教材名 | PLCによる2軸位置決め制御 |
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教材名2 |
教材ID | 73 |
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教材作成者名 | 西方 宏志; 満留 文弘; 姫野 哲治; 西村 和親 |
教材作成日 | 1997-09-01 |
改訂情報 | |
ジャンル名 | 高度教材 |
分野名 | 電気・電子系 |
業種名 | 電気・電子部品製造業 |
職務名 | 自動化技術 |
職務構成名 | PC応用制御 |
区分名 | 教材 |
職業名 | 機械技術者 |
講師所見 今回のセミナー受講者は三菱電機(半導体製造)の関連企業で組織された蘇菱会(人材高度化事業認定団体)の方々であった。これらの企業では半導体製造用の自動機を多く使っており、その機器のメインテナンスを担当されている。現場でのメインテナンスは多くが故障部品の取り替えで、制御回路や制御プログラムを直接扱うことは無いようである。それらの部分は外注で対応している。 これからすると今回のセミナーの内容は蘇菱会各社の現場で要求される技術・技能とは必ずしも一致しない。しかし、今後各社のメインテナンス担当者が技術的により深い部分まで手を伸ばし機器の保守を行おうとする時には大いに役立つものとなる。 来年度は同セミナーの受講対象者を他の企業へ(自動機器製造関連企業)も広げ実施してみたい。 セミナー改善点 セミナーのポイントは当初の通りで良いと思うが、時間数から見ると少し内容量が多かった。実際は指導案の内容を一部省略し授業を行った。指導案通りの内容で実施するには1日増やす必要がある。また、実技演習課題を追加し内容を充実させる必要もあると思われる。 受講生アンケート 受講生に対してはアンケートを取っていないが、授業の中で直接伺った内容を以下にまとめる。 ・ACサーボモータは工場内の自動機に使用されており、故障の際などはモータの交換を行っている。 ・ACサーボモータの制御システムの配線作業を行うのは初めてである。現場ではそこまでは扱わない。 ・ACサーボモータの制御プログラムを自分達で扱うことはない。シーケンサを使ってのプログラミングは興味深かった。 ・ドライバと制御ユニット間の信号の受け渡しが理解できた。 ・原点復帰機能の基本的な考え方が理解できた。 ・2軸の直線補間、円弧補間を実際に行い、その動きの正確さに感心した。 募集状況及び受講・修了状況 当セミナーは定員10名で、三菱電機関連企業(蘇菱会)に限り募集を行った。受講対象者としてシーケンス制御及び小型モータ制御に関する基礎知識を持った方々に制限したため大勢の受講者は当初より望めなかった。実際には7名の応募で6名受講、6名修了となった。 評価結果 受講対象者が限られていたため、受講者のレベルも平均化されており実習の進行もほぼ同じ速さで進み、1つ1つの課題を確実に消化できた。また、このセミナーの後に続く「シーケンス制御の通信技術」への導入、きっかけがつかめたと思われる。 特記事項 ・機器等の整備 今回のセミナーは定員10名で計画したが、機材の数からすると6名が適当であった。来年度はセミナー実施前までに不足分の機材の整備を終えておかなければならない。 ・実習室の整備 現在、当セミナーを実施する実習室が狭く受講者の実習作業にも支障が生じている。セミナー用実習室が足りない状況は以前から続いているができるだけ早い時期に解決しなければならない。しかし、現施設では絶対数が不足している。 |
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