■特徴と効果
企業活動におけるプロジェクト・チームとほぼ同様のことを研修の場面で模擬的に体験させるのが、この技法の特徴です。
したがって、プロジェクト・チームの遂行に必要とされるものと同様の多面的な能力が必要とされ、企業活動に要求される能力の効果的な向上を期待することができます。
向上が期待される能力のうち、知的な側面としては、情報収集能力、理解力、分析力、構想力、表現力、創造性(創意工夫の能力)など、いわば知的な情報処理や問題解決の能力の向上が期待できます。
態度や行動の側面としては、チームワークに必要とされる能力、すなわち、協調性、積極性、対人関係能力、傾聴能力、自己主張や自己表現の能力などの改善・向上を期待することができます。
また、集団活動の過程で、メンバー同士の相互交流や相互作用によって、互いに好ましい刺激を交換し合い、集団活動の楽しさを味わいながら、内的な動機づけを高めることも期待できます。
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