教材名 PLDによるロジック設計入門
教材名2
教材ID 221
教材作成者名 塩田 達彦
教材作成日 1999-08-09
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 電気・電子系
業種名 電気・電子部品製造業
職務名 電子回路設計
職務構成名 ディジタル回路設計、PLD・FPGA回路設計
区分名 教材
職業名 電気技術者
教材情報データシート
 

 

【教材名称】PLDによるロジック設計入門

 

【記  入  者】塩田 達彦 ,所属:石川職業能力開発促進センター

  

【教材のねらい】

デジタル回路技術は、半導体製造技術の発展とともにますます向上している。特にマイクロプロセッサの高速化、高集積化、多機能化は身近なパーソナルコンピュータや家庭用ゲーム機などを見れば、一目瞭然である。そのマイクロプロセッサの普及に起因するようにPLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Progmmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)と呼ばれるカスタマイズ可能な集積ICもデジタル回路設計に多く使用されることとなった。電気・電子技術者にとっては従来の汎用ICを使った設計からまた違った新しい技術(開発ツールによる効率設計、高密度回路実装技術など)の習得が必要となっている。

この教材はPLDの中でも小規模なものを使用し、PLDとは何かとその有効性の検証から、実際にマイコン周辺のI/FコントローラIC(アドレスデコーダ)を設計するという流れになっている。また、デジタル回路設計の基本である組み合わせ回路、論理圧縮技法をPLDに適用し、設計から動作確認まで、効率よく実践して習得することができる。

 

【内     容】

1.PLD

1-1.デジタル回路設計技術の変遷

1-2.PLDとは

1-3.代表的なPLD

1-4.PLD採用の利点

 

2.PLD開発の流れ

 

3.論理回路設計技法

3-1.組み合わせ回路

3-1.1 組み合わせ回路設計技法(論理圧縮法)

3-1.2 ブール代数の諸定理

3-1.3 カルノー図

3-1.4 クワイン・マクラスキー法

3-2.順序回路

3-2.1 順序回路の表現方法

3-2.2 ミーリィ・マシンとムーア・マシン

 

4.PLD開発ツール操作法

4-1.回路図エディタ操作法(デバイス、ピン配置設定等)

4-2.コンパイラ(JEDECファイルの作成)

4-3.PLDライタでの回路埋め込み

 

5.実践演習

5-1.加算器など各種基本回路設計、動作確認

5-2.マイコンによる温度計測装置のI/Fコントローラ設計、動作確認

【作  者  名】塩田 達彦 ,所属:石川職業能力開発促進センター

 

【教材作成年月日】平成11年8月9日

 

【セミナー時間数】18 時間

 

   

【体系図での位置】

業 種 名:電気・電子部品製造業、コンピュータ制御機器、製造業、通信・計測機器製造業等

職   務:電子回路設計

職務構成名:ディジタル回路設計、PLD・FPGA回路設計

 

【レ ベ ル 表 示】専門Ⅱ、先端

 

【セミナー対象者】回路設計開発(マイコン制御、通信、計測、製造技術等)に携わる者

 

【教 材 形 態】

1.開 発 形 態:指導員が開発

2.セミナーの実施形態:技能・技術習得型+創造開発型

3.教 材 の 種 類:

3-1.主教材書:自作テキスト、自作教材(実習機器) 

3-2.副教材:自作教材(実習課題)

4.補助教材:プロジェクタ(CAD、ツール操作説明用)

5.教材開発ツール:Word97、OrcadSDT386+

 

【参 考 文 献】

1.永田博義 初めて学ぶ「ディジタル回路とブール代数」オーム社

2.三上廉司 「ASIC時代の論理設計」 電波新聞社

3.小林芳直 定本「ASICの論理回路設計」CQ出版社

4.小林芳直「ディジタル回路テイクオフ指南」CQ出版社

5. 電子情報通信学会編「ディジタル回路」 コロナ社

6.トランジスタ技術 1997.12月号 特集「VHDLによるロジック設計入門」CQ出版社

7.トランジスタ技術 1998.7月号 特集「低消費電力&と高効率回路の研究」CQ出版社

8.OrCAD386+リファレンスマニュアル、ユーザーズマニュアル、PLDデザインツールユーザーズマニュアル オアキャド・ジャパン(株)

 

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