込み
Ⅱ-3.アクチューエーター回路
Ⅱ-4.センサ回路
Ⅱ-5.自走ロボットコントロールボード
Ⅲ.PIC16F84
Ⅲ-1.PIC16F84アーキテクチャ
Ⅲ-2.コマンド
Ⅳ.PICのプログラミング
Ⅳ-1.開発環境
Ⅳ-2.チュートリアル
Ⅳ-3.各種命令の動作確認
Ⅳ-4.プログラミング(書き込み)チュートリアル
Ⅴ.自走ロボットのプログラミング
Ⅴ-1.入出力プログラム
Ⅴ-2.割込み
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【作者名】
1.平 松 重 巳,所属:京都職業能力開発促進センター
2.佐 藤 一 晃,所属:京都職業能力開発促進センター
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【教材作成年月日】
【セミナー時間数】
30 時間
【体系図での位置】
業種名:電気機械器具製造業
職 務:自動化技術
職務構成名:(当施設の体系図では職務までで職務構成名は付けていない)
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【レベル表示】
【セミナー対象者】
【教材形態】
1.開発形態:複数の指導員
2.セミナーの実施形態:技能・技術習得型
3.教材の種類:自作テキスト、製作教材(自走ロボット)
資料(レジスタ関係、命令一覧表等)、DOS/V機
4.補助教材:OHP
5.教材開発ツール:一太郎Ver8
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【参考文献】
1.データシート(PIC16C84、PIC16F8X)
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【引用文献】
1.データシート(PIC16C84、PIC16F8X)
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【教材履歴】
(1)第1版 平成9年3月24日
セミナー用教材として作成
(2)第2版 平成9年5月8日
セミナー実施前の見直しにより文章・文字等の見直し
(3)第3版 平成10年3月15日頃
教材支援システム用に最終見直し。
一部回路の変更を含めて。
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