教材情報データシート
データ通信とその実際
【記 入 者】黒住 明 ,所属:岡山職業能力開発短期大学校
【教材のねらい】
今日、情報通信産業は我が国のリーディング産業に成長している。 企業においては、情報技術と各種情報メディアを経営の戦略的なツールとして活用し、社会活動、家庭生活、消費活動においても情報通信は欠かせないものになっている。特に、ここ数年我が国においては、インターネットの普及が急速に進み、インターネットを活用したビジネスも大きく拡大し、日常生活においても電子メールやホームページを通じて交友範囲を広げたり,情報のやり取りをする人が増えてきた。一方では、プライバシーの保護、不正アクセス、違法.有害情報の流通などインターネットをめぐる様々な問題も浮き彫りになってきている。
当教材は、情報通信システムにかかわりを持つ人、これから情報通信システムの活用を考えている人を対象に、データ通信の概念、通信方式、通信手順、通信回線の種類と選択基準について学び、実習によりデータ通信の基礎技術を習得することを目的としている。また、ISDN技術、コンピュータネットワーク技術、LAN技術、企業の情報通信システム等について最新動向を学習し、技術的特徴、活用のポイントや注意点について習得することを目的としている。
【内 容】
1.情報通信システムの発展
2.移動体通信システム
3.データ通信の基礎技術
4.データ通信回線の種類と選択基準
5.ネットワーク技術
6.データ通信実験・実習
【作 者 名】1.黒住 明,所属:岡山職業能力開発短期大学校
【教材作成年月日】平成11年8月31日
【セミナー時間数】24時間
【体系図での位置】
業 種 名:
職 務:ネットワークエンジニアリング
職務構成名:通信ネットワーク構築技術
【レ ベ ル 表 示】専門Ⅱ
【セミナー対象者】OA,FAに従事している方で、データ通信システムについて知りたい方
【教 材 形 態】
1.開 発 形 態:指導員が開発
2.セミナーの実施形態:技能・技術習得型
3.教 材 の 種 類:自作教材
①自作教材(テキスト1:データ通信とその実際)
②自作教材(テキスト2:ネットワーク技術)
③自作教材(テキスト3:データ通信実験指導手引書)
④自作副教材(テキスト3補助教材)
イ.実験機器取扱い説明書
ロ.ISDN通信技術 課題解析シート
ハ.パケット通信技術 課題1解析シート
4.補助教材:
①テキスト1補助教材
イ.ビデオ(データ通信入門:DEC社)
②テキスト3補助教材(通信ネットワーク教育システム説明書)
イ.ISDN基本インタフェース レイヤ2・3解析用資料
ロ.パケット通信技術 HDLCフレーム構成 解析用資料
ハ.パケット通信技術 パケットフォーマット 解析用資料
【参 考 文 献】
1.電気通信協会.:「データ伝送の基礎知識」オーム社
2.八島 朝一:「新版 情報通信システム入門」オーム社
3.太平洋工業㈱:「PC-9801 実践パソコン通信」
4.弘重 雄三:「最新パソコン通信入門」ソフトバンク㈱
5.秋山 稔:「ISDN絵とき読本」オーム社
6.富永 英義:「ISDN導入利用ガイドQ&A」オーム社
7.小林 佳和:「パソコンLANとインターネット技術」NECクリエイティブ
8.NTT東京研修センター:「デジタル端末の技術」㈱リックテレコム
9.川 守:「情報通信工学実験」ポリテクカレッジ群馬
10.大橋 康作:「パソコン通信入門」ポリテクセンター加古川
【引 用 文 献】
1.安藤電気㈱:「通信ネットワーク教育システム説明書」
2.横河電気㈱:「デジタルオッシロスコープ取扱説明書」
3.安藤電気㈱:「データコミュニケーションアナライザー取扱説明書」
4.富士通㈱:「パーソナルモデム-2400FⅡ FMMD-311G 取扱説明書」
5.郵政省:「通信白書(平成5年~11年版)」
6.郵政省:「移動通信システムガイド’95」㈱クリエート・クルーズ
7.NTT:「パケット通信マニュアル」
注1)「データ通信実験指導手引書」、「実験機器取扱い説明書」、
「ISDN通信技術 課題解析シート」、「パケット通信技術 課題1解析シート」の作成においては、引用文献1.~4.の一部を引用。
なお、引用文献1.~4.は、リース機器「通信ネットワーク教育システム」に含まれる説明書、取扱説明書の一部である。
注2)「データ通信とその実際」の各種統計データについては、引用文献5.~7.より引用。