教材名 空気圧回路設計(応用編)
教材名2
教材ID 211
教材作成者名 坂 幸憲; 石川 幸広
教材作成日 1999-07-07
改訂情報
ジャンル名 高度教材
分野名 機械系
業種名 機械設計業
職務名 自動化設計
職務構成名 油・空圧技術の展開
区分名 教材
職業名 機械技術者
指導案

 

イ 使用教材、資材一覧

区分

教 材 ・ 資 材 名

教材

 

1.技術解説用テキスト

2.実技関連説明書

補助教材

1.技術解説用テキストのOHP

資材

1.空気圧位置決め衝撃装置

2.空気圧システム設計プログラム

 

ロ 訓練事前準備項目

  1. 設備・機器

・コンプレッサの動作確認

・空気圧位置決め衝撃装置の動作確認

・パソコン本体及び周辺機器の動作確認

( OS,空気圧システム設計プログラムなどのインストール作業含 )

 2)教材(配布用資料)

・技術解説用テキストのコピーを作成

・実技関連説明書のコピーを作成

 3)教材提示装置等

・オーバーヘッドプロジェクタの動作確認

・液晶プロジェクタの動作確認

 4)その他

   ・受講者名簿

・施設利用に関わる注意事項及び館内案内図

 

ハ 訓練項目と訓練経過時間

日目

訓練項目及び時間

1日目

 

 

 

 

 

(1)特徴あるアクチュエータの種類と目的

(2)各種パラメータ

・負荷率

・管路の有効断面積

・有効断面積の合成

・配管補正係数

・シリンダの応答

・所要空気量

・空気消費量

・クッション限界の判定

(3)安全と省エネルギ

(4)サイジングプログラムによるシステム設計

1.5H

1.5H

 

 

 

 

 

 

 

 

1.5H

1.5H

2日目

(1)シリンダの動作時間

(2)シリンダの中間停止精度

(3)ショックアブソーバの効果

  2H

  2H

  2H

 

 

ニ 指導展開法

[1日目]

教 科 の 細 目

時間

指導のポイント

備  考

はじめに

 

  1. 出欠の確認
  2. 挨拶(自己紹介)
  3. 教材の確認
  4. セミナー及び施設利用についての注意
  5. ガイダンス(目標,内容,日程の説明)
  6. 受講生の業務経験の把握

 業務上、困っている事なども聞き出す。

1.特徴あるアクチュエータの種類と目的

 

 

 

1.5H

  • 効率かつ安定的な空気圧システムを構築するために、最近多く利用されている最新アクチュエータを紹介し、回路構成上の注意点などを説明する。
  • 1)省スペースシリンダ

    2)ロッドレスシリンダ

    3)セルシリンダ

    4)安全機能シリンダ

    5)ガイド付シリンダ

    6)微速シリンダ

    7)高速シリンダ  

          など

    2.各種パラメータ

    1.5H

  • 効率かつ安定的な空気圧システムを構築するために必要となる各種パラメータを説明する。その際は、新計量法(99.10.1より実施)の話を交えて説明する。
  • 1)負荷率

    2)管路の有効断面積

    3)有効断面積の合成

    4)配管補正係数

    5)シリンダの応答

    6)所要空気量

    7)空気消費量

    8)クッション限界の判定

    3.安全と省エネルギ

     

    1.5H

    1. 安全対策の必要性を説明する。
    2. 安全対策のアプローチ手法を説明する。
    3. 省エネルギ化の必要性を説明する。
    4. 省エネルギ化のアプローチ手法を説明する。

     PL法の趣旨を通して、安全対策の必要性・アプローチ手法を説明する。

     省エネ効果の事例を通して、省エネの必要性・アプローチ手法を説明する。

     

    4.サイジングプログラムによるシステム設計

    1.5H

    1. シリンダ動作システム選定のポイントと手順を説明する。
    2. 最適なサイジングによるエネルギの効率化な運用手法を説明する。

     仕事の内容と動作条件の整理の必要性を交えて説明する。

     サイジングソフトを利用して、システム全体を必要充分な能力に改善していく手法を説明する。

     

    [ 2日目]

    教 科 の 細 目

    時間

    指導のポイント

    備  考

    1.シリンダの動作時間

    2H

  • 空気圧シリンダを制御する方向切換弁・速度制御弁・配管・サイレンサ等の機器のサイズとシリンダの動作時間の関係を説明する。
  •  空気圧位置決め衝撃装置で、シリンダを移動させるのに使用する制御機器を大小組み合わせて動作時間・移動速度を測定する。

     その測定値を計算値及びサイジングソフトでのシミュレーション値と比較検討・解析をさせる。

     

    2.シリンダの中間停止精度

    2H

    1. シリンダの中間停止方法の説明をする。
    2. 3位置電磁弁(オールポートブロック・PAB接続)の特徴と使い分けを説明する。
    3. 飛び出し現象や残圧抜きなど、保守メンテ実施時の注意事項を説明する。

     空気圧位置決め衝撃装置で、シリンダの速度や負荷荷重を変えながら、エアによる中間停止の精度を測定する。

     その測定値のバラツキ等の要因を解析させ、対策を検討させる。

     

    3.シリンダの衝撃対策

     

    2H

    1. シリンダの速度と荷重と運動エネルギーの関係について説明する。
    2. シリンダストロークエンド端の衝撃対策としてのエアクッション及びアブソーバーの効果を説明する。

     空気圧位置決め衝撃装置で、シリンダの速度や負荷荷重を変えて運動エネルギを変化させ、各種アブソーバの効果を確認する。ただし、使用条件に合ったアブソーバの選定をした上で、実習を行なうこと。

     

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