訓練事前準備項目
- 1.テキスト
- ①メインテキスト
- ・自作テキスト(ベーシック言語による機械制御)
- ②作業用フロッピーディスク
- ・MS-DOSフォーマット
- ・テキストのサンプル制御プログラムを格納
- 2.使用機器
- ①パソコン機種
- ・PC98シリーズ(NEC製)
- ②パソコンソフト
- ・システム(MS-DOS,N88-BASIC)
- ③I/Oボード
- ・8接点入力4接点出力を使用
- (SWR-6298BPC,マイクロサイエンス社製)
- ④信号入出力実験装置
- ・自作実習教材を使用
- (参照:メインテキスト P1-21~23,2-5~8)
- ⑤実用機器適用の制御盤
- ・自作実習教材を使用
- (参照:メインテキスト P1-25,1-28~29,6-1~3)
- ⑥三相誘導電動機(AC200V,0.75kW)
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- 3.機器の設定
- ①I/Oボードの設定
- ・I/Oボードの設定アドレスを確認(テキストでの設定:&H**D4)
- ・I/OボードをパソコンのI/Oスロットに設置
- ②制御プログラムの開発環境
- ・MS-DOSシステムでN88-BASICの動作を確認
- ・BASIC言語でI/Oボードの簡単な動作を確認
- ・作業用ファイルはフロッピーディスク格納方式
- (ハードディスクへの格納でもよいが,セミナー終了後の保守上から)
- 4.その他の準備
- ・座席表(自由でもよい)
- ・施設利用に関わる注意と館内案内図
- ・コース名と日程(入り口に看板等)
- ・教室のホワイトボードへの板書
- <『コース名:ベーシック言語による機械制御』>
- <『座席表に従って(自由にでもよい)ご着席下さい』>
・アンケート用紙
.訓練項目と訓練経過時間
- 【1日目】
-
9:00
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はじめに
・出欠の確認(代理出席等の確認)
・担当講師の自己紹介
・教材(テキスト、作業用フロピーディスク)の配布,確認
・セミナーおよび施設利用に関わる注意
・セミナーの目標、内容、日程の説明(セミナー導入資料を用いて)
・受講レベルの確認(前提知識(シーケンス図、BASIC言語))
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9:30
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第1章 シーケンス制御パソコンプログラムの効果的作成法と確認法
(テキスト P1-1~13)
シーケンス制御パソコンプログラムの効果的作成法と確認法について,流れ 図方式およびブール代数方式に分けて,それぞれを詳細に説明する.
・本能力開発セミナーの概要
・パソコン制御システムの基本構成
・テキストの制御プログラムの作成法の説明
(流れ図方式,論理演算方式) |
10:45
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制御プログラムの効果的作成法と確認法のつづき (P1-14~19)
・テキストの制御プログラムの作成法の説明
(ブール代数方式,タイマ接点の扱い)食
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12:00
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昼食
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13:00
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制御シミュレーション,信号入力・出力用実験装置の作成
(P1-20~23)
本セミナーの制御シミュレーションについて説明する.また,これに必要な 信号入力・出力用実験装置の作成法を説明する.このとき,実物の信号入力・ 出力用実験装置を提示して内部結線等を詳細に述べ,セミナー終了後に予定さ れる受講生の自作に備える.
・テキストの制御シミュレーションの説明
・テキストの信号入力・出力用実験装置の作成を実物で説明
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14:00
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実用機器への適用 (P1-24~29)
・テキストの実用機器への適用を説明
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14:30
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休憩
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14:45
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実用機器への適用のつづき (P1-25,27)
・テキストのパソコンプログラム(P1-27) を使用して,制御回路(P1-25)の制御シミュレーションを実習
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15:15
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三方式の比較検討 (P1-30~32)
・テキストの制御プログラムの作成法三方式の比較検討の説明
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15:30
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第2章 BASIC言語と入力・出力BOXの使用法 (P2-1~10)
BASIC言語の入力命令と出力命令を中心に説明する。また,実験用に作 成した入力・出力BOXの使用法について説明する.このとき,パソコンで確 認実習をしながらおこなう.
・テキストのBASIC言語の入力,出力命令の説明と実習
(入力命令語,出力命令語)
・テキストのBASIC言語および入力・出力実験装置の確認実習
(入力,出力の各実験装置)
・テキストの入力スイッチBOXとCRT画面との連動の実習
(フロッピーディスクからのBASICプログラム例)
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16:20
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第一日目のまとめ
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16:30
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第一日目終了
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- 【2 日目】
9:00 |
自動制御応用プログラム(フローチャート方式) (P3-1~5)
制御回路図,パソコン系統図,パソコン制御フローチャートおよびパソコン制御プログラム提示例により,BASICによる機械制御のパソコンプログラムの作成法を実習する.つづいて,制御実験をおこなう.
・テキストの1.ON制御回路の説明および制御実験
・テキストの2.OFF制御回路
・テキストの3.AND制御回路
・テキストの4.OR制御回路
・テキストの5.自己保持制御回路
・自由課題(接点の増減等任意の関連回路) |
10:45 |
自動制御応用プログラム(フローチャート方式)のつづき(P3-6~14)
解説と制御実験を並行しながら進行する.
・テキストの6.インターロック制御回路
・テキストの7.順序始動制御回路
・テキストの8.選択制御回路
・自由課題(接点の増減等任意の関連回路) |
13:00
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自動制御応用プログラム(フローチャート方式)のつづき
(P3-15~23)
解説と制御実験を並行しながら進行する.
・テキストの9.遅延動作制御回路(1)
・テキストの10.遅延動作制御回路(2)
・テキストの11.遅延動作制御回路(3)
・自由課題(接点の増減等任意の関連回路)
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14:45
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自動制御応用プログラム(フローチャート方式)のつづき
(P3-24~32)
解説と制御実験を並行しながら進行する.
・テキストの12.三相誘導電動機直入れ始動制御回路
・テキストの13.三相誘導電動機正転・逆転制御回路
・テキストの14.三相誘導電動機正転・逆転2箇所制御回路
・自由課題(接点の増減等任意の関連回路)
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- 【3 日目】
9:00 |
第4章 三方式制御プログラムの比較 (P4-1~11)
第二日目ではそれぞれの制御回路について,流れ図方式で制御実験をおこなった.ここでは論理演算方式およびブール代数方式による制御プログラムの作成法を学習する.また,制御実験も並行して行う.これにより,どの作成法でも同一の制御プログラムが作成できることを確認させる.
・テキストの1.ON制御回路 ・テキストの2.OFF制御回路
・テキストの3.AND制御回路 ・テキストの4.OR制御回路
・テキストの5.自己保持制御回路 ・テキストの6.インターロック制御回路
・テキストの7.順序始動制御回路 ・テキストの8.選択制御回路 |
10:45 |
三方式制御プログラムの比較のつづき (P4-12~26)
解説と制御実験を並行しながら進行する.
・テキストの9.遅延動作制御回路(1)
・テキストの10.遅延動作制御回路(2)
・テキストの11.遅延動作制御回路(3)
・テキストの12.三相誘導電動機直入れ始動制御回路
・テキストの13.三相誘導電動機正転・逆転制御回路
・テキストの14.三相誘導電動機正転・逆転2箇所制御回路 |
13:00 |
第5章 制御プログラム例のCRT表示例 (P5-1~13)
簡単な制御回路図について,制御(入力,出力)状態がCRTと連動したサンプルBASICプログラムを提示する.このサンプルBASICプログラムの改造から,簡単なCRT連動プログラムの作成実習をおこなう.
・テキストのON制御回路プログラム例
・テキストのOFF制御回路プログラム例
・テキストのAND制御回路プログラム例
・テキストのTIMER制御回路プログラム例
・自由課題(改造のCRT連動プログラム)
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14:00 |
実用機器適用の実際 (P1-24~29,P6-1~3)
実際の適用を想定し,三相誘導電動機の実機でパソコン制御を実習する.これには,自作の実用機器適用の制御盤等を使用する.
(参照:メインテキスト P1-24~29,P6-1~3) |
14:45 |
自由課題
受講者の興味および持込みのシーケンス図による,プログラミングの自由課題をおこなう.(一般の教科書的なものから,数例準備しておくのがよい.) |
16:20 |
全体のまとめ,アンケートと質疑応答
・シーケンス制御プログラム作成法の三方式について確認する
・BASIC言語の入力命令と出力命令を確認する
・信号入力・出力確認実験装置の作成と使用法を確認する
・実用機器適用について確認する
(特に,パソコンと強電機器とのインターフェースの取り方)
・作業用フロッピーディスクの回収
・アンケートと質疑に対する応答 |
セミナー設定環境の復元
- 1.機器設定の復元
- ・I/OボードをパソコンのI/Oスロットから脱着
- ・作業用プログラムをハードディスクに格納した場合はこのプログラムの削除
- 2.その他の復元
- ・コース名等の看板の撤去
- ・清掃
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