教材ID |
113 |
教材作成者名 |
鳥潟 与明 |
教材作成日 |
1997-12-01 |
改訂情報 |
第二版 |
ジャンル名 |
高度教材 |
分野名 |
情報・通信系 |
業種名 |
情報サービス業 |
職務名 |
プログラム作成・開発、システムエンジニアリング、ネットワークエンジニアリング |
職務構成名 |
通信ネットワークのプログラミング技術 |
区分名 |
教材 |
職業名 |
システムエンジニア |
訓練項目 |
第一章C/Sシステムとは
・新しい企業情報システム再構築の必要性
・クライアント/サーバーシステム
・サービスモデルとは
・C/Sの中心はデータベースシステム
・LAN(Local Area network)の普及とC/S
・クライアント/サーバーシステムのソフトウェア構成
・主なC/S用基本ソフトウェアの利用状況
・クライアント/サーバーシステムのメリット
・クライアント/サーバーシステムの開発形態
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訓練事前準備項目 |
必要に応じOHPを準備する。
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訓練時間 |
6時間
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指導展開法 |
座学中心。
ホストシステム時代の開発と最新開発スタイルの違いとおのおのの特徴を対比して説明する。
新技術については以下の技術の詳しい説明が必要。
イントラネット
3階層システム
(Java,ActiveX,DCOMなど)
マルチメディア関連技術
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指導上のポイント |
ホストシステムの開発スタイルとの対比を十分に説明することにより熟練SEに理解をさせることが出来る。
また特に若いSEには正規化の重要性を認識させることが重要である。(とかくプログラミングに興味をしめすため)
新しい技術から日々目を離すことなく新技術の話を織り込みながら進められるよう自らスキルアップを図る必要がある
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質問事項など |
正規化はなぜ必要か。
従来システムとどこが異なるのか。
新技術に対しての専門的な質問も出る可能性がある。
スパイラルスタイルの開発形態について具体的な体制や決定方法に関する質問が出る
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訓練項目 |
第二章C/Sシステムの利用
・新しい企業情報システム再構築の必要性
・データモデルの設定
・ボトム・アップ方式の手順
・トップダウン方式の手順
・エンティティとその属性
2-2リレーショナルデータベース言語
・SQLとは
・表の作成
・テーブルの作成方法
・MS SQL Serverの場合
・Oracle Workgroup Serverの場合
・データの追加処理
・MS SQL Serverの場合
・Oracle Workgroup Serverの場合
・問い合わせ
・リレーショナルモデルを用いたデータ操作
・SQLの実習
・グループ化と集約関数
・別名・とセルフジョイン
・副問い合わせ |
訓練事前準備項目 |
グループウェアの導入事例ビデオなどを見せるための準備
使用するサーバーへのユーザーアカウントの作成
SQL練習問題用の解答の準備
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訓練時間 |
10時間
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指導展開法 |
正規化の説明に十分な時間を使う。
SQL論理演算の種類やその組み合わせ方法などの応用例をもとに説明を展開
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指導上のポイント |
練習で使用するSQLコマンドファイルを作成しておき、落ちこぼれ者に適宜対応するようにする。
特に、商(division)の考え方は難解であるので十分な説明が必要。
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質問事項など |
仮想表の概念が掴めない熟練SEが多い。
仮想表を更新すると物理表も更新されるのかなど
SQL ServerとOracleのどちらがよいか
商の考え方が理解できない
セルフジョインの発想ができない
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訓練項目 |
・更新・削除の操作
・ちょっと高度な問い合わせ(商の問い合わせ)
・ビュー表とは
・ビュー表の更新
・更新できないビュー表
2-3アクセス権の制御
・共同・利用とアクセス権
・アクセス権の設定
・アクセス権の取消し
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訓練事前準備項目 |
アクセス権の設定方法について事前に各受講者ごとに計画を練っておく事
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訓練時間 |
10時間
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指導展開法 |
ビュー表の作成方法
更新できるビュー表の例
更新できないビュー表の例
アクセス権を受講者に指示し実際の設定を行ってもらう
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指導上のポイント |
ビュー表の概念は確実に理解させる。
更新できるビュー表の定義と各メーカーごとの実装状況が異なる点を説明する。
例えば、複数のテーブルで作成したビュー表でも更新できるタイプもある。
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質問事項など |
ビューの更新の問題
共同利用時のテーブル名の運用方法
アクセス権の設定管理方法
システム監査への対応方法
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訓練項目 |
第3章C/Sシステムとデータベースの操作
・ハードウェアとOS及びツールの選択
・実習の目標
・MS-Accessの復習
・実習の手順
・テーブルの作成方法
・MS SQL Serverの場合
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訓練事前準備項目 |
MS-Access及びODBCドライバの準備
模範解答例の準備
事前にMS-Accessの操作ができることを前提としている事
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訓練時間 |
10時間
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指導展開法 |
MS-Accessを使用して前章で作成したテーブルをインポートさせる
電話番号テーブルについては非常に大きなテーブルであるのでリンクを使う。
フォームの作成方法を説明しながら各自に同じフォームを作成させる
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指導上のポイント |
MS-Accessの操作が出来る受講者を前提として進めるが、落ちこべれが出る可能性がある。
このような人のために模範解答例を用意しておき適宜、利用する。
フォームの詳しい説明が多いとデータベースの説明が少なくなってしまうので、時間配分に留意する。
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質問事項など |
インポートとリンクの違いを理解できない
フォームの作成操作が出来ない
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訓練項目 |
第4章ユーザー管理とセキュリティ対策
・MS-Accessのユーザー管理とセキュリティ対策
・ワークグループに参加するには
・レコードの共有と排他制御の設定の確認方法
・まとめ
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訓練事前準備項目 |
MS-AccessのSystem.mdwファイルを共有利用するためのネットワーク上のフォルダを用意し共有設定を行っておく
各受講者ごとにどのようなセキュリティ設定を行うかを決めておく
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訓練時間 |
9時間
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指導展開法 |
MS-Accessを前提に最初は各自のデータベース内に他ユーザーの登録を行う練習をする。
その後、何人かを指定しネットワークフォルダ上に自分のSystem.mdwをコピーさせ、グループへの参加を行わせる。
その後、アクセス権やパスワードの設定を行わせ、この作業を各自持ち回りで繰り返す。
また、レコードの排他制御を実習するために複数の受講者に同一テーブルを一斉に開かせ、規定のレコードロックモードを色々と変更させ、その違いを体感させる。
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指導上のポイント |
ワークグループへの参加という考え方を詳しく説明
セキュリティ対策案を事前に作成しておくことの重要性を説明
レコードのロックモードの違いを理解させるための3つのモードをすべて実習を通して理解させる。
・ロックしない
・すべてのレコード
・編集済みのレコード
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質問事項など |
ワークグループの概念がわからない
排他制御とはなにか
実務では排他制御をどのように使い分けるのか
パスワードの設定、変更方法は
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