セミナー実施状況・結果報告書
【セミナー名】
データ通信とその実際
【講師所見】
当セミナーは、平成6年度に「データ通信の基礎」というコース名でスタートした。当初の内容は、データ通信の基礎技術を中心としたものであった。平成8年度からは、データ通信システムの構築の仕方や現状の適用例等についての内容を付加し、コース名も「データ通信とその実際」と変更した。その後、情報通信社会の進展や、受講者の意見・要望等を参考に改善、改良を加え現在に至っている。
平成6~9年度の4年間で、延べ6コース57名の受講実績をあげている。
【指導案改善点】
最初は、データ通信の基礎技術、通信回線の種類と選択基準にウエイトを置いた内容とした。平成7年度には、リース機器「通信ネットワーク教育システム」の導入に伴い実験実習の内容を充実させた。その後、パソコン通信やインターネットの利用が急増し、家庭(個人)や企業の情報通信システムの利用形態が大きく様変わりしてきたため、受講者の意見や要望等を参考にしながら、ISDN通信技術、LAN技術、コンピュータネットワーク技術等の内容を追加し、現在の内容となっている。
【募集状況および受講修了状況】
年 度 月 日 訓練時間 応募者数 受講者数 セミナー名
平成6年度 7/27~29 18H 4名 4名 データ通信の基礎
平成7年度 7/25,26 12H 11名 11名 データ通信の基礎
平成7年度 3/2,16 12H 15名 15名 データ通信の基礎
平成8年度 12/16,17,21,22 24H 3名 2名 データ通信とその実際
平成9年度 10/11~13 18H 12名 12名 データ通信とその実際
平成9年度 10/18~20 18H 13名 13名 データ通信とその実際
計 58名 57名
※平成9年度の2コースは、要望により3日間(18H)に内容を圧縮し実施している。
【評価結果】
当コースは受講者の好評を得て、毎年改良を加えながら継続し実施をすることができた。また、受講者の意見や要望を踏まえ、RS-232C通信技術、LAN技術、インターネット技術、リモート計測技術等について別途新規コースを企画し実施をすることができた。
次の展開としては、FA分野で適用を考えている企業が多く、今後の新規セミナー開発に反映していくことが必要であると考えている。