セミナー実施状況・結果報告書
実施状況(結果)
実施日 :平成11年6月4日~6月25日(24H) 5名参加
対象団体:出雲関連技術会
表 題:「リーダーのための実践的品質管理」
【受講生アンケート】
(1)受講の動機
・前年度上司がセミナーを受講し、参加を勧められたので。
・パソコンでExcel等は使えるが、品質管理の実務の基本が正確に解らないのでほんセミナーに参加した。(20代の若手男性)
・QC手法等の品質管理の実務は経験をしているので分かるが、パソコンを上手に使いこし、業務に役立たせたい。(30代の中堅男性)
・日常業務で社内の品質管理ソフトを利用しデータを入力しているが、統計式の意味が理解できないので、業務改善に生かせない。(20代女性)
・QCサークルが停滞気味で活性化させたい。
・データを採るが、その生かし方がうまくいかないので、そこが知りたい。
・過去に品質管理の勉強会に参加したが、統計・確率は分かり辛く、分かり易く教えてくれるセミナーに参加したかった。
・学生時代に統計確率の授業は受けたが、分かりにくかった。
・QC手法はOJTで先輩に教わるが断片的でわかりにくい。
・現在QCグループリーダーだが、若手に指導する際に体系的に品質管理活動について指導したいので、今回本セミナーで基本から学びたい。
・上司から業務改善と一層の原価低減を命ぜられている。
【講師所見】
・参加者のセミナーへの要望が幅広いので、最大公約数の方が理解できるように気配りした。時間の都合上、細部の不明点を理解してもらえるように、参考図書を紹介した。
・質問については詳細を調べ、翌日には簡潔に回答したので、たくさんの意見質問がでるようになった。
・不況の折り、企業に役立つような情報の収集が必要であり、企業・団体訪問や書籍、雑誌、TV、新聞等の活用の必要性がある。
・セミナー参加者の概ねの満足を得られた。
【指導案改善点】
・統計的方法に関するJIS改訂(99.5月)の調査
・QCサークル活動事例、改善活動事例のより一層の収集
・現場で使える統計解析手法等を盛り込む必要がある。
・統計・確率、QC手法のより分かり易い説明、例示をたくさん取り入れる。
【募集状況及び受講・修了状況】
【評価結果】
・今回参加企業から次年度の本セミナー参加希望があり、一応の成果があがった。
・また、他企業・団体からもセミナー開催の依頼があり、一層のセミナー内容の充実を図る必要がある。
・事前の企業訪問、工場見学や管理者との意見交換して、事前の準備が大切である。また、今後の企業訪問等によるフォローも必要である。
【特記事項】
・複数の企業の参加者の場合は、企業秘密に関係するデーター、情報もあるので意見を聞く場合、現状を聞く場合は注意を要する。
・でき得るならば同一企業で数名参加者を募ってもらい、本セミナーを開催し参加者の本当の悩みや現状を話しながらセミナーを展開した方が大きな成果が得られる。
・今年度のセミナーは過去の経験を踏まえ、同一企業で実施し参加者の真の意見を聞け、総合的に大きな援助できた。