教材名 建築2次元CAD(JW_CAD)作図技法 における指導要領
教材名2
教材ID 201
教材作成者名 新島 泰宏
教材作成日 1998-11-30
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 居住系
業種名 総合建設業
職務名 企画・開発、意匠設計
職務構成名 コンピュータ支援計画基礎、CADの基礎、CADの活用
区分名 教材
職業名 建築技術者
指導案

使用器材・資材一覧

1パソコン(指導員用+受講者用)

2レーザープリンタ(A3サイズの図面が出力できること。)、プロッタ(A1サイズの図面が出力できること。モノクロ出力で可)および課題作品印刷用紙(A3、A1)

3指導員が行う操作状況をリアルタイムで受講者に提示できるような投影システム

4解説、補足事項、図などを板書し、図版の掲示ができる黒板またはホワイトボード

セミナーの概要

滋賀職業能力開発短期大学校ではテキスト(「建築技術者のためのJW_CAD A to X」)を主教材とするJW_CADのセミナーを2講座、それぞれ24時間(1日6時間の4日間)ずつ合計48時間(8日間)実施している。

各講座とも24時間ずつの設定になっているが、オリエンテーションや附随する事業業務、自学実習時間、質疑応答時間などが含まれているので別添のカリキュラムモデルとは時間配分が多少異なる。

各講座の概要

第1講座(「建築2次元CAD(JW_CAD)作図技法 その1」)

受講対象者

主として総合建築業、建築設計サービス業で、意匠設計に携わる者。

もう少し具体的には、建築設計製図技法の知識を有し、建築CADの操作自体が初めてである人、またはJW_CADが職場に導入されていても作図技法が未熟であるために業務になかなか反映できない人を対象としている。パソコン初心者であってもOS(Windows95)、キーボード、マウスの基本操作が行えることが望ましい。

準備するもの

1テキスト(「建築技術者のためのJW_CAD A to X」)

2FD2枚

FDはフォーマット済みのものを用意したほうが訓練時間の節約につながる。

FD‐1=実習課題データの保存用。

FD‐2=データのバックアップ実習用 兼 予備。JW_CADプログラム配布用に流用してもよい。

3次に挙げる配布プリントとそれを綴じるファイル

  1. 配布プリント用表紙*
  2. セミナー受講上の注意点(各施設の現状に合わせて作成のこと。)
  3. 日程表(次項を参照のこと)
  4. セミナーの流れ*
  5. DOS/V機用106キーボード配列図(DOS/V機ではない場合は必要ない。)
  6. JW_CADの起動バッチファイルと起動オプションの解説*
  7. 日付スタンプ、ファイル名スタンプに関する解説*
  8. 質問用紙(受講後生じた質問事項の記入用=ファックスでの質問のみ対応)

(上記 *印の付いた資料は、別途添付のものを参考に活用していただきたい。)

日 程

第1日目

  1. CADの概要とJW_CADの基本操作(2h)

(起動と終了、データの保存・呼出、文字入力、基本作図技法)

  1. 用紙枠の作図実習 (3h)

第2日目

  1. 図形ライブラリデータの作成(3h)
  2. 図形ライブラリデータ登録実習(2h)
  3. 図面の合成~出力(1h)

第3日目

共同住宅1住戸分平面図の作図実習(その1)(6h)

第4日目

  1. 共同住宅1住戸分平面図の作図実習(その2)(4h)
  2. 図面と用紙枠との合成実習~出力(1h)
  3. 質疑応答(1h)

第2講座(「建築2次元CAD(JW_CAD)作図技法 その2」)

受講対象者

主として総合建築業、建築設計サービス業で、意匠設計に携わる者。第2講座では第1講座の修了者、または第1講座の受講対象者と同等の知識、技能、経験を有するJW_CADの操作経験者を受講対象者としている。

準備するもの(基本的には第1講座とほぼ同じである。)

1テキスト(「建築技術者のためのJW_CAD A to X」)

2FD2枚

FD‐1=用紙枠、図形ライブラリ、住戸平面図2種類(寸法・室名などが入っているものと入っていないもの)の4種類のデータを予めFDに入れて用意しておくとともにこの講座の実習課題データの保存用として使用する。

FD‐2=予備。JW_CADプログラム配布用に流用してもよい。

3次に挙げる配布プリントとそれを綴じるファイル

  1. 配布プリント用表紙
  2. セミナー受講上の注意点(各施設の現状に合わせて作成のこと。)
  3. 日程表(次項を参照のこと)
  4. セミナーの流れ

次の(5)~(7)の配布プリントは、第1講座からの連続受講者には必要ではないが配布プリントに含めても差し支えない。

  1. DOS/V機用106キーボード配列図(DOS/V機ではない場合には必要ない。)
  2. JW_CAD起動バッチファイルと起動オプションの解説
  3. 日付スタンプ、ファイル名スタンプに関する解説
  4. 質問用紙(受講後生じた質問事項の記入用=ファックスでの質問のみ対応)

次の資料は第2講座独自の資料である。

  1. 日影図作成にあたっての関連資料

以下に挙げる資料は日影図作成実習時に掲示、もしくは指導員の説明補助とする資料で、受講者には配布しない。

4各施設が所在する市町村の都市計画図

5国土地理院が発行する各施設が所在する市町村の1/10,000地形図

6各施設が所在する近隣の1/2,500程度の白地図

7建築基準法および施行令、各施設が所在する都道府県あるいは市町村の建築関係条例

日 程

第1日目

  1. ドラッグ操作とAUTOモードによるコマンド操作演習(2h)
  2. 共同住宅基準階平面図の作図実習(3h)

第2日目

  1. 座標入力による敷地図作図演習(2h)
  2. 外部プログラムによる三斜求積(1h)
  3. 敷地図、基準階平面図との合成による配置図、求積図の作図実習(3h)

第3日目

  1. 2.5D図作図のための基本操作実習(2h)
  2. 2.5D作図機能による共同住宅の立面図、透視図作図実習(3.5h)
  3. 既存データを用いた新規図面の作図(0.5h)

第4日目

  1. 図面(基準階平面図兼配置図、立面図、透視図など)の合成(=他図面複写)実習(1h)
  2. 各図面の仕上げ~まとめ(1h)
  3. 日影規制の概要(1.5h)
  4. 日影図作成の基本操作(0.5h)
  5. JW_CADによる日影図作成実習と日影図の解析(1h)
  6. 質疑応答(1h)

指導展開法

詳細については別途ファイルを参照のこと。

※上記以外の資料(「教材」と「実技関連説明書」など)は、 こちら(ユーザ名=ユーザIDとパスワードが必要です)。
ユーザ名とは会員登録時に発行されたユーザIDを指します。
ユーザ名とパスワードをお持ちでない方は教材作成支援情報メニュー一覧から会員登録を行って下さい。