教材名 数値計算ソフト活用[MATLAB活用]
教材名2
教材ID 230
教材作成者名 青山貴伸
教材作成日 1999-09-03
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 電気・電子系
業種名 電気・電子部品製造業
職務名 設計・開発
職務構成名 制御システム
区分名 教材
職業名 電気技術者
指導案

 

「数値計算ソフト活用[MATLAB活用]」は9月2日現在1回実施しているが,この時はまだ,使用ソフトウェアのバージョンが4.2Cであった.実際に教材を用いたセミナー展開まだである(9月2日現在).従って本章の指導案は旧バージョンでの指導案を掲載する.

 

指導展開法(概要)

教科の細目 時間(H) 指導のワンポイント 備考
シミュレーション言語について 6 ここで,MATLABの簡単な紹介を行う.実際の受講者の中にはMATLABについて初めての人もいた.したがって,セミナー開始直後に聞き取り調査を行うべきである.

受講者のレベルによっては,‘基本演算’は省略すること.(すべての例題を行うと,時間が足らなく場合がある)

グラフィックス関数についても同じ.
説明と実習
解析ソフトによるプログラミング技法 3 定数名と変数名の使い方をよく説明すること.(定数名も変数として使用できるから)  
制御モデルへの適用 3 半数の受講者はSimuLinkの使い方を勉強するために受講している場合があるので,なるべく多くの例題を行った方がよい.  

 

 

 

指導展開法(詳細)

第1日目

経過時間

内容

9:30

出欠の確認

セミナー日程予定

自己啓発シートの説明とアンケート提出のお願い

受講者レベルの聞き取り調査

 受講目的(差し支えない範囲で!!)

 仕事内容(差し支えない範囲で!!)

配付資料または教材の確認

10:00

開発環境の説明(作業用ディレクトリの確認)

起動方法

コマンドウィンドウについて(フォントの設定)

バージョン4.2Cのデフォルトフォントでは日本語フォントになっているので,プロンプトは’サ’になっている.フォントを’Times New Roman’に変更する.ただし,この時は日本語表示できないので注意!

基本演算の説明と実習

行列の表現方法がいろいろあるので,その中で代表的な例を2ないし3つを実習する.(今回はすべての例題を行った.)

基本的な演算の内,逆行列を含んだ計算はよく注意する事.(実行時間が違うため)

虚数単位を用いるときは必ずClearコマンドを実行すること.(変数にi,jを使用している場合,虚数単位が変数としてのi,jになってしまうため)

ベクトル要素の値が連続するようなベクトルまたは行列は,要素値の生成式について説明

 

10:55

休憩(休憩時間の確認.この時は,約15分ほど)

11:10

比較演算子と論理演算子

この演算子は行列の要素単位で演算を行うので,演算結果を受講者に確認してもらうこと.

計算結果のフォーマット指定

それぞれのキーワードについての実習を行い,表示結果の確認を行うこと.

また,formatコマンド単独での使い方も併せて実習すること.

関数の説明

help mainで関数のカテゴリの説明

 

12:00

休憩(午後のセミナー開始時間の確認)

13:00

関数(スカラー関数)の説明と実習

テキスト内で,三角関数を用いているが,まだ,組込定数の説明をしていないので,円周率piはPAIという変数を作らして,三角関数を実行している.

グラフィックス関数

グラフィックス関数figureとグラフィックスウィンドウの関係を説明し,実行してもらう

また,close関数についても説明と実習を行う.

hold関数についてもヘルプで説明

 

 

休憩(休憩時間の確認.この時は,約15分ほど)

 

2次元描画用関数

plot関数

色々なスタイルについて実行

タイトル,ラベルの説明と実行

polr関数

色々なスタイルについて実行

タイトル,ラベルの説明と実行

3次元描画用関数

plot3関数

色々なスタイルについて実行

各軸の説明(テキストの方には記載していない)

タイトル,ラベルの説明と実行

 

16:30

自己啓発シートの回収

第1日目のセミナー終了(次回セミナー開始時間の確認)

 

 

 

第2日目

経過時間

内容

9:30

出席の確認

前日の概要の説明

前日に行った内容についての質問を受け付ける.

10:00

特殊変数および定数の説明

実際に使用しているコンピュータでの特殊変数の値を確認

10:30

制御構造の説明

受講者がプログラミング経験者が多ければ,ここの所は説明のみでもよい

(今回は例題すべてを実行)

 

11:00

休憩(次回の開始時間の確認.今回は約15分程度)

11:15

pathコマンドの説明と確認

スクリプトファイルの説明と作成

今まで実行してきた例題の中からスクリプトファイルを作成

 

12:00

休憩(午後のセミナー開始時間の確認)

13:00

関数M-ファイルの作成と実行

次章以降,関数M-ファイルを作成しなければならないので,よく説明すること.

また,実際のM-ファイルをメモ帳で開いてみる.

 

13:45

微分・積分の解法

微分

差分について説明

正弦波関数の微分

2問の問題の内,humps関数の微分を実行してもらう.

積分

数値積分についての説明(今回はシンプソンの公式について説明)

問題の実行

特にMATLABが特異点積分をどの様に処理しているのかを確認してもらう

 

14:45

休憩

15:00

微分方程式の説明と実行

SimuLinkの説明と実行

SimuLinkの起動方法

作業ウィンドウへのブロックの貼り付け

シミュレーションパラメータの設定

シミュレーション実行

14:15

2日間でのセミナー内容についての質問を受け付ける

自己啓発支援の説明と体系図の説明

特にこのセミナーと体系的につながるセミナーについてよく説明すること(制御理論関係のセミナー受講者数が少ないので,ここで,コマーシャルすること)

 

 

 

※上記以外の資料(「教材」と「実技関連説明書」など)は、 こちら(ユーザ名=ユーザIDとパスワードが必要です)。
ユーザ名とは会員登録時に発行されたユーザIDを指します。
ユーザ名とパスワードをお持ちでない方は教材作成支援情報メニュー一覧から会員登録を行って下さい。