教材名 オーサリング講座 デジタルムービーを作ろう
教材名2
教材ID 140
教材作成者名 田村 俊治
教材作成日 1996-10-11
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 情報・通信系
業種名 マルチメディア・コンテンツ業
職務名 マルチメディア・コンテンツ作成
職務構成名 オーサリング技術
区分名 教材
職業名 デザイナー
指導案



イ.使用機材・資材一覧
テキスト 自作テキスト

参考資料
Macromedeia Director マニュアル 「Director 操作ガイド」

使用素材
絵(ビットマップ゜):使用する絵をビットマップ形式で準備。(ビットマップ形式にはこだわらない)今回は配布のものは著作権は問題ありません。

サウンド:使用するサウンドをウェーブ形式で準備。

ロ.訓練事前準備項目
1.テキスト及び生のCDを受講生分用意する。また、参考資料としてMacromedeia Director マニュ アル 「Director 操作ガイド」も受講生分用意し配布する。
2.使用素材の準備
各受講生用のハードディスクに作業用フォルダーを作成し、その下に作成するシーンごとのフォルダーを 作成し、使用するイラストをコピーしておく。
サウンドは、一つのサウンドフォルダーでも良い。
(サンプル参照)
注意:各受講生用のハードディスクに作業用とCDに書き込み用400Mバイト以上の空き容量が必要
3.インク効果等、画面を見せながら説明した方がわかりやすいので、教材提示装置等があった方が良いので 準備する。

ハ.指導案

第1日

9:00 セミナー概要説明
テキストを配布し、このセミナーで使用するフォルダー、及び素材を確認させる。
どんなものを作るのか、完成したサンプルムービーを見せて、概要説明をする。
9:15 テキスト(はじめに、Directorとは)
デジタルムービー作成の考え方、手順、を説明。特にマルチメディアにおいては一人で全て出来るものではない事を強調。
オーサリングツールとしてのDirectorをとりまく環境について説明。
9:30 Director の基本操作 (テキスト2.1、2.2)
起動と終了、基本画面の配置及び初期設定(プレファレンスの設定、ステージに色をつける等)、および基本画面の各要素の働きを説明
10:00 キャストメンバーの種類、読み込み、及びステージへの配置方法をサンプルデータを使って説明ここで、ステージとキャストメンバ、及びスコアの関係を説明する。
キャストメンバーとスプライトの関係について説明する。
(テキスト2.4~2.6)
10:30 休憩
10:45 キャストメンバーの作成 (テキスト2.3)
Director で作成できるマルチメディア素材を説明。
その内のイラストをペイントウィンドウで作成させる。イラストは何でもいいから、簡単なものを描かせ、この時ペインとウィンドウの各ボタンの機能を説明し、操作させる。
また、メニューバーの効果メニューの説明をする。これにより、いろいろ変形させたイラストをキャストメンバに登録させる。
12:00 休憩 昼食
13:00 テキストウィンドウを使ってテキストキャストを作成する。
テキストキャストの機能(フォント、色、ビットマップ変換等)を説明する。
午前中に作成したイラストと今作成したテキストキャストをステージ、及びスコアウィンドウに配置し、簡単なムービーとして再生させる。この時スコアウィンドウと制御パネルについて説明する。
(テキスト 2.7)
14:00 Director で取り扱うデータの種類 (テキスト3 3.1~3.4)
Director で取り扱うデータの種類を説明し、サンプルデータを実際に取り込みを行って再生してみます。
ここまでで、Director の概要説明の終わりです。これから、デジタル百人一首を作成してみます。
14:30 休憩
14:15 シナリオ作成 (テキスト 4)
ここでは、シナリオ作成の重要性を強調する。
各シーンの設計についてテキストで説明する。(テキスト5.1~5.11)
シーンの記入用テンプレートでオープニングとエンディングシーンの設計を各自で行うことを話しておく。(テキスト5.12~5.14)
16:00 第1日目 終了

第2日

9:00 先日のシーン1を使って画面切り替え効果について説明する。(テキスト6.8)
シーン2及びシーン3の完成版を提示し、シーン1を作成した技法を使ってこれらを受講生各自で作成させる。この時受講生の作業状態を見てまわり、適当なアドバイスを与える。
早くできた人はシーン4を作成させる。
10:25 休憩
10:40 シーン5では銀杏と紅葉の葉が風で舞って落ちる雰囲気を作成する手法を説明する。
(ペイントの効果メニューの使い方応用)
シーン6では鳥がはばたきながら飛んでいくシーンを作成
フィルムループについて説明する。(テキスト6.7)
また、画面の背景にある雪が舞っているような画面効果の手法を説明する。
(ペイントウィンドウでのビットマップの加工法も含めて)
12:00 休憩 昼食
13:00 シーン7では月が山から徐々に上ってくるような効果の手法を説明
ここでは、背景のビットマップをペインとウィンドウで加工する方法を説明
シーン9では女性の扇を持った手が左右に少し動く効果を出す手法を説明。
ここでは、ペインとメニューのビットマップ変形とキャストの置き換えを説明
また、桜の花びらがあちこちに散っていく効果(軌跡)を説明 (テキスト6.6)
シーン10では、スコアチャンネルの使い方、及びインビトウィンスペシャル(位置、ブレンド、サイズ)の手法で人がだんだん小さくなり消えていく効果を出す手法を説明。
(テキスト6.5)
14:30 休憩
14:45 メニュー画面の作成
テキスト7.2のようなメニュー画面(目次)を作成させる。
インターラクティブな機能を持たせるためのプログラム言語 Lingo の基礎を説明(テキスト 7.1、 7.1.1)
プログラムを記述する場所、スクリプトチャンネル、スコアスクリプト、キャストスクリプトについて特に注意して説明する。
16:00 第2日目終了

第3日

9:00 前日に引き続き Lingo のコマンドを説明
メニューから各シーンへ、各シーンが終わるとメニューへ戻るようにスクリプトを記述する。(テキスト 7.2、 7.3)
実行ファイル(.EXE)への変換、及びプロテクトファイル(.DXR)への変換似付いて説明する。
10:20 休憩
10:35 受講生各自に独自の発想で、オープニングとエンディングのシーンを作成させる。
素材は、自分で作ってもいいし、あらかじめこちらが用意している素材集から選んでそれらを加工して使っても良い。サウンドも同様に自分で選択してもらう。
必ず、記入用テンプレートで、シーンの設計をさせること。
講師は、受講生の作業状態を見てまわり、適当なアドバイスを与えたり、質問に答える。
3時から自分の作品の発表をさせることを伝えておく。
12:00 休憩 昼食
13:00 午前中に引き続いてシーンの作成をする。
14:50 休憩
15:00 受講生に自分の作品を発表してもらう。教材提示装置で発表してもらうと全員が容易に見ることが出来る。 一人づつ発表が終わったとき、感想、意見を聞き、他の受講生から質問をさせる。
講師は、必ず総評をする。
15:45 CDへ書き込みについて説明し、各自書き込みを実行して自分の作品を持ってかえらせる。
16:00 セミナー終了

 

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