教材名 |
木造3階建て住宅の構造設計・在来軸組構法編 |
教材名2 |
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教材ID |
88 |
教材作成者名 |
堀田 多喜雄 |
教材作成日 |
1997-09-05 |
改訂情報 |
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ジャンル名 |
高度教材 |
分野名 |
居住系 |
業種名 |
総合建設業 |
職務名 |
構造設計 |
職務構成名 |
各種構造計算の応用 |
区分名 |
教材 |
職業名 |
建築技術者 |
【記入者】
【教材のねらい】
現在2階建て木造住宅では施行令46条の壁量計算で所定の壁量を満たせばよのに対し、3階建て木造住宅では構造計算書を提出しなければなりません。 2階建てと3階建ての大きな違いは第1に建物が重くなること、第2に建物が高くなることです。前者の場合、地震力は建物の重さに比例して大きくなり、後者の場合、風圧力も高さが高くなるにつれ大きくなります。 このことにより、水平力に対する耐力壁の壁量の不足、柱にかかる軸力の増加にともなう柱の土台へのめり込み、さらには引き抜きに対して注意が必要になってきます。 このようにこれまでの2階建て住宅よりよりこまかな注意が必要となり、構造計算を行ってそれらの安全を調べる必要があります。 上記のことをふまえ、本セミナーでは在来軸組構法による3階建て木
造住宅の構造計算書の内容について例題さらには演習を行うことにより、3階建木造住宅の構造設計技術を習得することを目的とします。
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【内容】
第1日目
1.はじめに |
(1)本セミナーの進め方
(2)教科書について
(3)使用する資料について |
2.構造物の被害状況 |
(1)ソウルにおける橋落下事故の件
(2)設計者の責任
(3)構造物崩壊のメカニズム |
3.地震に強い 木造住宅とは |
(1)屋根が重いと危険なのか
(2)施工の問題
(3)地震に強い木造住宅を建てるには |
4.木質構造 の構造設計の流れ |
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5.2階建て と3階建てとの違い |
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6.耐力壁とは |
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7.許容応力度とは |
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8.基本問題 |
(1)モデル化について |
9.構造設計 の基本的な考え方 |
(1)地盤と基礎
(2)建物の形状
(3)水平荷重に対する計画
(4)鉛直荷重に対する計画
(5)耐力壁の配置
(6)水平構面について
(7)構造計算の原則 |
10.構造計算書の 作成その1 |
(1)使用材料及び許容応力度
(2)仮定荷重 |
11.構造計算書の 作成その2 |
(1)地震力に対する所要壁長
(2)風圧力に対する所要壁長
(3)耐力壁の配置と 有効壁長さおよび許容耐力の算定1
(4)所要壁長に対する有効壁長の比率1 |
第2日目
1.構造計算書の 作成その2(続き) |
(1)耐力壁の配置と 有効壁長さおよび許容耐力の算定2
(2)所要壁長に対する有効壁長の比率2 |
2.構造計算書の作成 その3 |
(1)地震力の算定
(2)剛な床組みの場合の検討1 |
3.構造計算書の 作成その3(続き) |
(1)風圧力の算定
(2)剛な床組みの場合の検討2 |
4.構造計算書の 作成その4 |
(1)軸力の算定1 |
第3日目
1.構造計算書の 作成その4(続き) |
(1)軸力の算定2 |
2.構造計算書の 作成その5 |
(1)柱の設計1
(2)柱の設計2 |
3.構造計算書の 作成その5(続き) |
(1)柱の設計3 |
4.構造計算書の 作成その6 |
(1)はり・桁の設計1 |
5.構造計算書の 作成その6(続き) |
(1)はり・桁の設計2 |
第4日目
1.構造計算書の 作成その7 |
(1)たるきの検討
(2)母屋の検討 |
2.構造計算書の 作成その8 |
(1)接合部の設計1
(2)接合部の設計2 |
3.構造計算書の 作成その9 |
(1)基礎の設計1
(2)基礎の設計2 |
4.構造計算書の 作成その10 |
(1)転倒に対する検討 |
5.まとめ |
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6.おわりに |
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【作者名】
【教材作成年月日】
【セミナー時間数】
第1日目:6時間
第2日目:6時間
第3日目:6時間
第4日目:6時間
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【体系図での位置】
業種名:総合建設業
職 務:構造設計
職務構成名:各種構造計算の応用
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【レベル表示】
【セミナー対象者】
【教材形態】
1.開発形態:教科書の内容を指導員が詳しく解説
2.セミナーの実施形態:技術習得型
3.教材の種類:教科書(下記のもの2冊)+自作テキスト
書籍名:3階建て木造住宅の構造設計と防火設計の手引き
出版社:(財)日本住宅・木材技術センター
書籍名:木質構造設計規準・同解説
出版社:日本建築学会
4.補助教材:構造計算ソフト(KIZUKURI95)
5.教材開発ツール:Office95
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【参考文献】
1.建築知識編、「木造3階建パーフェクトマニュアル」、建築知識
2.建築知識編、「地震に強い「木造住宅」の設計マニュアル」、建築知識
3.建部輝昌他、「3階建て木造住宅の設計」、理工学社
4.建築知識編、「地震に強い建築の設計ポイント」、建築知識
5.木質構造研究会編、「木質構造建築読本」、井上書院
6.日本建築学会編、「建築物荷重指針・同解説」、日本建築学会
7.清田清司他、「構造マニュアル」、理工学社
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