教材名 | PLDによるロジック設計入門 |
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教材名2 |
教材ID | 221 |
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教材作成者名 | 塩田 達彦 |
教材作成日 | 1999-08-09 |
改訂情報 | |
ジャンル名 | 高度教材 |
分野名 | 電気・電子系 |
業種名 | 電気・電子部品製造業 |
職務名 | 電子回路設計 |
職務構成名 | ディジタル回路設計、PLD・FPGA回路設計 |
区分名 | 教材 |
職業名 | 電気技術者 |
使用教材・資材一覧
項目③に示した「実際に訓練に使用した設備機器一覧」に基づく。
セミナー開始前の準備項目
生分準備する。(タイムチャートを記入させる場合には方眼紙も必要に応
じて用意しておくと良い)
指導案
1.PLDの基礎知識(時間2H)
【訓練目標と進め方】
PLDの種類と有効性、開発の簡単な流れを理解し、また、最新動
向についての知識を習得してもらう。技術解説用テキスト(自作)
で説明する。
【内容】
1.デジタル回路設計技術の変遷
2.PLDとは
3.代表的なPLD
4.PLD採用の利点
5.PLD開発の流れ
【指導のポイント】
要所は受講生による記入方式を取り入れ理解を深めさせるとよい。
2.論理回路設計技法(時間6H)
【訓練目標と進め方】
論理圧縮についての必要性と3種類の最適化設計法を技術解説用テ
キスト(自作)で習得してもらう。さらに各方法について演習問題
(自作)を行い、理解を深めてもらう。
【内容】
1.組み合わせ回路設計技法(3種類)
・ブール代数
・カルノー図
・クワイン・マクラスキー法
2.上記各3種について演習(自作演習問題)
3.順序回路
・状態遷移図、ミーリィ・ムーアマシン
【指導のポイント】
組み合わせ回路設計技法のうち最後のクワイン・マクラスキー法で
の多変数での処理の容易さとCADによる論理圧縮の有効性までを
最終的に理解してもらうまでをうまくつなげる。
3.PLD開発ツール操作法(時間2H)
【訓練目標と進め方】
開発ツールOrCAD386+によるPLD開発を実践し、回
路図作成から、PLD書き込みまでの操作法を習得してもらう。
(操作説明用補助テキストを使用)
実際にブレットボードを使用し、入力部をスイッチ、出力部
をLEDとし、動作確認まで行ってもらう。
【内容】
1.回路図エディタ(デバイス、ピンアサイン設定等)
2.コンパイラ(JEDECファイルの作成)
3.PLDライタでの回路埋め込み
4.ブレットボードでの動作確認
【指導のポイント】
簡単な回路を使用し、開発を実際に行ってもらうが、ここで、指導
員側でもその流れをスムーズに実習して見せられないと、受講生に
は大変難しいものに見えてしまう。実践演習に入る前の重要なとこ
ろである。
4.実践演習(時間8H)
【訓練目標と進め方】
加減算器の設計やマイコンアドレスデコーダ設計を通して更なる実
践的な技術の習得をしてもらう。実践演習課題(自作)で行う。ア
ドレスデコーダ設計はアドレスマップ、ピンアサインなどの仕様を
提示し、設計してもらう。最終的にアドレスデコーダ動作確認用実
習システムに組み込み、正しく動作するか、確認する。
【内容】
1.基本回路設計、動作確認
2.マイコンによる温度測定装置のアドレスデコーダICの設
計、動作確認
【指導のポイント】
まず、加減算器の設計で十分設計法を身につけてもらったのち、ア
ドレスデコーダの設計に入ってもらう。アドレスデコーダの動作確
認はデコーダし間違えていれば、装置の各ユニット表示部、センサ
部など各部にすぐ現れる。表示はしっかり出てるのに、リングカウ
ンタ表示が出ない。(→リングカウンタのデコーダの間違い)など
比較的わかり易い。各受講生に細かな指示はせず、比較的自由に実
習してもらう。
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